あらすじ
黄金童子に導かれ、葵は文門の地へ辿り着く。そこにはいつもと変わらないように見える大旦那の姿があった。八葉夜行会までの束の間の時を、穏やかに過ごす二人。大旦那はそこで、ひとつの提案を葵にするのだった。
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Posted by ブクログ
大旦那様に再開した葵。
大旦那様に葵の作ったお弁当と引き換えに真実をひとつずつ教えるという取引を受けることに。
葵も自分の心の変化に気づき、大旦那様に伝えたいと思うようになる。
最後の真実を聞いた後、とうとう大旦那様は妖都に連れられて行くことに。
大旦那様の出番、多いです。
大旦那様の出番が少なくなっていた前巻とはうってかわり序盤からもりもり出てきます!
緊迫した状況のはずなのにほのぼのと日々が過ぎ行く今巻。さり気ないエピソードかと思いきや大旦那様の優しさがどういったものなのか詳らかに描かれていると思います。どうしようもない相手にも手を差し伸べ、信頼でもってその手を決して離さない。故に大旦那様は皆に慕われ、信頼される大旦那様なんだなぁとつくづく感じました。
今まで隠されていた真実が大旦那様の口から語られます。
想いを真っ直ぐに伝えることが出来ない歯痒さを知った葵はもう立派に恋する乙女でしょう。
次巻、とっても楽しみにしております!!!