あらすじ
大アラファトラ山脈でアルデラ神軍の大軍と向かい合う、疲労困憊の帝国軍。勝ち目の見えない状況で、イクタは起死回生の奇抜な作戦を決行する! そしてかたや、帝国軍を攻めるアルデラ神軍の中に、ひときわ目を引く一人の軍人がいた。彼こそ、『不眠の輝将』と讃えられる英才。強敵としてイクタの前に立ちはだかる男であった──。 不世出の二人が激突し、息詰まる戦いが展開される。果たして結末は……!? 話題の本格派ファンタジー戦記、ますます盛り上がる第3巻の登場!
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Posted by ブクログ
アルデラ神軍との撤退戦。めっちゃ面白い。
シナーク族との内戦が終わったばかりなのに、こんな連戦は本当しんどそう。
今回は盛り上がりどころが多かったと思う。
いい上司サザルーフ大尉、ライバル登場、マシュートルウェイの成長、ライバルとの読み合いバトルと見どころ多い!
とは言え3巻目にしてさらに血生臭い内容に。戦争の凄惨さが出てきてる感じです。
次巻からもサザルーフ大尉の苦難は続きそうで何より、、笑
Posted by ブクログ
評価:☆5
本格派ファンタジー戦記第3弾。
圧倒的な戦力差、そして現れる「不眠の輝将」ジャン・アルキネクス。絶望的な状況の中での撤退戦に果たして勝機はあるのか――!? と言ったところです。
いやーホント面白い!安定しすぎてて怖いw
始めはかなり成り行き感が出てたイクタだけど、もうすっかり名将としての風格が出てきてるね。
いつもの軽い感じが消えてた分、読んでるこっちにも緊張感が伝わってきた。
序盤のマシューがかっこよすぎて涙腺熱くなってしまった・・・。
「だったら!――ここで仲間にかける言葉は、『先に逃げろ』じゃないだろうが!」
いつの間にこんなイケメンに(ノД;)
イクタとジャンの戦略のぶつかり合いが面白かった。
時間と共に推移していく戦場の様子も頭の中で容易に思い描けるのは、それだけ文章がしっかりとしている証拠でしょう。
イクタやヤトリ、二人の息の合いすぎなコンビプレイはもちろんだけど、この戦闘で一番褒め称えられるべきはサザルーフ大尉だよね。
自分の能力の限界をきっちりと認めることができる上官なんてそうそういないよ。
サザルーフ大尉にはこれからも出番あって欲しいw
最後に姫様が出てきて、「あ、そういえばいたなぁ姫様」と思ったのは秘密(笑)