天才と、天才のまわりの人たちの話。作品とは何の関係もないですが、大ファンだった芸術家の方と一緒に仕事をした際、その性格の破天荒さに、「この破天荒さだからこの芸術を生み出せるのか」と、ファンとして一定の距離を置くことの大切さを実感したことがあったな、というのを思い出す作品でした。周りに影響されない自分の世界を持ち続けていられることが、人とは圧倒的に違う芸術を生み出せる理由なのでしょうね。
というわけで、主人公は集団生活的にはかなり問題のある高校1年生の女の子・響。彼女が出版社に新人賞応募原稿を送るところから始まる、学園生活と出版業界のお話です。ぶっ飛んだ天才少女が世間とつながっていられるのは、いつも傍にいてくれる幼馴染の男の子の存在がとても大きくて、彼が響を理解してフォローを欠かさないでいてくれるから、この全体の関係性が成り立っているんだな~というところにも注目して読むと、私はなんだか世界っていろんなバランスでできていて、面白いなと思うのでした。
感情タグBEST3
最初の宣言通り、ドロップキック一閃w
まあ、この作品、ドロップキックは珍しくないのだけれどw
マンガだからと言えばそれまでだけど、やっぱり痛快!
毎回すごいけど、この巻は特に引き込まれた。特に終盤は怒濤の展開で、いや~凄かった。
響と敏腕プロデューサー津久井との対決は必見。
Posted by ブクログ 2018年01月06日
【あらすじ】
異能のプロデューサー・津久井、響を挑発!
15歳という若さで芥川賞・直木賞をW受賞した天才文学少女・響。誰にも媚びず、自分の価値に揺るぎない自信を持つ彼女の振る舞いは、周りの全てを刺激し変化させてゆく。
そして、その才能の前に現れた一人の男。テレビ業界で知らぬ者はいない、天才プロデ...続きを読むューサー津久井は、響のその才能を己の野望のため利用しようとする。
果たして、響と津久井の苛烈なる戦いはどんな結末を迎えるのか――!!
「天才」とは何かを描いた、今最注目の刺激的エンタテイメント!!
【感想】
Posted by ブクログ 2017年12月30日
相変わらずの面白さで、テンションが落ちません。犯罪すれすれというか、現実的にはアウトなところまでいってるけど、それはまあ、初めからそういう設定で成り立っている物語な訳で。あえて難癖つけるとすると、修学旅行でテンションが上がった理由がいまひとつしっくりこない。学園もの漫画に必須な、京都ないし奈良への旅...続きを読む行シーンを盛り込みたかったってことかもしらんけど、蛇足に思えなくもなったりして。あくまで些末な問題だし、総合的にやっぱり文句なく楽しめたから、自分的にはもっともっと読み続けたいです。
Posted by ブクログ 2018年01月21日
面白くはある。んだけど、ここまで物語をインフレさせて次はどうするんだろうとか、何かこう冷めてしまうものを感じたことも確かで……。次の巻でどうするかだと思う。メディアミックス的にはここでシナリオ纏められそうで良かったねって感じだけど。/最後についてるグラビア「アニマリアル」、百歩譲ってもなんか1ページ...続きを読む解説挟んでからにして欲しかった……。
Posted by ブクログ 2021年07月19日
読み始めた頃は「何なんだ?この子は(゜゜;)」と思っていたのに、いつの間にか「カッコイイ~(°▽°)」になっていた響ちゃん(^^;)有言実行は凄いけれど、響ちゃんの回りの人にはなりたくない(-_-;)
Posted by ブクログ 2018年05月14日
津久井、面白いものを作る情熱は本物で能力があっても、コンプライアンス精神無いのがなー。
でも、響とこれだけ張り合える人は珍しいから、今後も登場して欲しい。
Posted by ブクログ 2018年04月12日
響が勝手に製作されていたドキュメンタリー番組をつぶす。その際社長を人質にとって指を折ってプロデューサーを恫喝する。これまでと比べると現実離れしている感じがしてあまり腑に落ちなかった。連載が長く続くと大変だと思うけど頑張ってほしい。
Posted by ブクログ 2017年12月29日
面白いには面白いけど、自分の見方が合っているのならば、今回のラノベ編は作者さんが特に描きたいわけでもないものを描いてるような気がした。