【感想・ネタバレ】響~小説家になる方法~ 9のレビュー

天才と、天才のまわりの人たちの話。作品とは何の関係もないですが、大ファンだった芸術家の方と一緒に仕事をした際、その性格の破天荒さに、「この破天荒さだからこの芸術を生み出せるのか」と、ファンとして一定の距離を置くことの大切さを実感したことがあったな、というのを思い出す作品でした。周りに影響されない自分の世界を持ち続けていられることが、人とは圧倒的に違う芸術を生み出せる理由なのでしょうね。
というわけで、主人公は集団生活的にはかなり問題のある高校1年生の女の子・響。彼女が出版社に新人賞応募原稿を送るところから始まる、学園生活と出版業界のお話です。ぶっ飛んだ天才少女が世間とつながっていられるのは、いつも傍にいてくれる幼馴染の男の子の存在がとても大きくて、彼が響を理解してフォローを欠かさないでいてくれるから、この全体の関係性が成り立っているんだな~というところにも注目して読むと、私はなんだか世界っていろんなバランスでできていて、面白いなと思うのでした。

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感情タグBEST3

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本物は本物を知る

2021年10月24日

この作品を通じて感じた事の一つ。
でも、真の天才って奴は誰にでも認識されて世に出て行く。
本人の意思に関わらず。
そんな天才のかっこよさが描かれている。

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普通って

2020年11月09日

次は総理大臣か…………響が振り回してるのか、響が振り回されてるのか…。確かに響は普通では無いけど、響を普通にさせてくれないのは周りのせいかなって

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文芸コンクール

2018年05月19日

文芸部で文学コンクールに応募し、響は最優秀賞を受賞する。その受賞式に文部科学大臣が来る。次巻は受賞式で波乱が起こりそう。

他の出来事として、山本春平が念願の芥川賞を受賞。文学コンクールで一年の子が入選。祖父江りかが新刊を出す。響の書いたラノベが発売。

感想として、大きな事件は起きなかった...続きを読むな。次巻に期待。でも面白かった。もう高校の2年の2月?になった。早いな。次の一年生はどんな子が来るのか

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Posted by ブクログ 2018年05月01日

もう既に超高校生級ながら、今更ながら高校生コンクールに応募してみるとどうなるか。そういう発想から新たな展開が動き出しました。政治まで絡んできて大丈夫かしらっていう懸念が頭を掠めるけど、とりあえずのところは高いクォリティを維持できているので良し。次の展開が見どころです。

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Posted by ブクログ 2018年05月03日

【あらすじ】
波瀾の全国高校文芸コンクール!!

デビュー小説『お伽の庭』が、芥川賞と直木賞をW受賞するという快挙を成し遂げた鮎喰響。驚異的な現役JKの存在にざわめく世の中。
響に目をつけた天才プロデューサー・津久井との対決も終わり、響にも平穏な日常が戻る。
そんな中、文芸部は花代子の発案で全国高...続きを読む校文芸コンクールに参加することに!
響という圧倒的天才に焦がれる同じ文芸部の1年生の咲希は、コンクールで自分の夢に挑戦する! 果たしてその結果はいかに……

【感想】

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Posted by ブクログ 2018年10月13日

会社の上司に借りたら、面白すぎて一気読み!
どんどん読んでしまった。

天才型の響、努力型の凛夏。
どうしても凛夏が切なくて思い入れが強くなってしまう。

映画観てないけど、てちが響というのはハマり役だわ…。

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Posted by ブクログ 2018年06月22日

平穏無事な巻で、安心して読めました。響がまともなこと言ってるし。ひとりの小説家が報われ、小説家を目指す人の姿にもひたむきさがあっていいなあと思いました。この作品では久しぶりの感覚です。しかし、次巻ではこれまでにないとんでもない事態に確実になると思うので、ざわざわします。

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Posted by ブクログ 2018年05月20日

リカの新作、「響ちゃん大絶賛」の称号を得る。
売れ行き好調だし、良い方向に向かってきて安心した。

響の兄登場。
このノリは母親譲りだなw

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Posted by ブクログ 2018年05月03日

前巻までのスピード感からのギアチェンジ、というか全体的な方向性の修正に正直最後まで慣れなかったけれど、まぁ、こればかりは……。長期連載にするよりも、スパッと大事件起こして終わらせたほうがかっこいい作品になると思うんだけどな……輝きが失われる気がしてもったいない。今のところまでについては、読んでいると...続きを読む、そう感じる。

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Posted by ブクログ 2018年04月28日

「なりたい」「ありたい」ともがく人と、
「なってしまう」人。そのギャップは大きい。
努力し足掻いている人の想いはなかなか報われず、
あまり深い考えもなくやったことが大きな動きを
巻き起こしたり…そのうまくいかなさにやきもきします。
今回、響自身はおとなしめかなと思っていたら、
何やらえらい大ごとが待...続きを読むっていそうな展開に…。
マスコミの次の相手は「国」!?

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Posted by ブクログ 2018年06月20日

珍しく平穏無事な巻。もしかして初?!
山本さんが芥川賞受賞、めでたい。リカちゃんは現時点での改心作が書けて、すばらしい。タカヤの成長と色恋(笑)に祝福を。
響、次は政治家とバトルかな

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