あらすじ
TVドラマの撮影を終え、日常を取り戻した憲人。だが、共演者の琳を弟子に迎えたり、葉月を初めて挑む曲「春日龍神」の舞台である奈良・春日大社に誘ったりと、以前とは少し変わったところも…? そんな中、先生から二年半後に「道成寺」をやらないかと提案された憲人は――!?
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Posted by ブクログ
憲人と葉月さんの想いの行方にどぎまぎしてたら、芳年さんにやられた。
え、なにその写メ。すげえ笑ってしまって、この巻の印象がもうこれになりました。いや、これだけちゃうけどね。憲人にはぜひがんばっていただきたいな。
Posted by ブクログ
「台本をよく読んで状況をリアルにイメージしてしかるべきアク ションをする
そしたら自然に感情生まれる』。
龍神を演じることが 「楽しみ」 と言う憲ちゃん。 思っているのと逆のことを言ってしまうことってあると思うが それは自分をもり立てようとしているのか、 深層心理では本当に 楽しみなのか。
大体三十代半ばで披く道成寺を、 アラサー記念に 披けばいい、と言ってくれる先生が有り難い。 やりますと答えてしまうのもまた日常の関だったのだろう。
西門が養子に行った日の事を忘れていたのを
人は嘘をつくと捉えるのは
幼少の憲ちゃんが気の毒にも思うが
見たいものだけを見て覚えて
見せたい自分を選択するのは 必死で生きている証
というのは良い考え方に思う。
市祐先生が見にきた時、 自分の震えを
武者震いだと言い聞かせるシーンが良い。
別に浮かれている訳でなく
必死に良かれと思ってやっているのに悔しいが、
誰からも文句が出ないくらい死ぬほど稽古する
と闘志を燃やすところが素晴らしい。
家でも稽古したいと伝えたら、 自分達も考えていたのだと言って すぐさま行動に移してくれる家族がさすが過ぎる。
良い家族だな。
葉月さんは気が強そうに見えるけど、だからといって傷つかないわけでは当然なく
事故が起きた時に一人ではなくて本当に良かった。
自然になでなでしてしまう憲ちゃんも可愛い。
こういう時に変な慰め方や、お前も悪いところがあると言ってくるのではなくて
頑張ったねと言ってくれるのは本当に泣ける。
しかも運転を代わってくれて、さらに気分転換させてくれるのが完璧で
憲ちゃんが好かれるのはこういうところだろうなと思うのだ。
Posted by ブクログ
TVドラマ編が終わって、日常生活になりました。
これまであんまり恋愛っぽいところがなかったのが、残念でしたけど、9巻にして、憲人に葉月への恋心が出てきて、面白くなってきました。
葉月も憲人に好意をもってそうだけど、神戸の彼はいったいどういう関係なんでしょう。お友だちの彼だといいんですけど。
道成寺の話も好きですが、お寺のお坊さんが、ストーカー殺人って言ったのは笑えました。確かにある意味そうかもって。
Posted by ブクログ
ようやくテレビドラマが終了して、日常の能の話に戻ったのですが、人間関係はどっぷりとそっちをそのまま引きずっております(笑)
実は葉月さんはあんまり好きなタイプじゃないんですが(ごめんなさい~)芳年さんは大好きで、葉月さんとの間がクローズアップされてくると、自然芳年さんがおいしい立場で出てくるので、ジレンマ(笑)
そして芸をする人としての琳さんと憲人の稽古シーンはすごく好き!
いいなぁ、琳さん。
あのドラマで憲人が得た中で、一番大きいものじゃないだろうかと思う。
そして読んでいて相方は「奈良に行きたくなる」と言いましたが、私は「道明寺に行きたい」でした。
前回、7巻持って宇治を尋ねた私たちなので(観光名所はひとつも行かず、花よりも~の場所だけ行ってきた)今回もそれは実現するでしょう。
余談ですが、この本を読んでから市祐先生の夢を見ました。
いえ、好きですが、でも何故市祐先生…(笑)
Posted by ブクログ
至極真面目な能漫画
憲人ははっきりと葉月に惹かれていることを意識する。
仕事周りでも、人は変化する。師匠は兄弟子に名を継がせ、憲人には道成寺が2年後に課せられる。
師匠として教えることになった藤井琳にも刺激を受け、これまでと同じように能に打ち込んでいても、少しずつ成長を促され、変わっていく。
いろいろあるが、憲人の何事にも真摯な態度は良いね。考えて前に進んでいる気がする。葉月ともうまくいくことを祈りますよ。
読み切りで出たきり、無かったことになったかと思っていた有塔さんと、実はちゃんと付き合っていたというのは、結構うれしかった。憲人を幸せにしてくれそうな人だったのに、連載後は全く出なくて、残念に思っていたので。
終わってしまったのは仕方が無いけれど、ちゃんと始まっていたことがわかっただけでも良かったです。
Posted by ブクログ
おお。なにやらいろいろ動き出している。
1つの感情をじっくり掘り下げている。丁寧な描写が読んでいて心地よい。ただ、自分にとってタイミングのよいときに読んだ気もするので客観的な意見かは判別つかず。
また時期を置いて読んでみよう。