天才と、天才のまわりの人たちの話。作品とは何の関係もないですが、大ファンだった芸術家の方と一緒に仕事をした際、その性格の破天荒さに、「この破天荒さだからこの芸術を生み出せるのか」と、ファンとして一定の距離を置くことの大切さを実感したことがあったな、というのを思い出す作品でした。周りに影響されない自分の世界を持ち続けていられることが、人とは圧倒的に違う芸術を生み出せる理由なのでしょうね。
というわけで、主人公は集団生活的にはかなり問題のある高校1年生の女の子・響。彼女が出版社に新人賞応募原稿を送るところから始まる、学園生活と出版業界のお話です。ぶっ飛んだ天才少女が世間とつながっていられるのは、いつも傍にいてくれる幼馴染の男の子の存在がとても大きくて、彼が響を理解してフォローを欠かさないでいてくれるから、この全体の関係性が成り立っているんだな~というところにも注目して読むと、私はなんだか世界っていろんなバランスでできていて、面白いなと思うのでした。
感情タグBEST3
響の存在が強烈すぎて忘れてたけど、再読で編集の花井さんの物語でもあるんだなと思い出しました。将来を見据えての宣言が格好いい。
祖父江家での出会い、やっとここまで来た感じ。
Posted by ブクログ 2021年07月03日
えっ(゚д゚)!祖父江先生の娘って、そっちだったのか~(;゜∀゜)響ちゃんまた無茶やってるなぁ( ̄▽ ̄;)それにしても、どんだけ凄い小説書いているんだ?(゜゜;)
Posted by ブクログ 2018年05月21日
2巻目で才能に嫉妬する人が現れる。というか響が書いた小説、みなが絶賛するが、どれほど面白いのだろう?
回を重ねるごとに内容にふれていくのだろうか?
個人的にはコスプレを披露したあるキャラクターが笑えた^_^
Posted by ブクログ 2017年06月21日
【あらすじ】
15歳の鮎喰響は、文芸誌の新人賞に自分への連絡先を伏せて小説を送りつける。編集者の花井は、その小説を読み、この作者なら文芸に革命を起こせる、文芸の力で世界を変えられる、と確信。名前しか手掛かりがない中、響を捜し出そうとする。そうとは知らない響は、周囲とギクシャクしながらも高校の文芸部に...続きを読む入部。みんなと部誌を作るため新たな小説の執筆に取りかかる。
【感想】
Posted by ブクログ 2017年05月15日
響のむちゃくちゃな行動にドキドキしてきた‥
冴えない子だったはずなのに信念をしっかり持ってブレないところにいつの間にか惚れてたみたい。
渋々文芸部に戻ってきたはずの不良男子タカヤがなんだかんだ言いながらも真面目に部詩のために原稿書いたりとかめっちゃいいヤツで和む。
リカの憂鬱も共感できるし、普通にい...続きを読むい子だから幸せになってほしいなって思う。
絵はそんなに上手いほうではないし派手さもない漫画だけど、
すごく魅力的な漫画だと思う。
しかし本棚倒す癖はどうにかしてほしい。そのうち誰か死ぬぞ‥。
いよいよ近づいてきましたね〜。巡り巡ってそういう経由から出会うわけですね。しかし響の作品はいろんな人、作家さんを打ちのめすんですね!一巻でも思ったけれど、一体どんな作品を書くのだろう?じぶんがそんな本に出会ったことがないので興味がわきます。
2巻の表紙の絵、ひどくないですか? 中は面白かったけど…
響には破天荒に暴れて欲しいから、本棚倒したりケリ入れたりしていい感じでした。
ただ、響でさえ赤くなって照れてる場面で平然としていたり、ストーカーまがいだったり、リョウタがちょっと怖いかも…
もしかして響よりやばい人?
Posted by ブクログ 2019年09月21日
【世界を変える、時代を創る】
文学界という乗っている船が下降線でも諦めない、世の中を変えてやろう、インパクトを起こしてやろうとする編集者花井の気持ちに共感できる。
Posted by ブクログ 2017年09月17日
前巻で文芸部に入部し、そこで作る部誌から話しが膨らんでいく感じ。
天才の部長と、その上を行く響の差でもやもやする部長や少し本音を見せ合う編集部と響が印象的でした。
あと色んな現役小説家さんも登場しますが、大体兼業なとこも変にリアルで泣ける…(´Д⊂
Posted by ブクログ 2017年04月11日
ほんと、そっちかーい、です。キックは確かに爽快だけど、やっばり何でもやっていいわけじゃないよ。このスタンス、許されるんですかねえ。でも、ストーリーには勢いあって掴まれます。
今回の響ちゃんのラストにはちょっと胸がスカッとしてしまいました。リカちゃん先輩、空気が読めるしちゃんと才能ある分、すごくしんどい立場だなんだろうなって思います。
Posted by ブクログ 2017年07月29日
キャラ立ちという点では主人公の響はまあ一貫性があって良いけど、幼馴染の男はこのストーリー上何の為に出ているのだろうか。非常に気持ち悪い男なのだけど、響が作家として登っていく上で、必要なのかなぁ?祖父江リサちゃんとか、ラノベ少女とかその辺との関係だけでも十分だったような気がする。
Posted by ブクログ 2017年10月21日
第2巻のテーマはついに邂逅!謎の原稿の著者が主人公であることがはっきりとする。同時に、主人公の在籍する文芸部の部長が有名小説家の子ということも。このあたりのミスリードは面白い。小説というメディアが圧倒的に個人の才能によること、厳しい文芸出版事情など、個人的に他人事とは思えず読んでいて辛かったです。
響ちゃん、やっぱり嫌な人だな〜。
入るのを禁じられた部屋に入り込んで作家の原稿を勝手に読み、それが自分には当然と言わんばかり。
天才だから仕方ないとかじゃないよね。