【感想・ネタバレ】フラジャイル(24)のレビュー

あらすじ

天才研究者が創った新薬・JS1。治験フェーズ3でも、この革命的な薬は圧倒的な結果を示す。治験で使用できなかった患者のために、宮崎がアミノ製薬との交渉へ臨む!アミノ製薬のJS1担当は、火箱と間瀬…!「JS1治験フェーズ3編」クライマックスへ!

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匿名

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被験

もし自分がこの子と同じ立場だったら、と何度も考えながら読み返した。まだ25歳で仕事の面白さも感じ始めててこれから、て時に。。

0
2024年03月15日

mac

ネタバレ 購入済み

科学と文学

・「待てよ、このまま終われるわけがないだろ。患者に会わない病理医が今、臨床医をまとめてバカにしたんだぞ。
患者のことを何も見ない、悪しきパターナリズム(「患者のために、医師が責任を持って、専門的判断と意志決定を行うべき」
とする考え方。行き過ぎると患者の意思を無視したお節介になる)に堕した集団だとな。
岸先生、俺はあんたとは違う意見だ。敢えて患者に言うべきではないケースは絶対にある。
患者の性格次第で対応は変わる。接し方一つで患者の人生が変わるからだ。
だから臨床医は毎分毎秒常にたくさんの選択肢からやり方を選んでいる。
そのために俺たちは日々、気力を費やして患者を観察しているんだ。
荻野目先生、門川さんはどんな人なんですか?
岸先生は知らないんだから、門川さんはこういう性格だからこその判断だとわからないと引き下がらないよ」
・「自分が受ける治療を決める権利は、患者本人にしかありません」
・「医師の性格、人間観、思想。仕事をしてきて後悔するような経験があったとかな。
そういうもんが判断にからみつく。それが影響してしまうのは避け得ない」
「出会った主治医がどんな奴かで治療が決まるなんてくじ引きかよ。どうかと思うがね。
医者が拠って立っていいのは科学だけだ。そういう小さな悪の積み重ねが真実や科学を失わせるんだよ」
・「コミュニケーションがちゃんと取れた方が診療や治療に有利だ。
実際、荻野目先生を慕う患者は多いしな。岸先生、臨床は科学じゃない。文学だよ。文学が描くのは人間だ」
・「常に科学的であるだけでは医療は成立しない。100点ではないけど、それでも宮崎さんは正しかったと思う」
・「病気を治せなくても魂を救うことは出来る。臨床医は患者に会って話を聞いてね、患者を知って患者の魂を知る。
患者さんと一緒に道を選んで進めるようにする。
病理医の参考にはならないかもしれないけどね。病理と臨床じゃ立つ場所が違うから。
仕事に持つ考え方も違う。だからこそ僕は宮崎先生たちと話してて、臨床医を育てているのが病理医で、
病理医を育てているのは臨床医なんだなって思うよ。お互いのスタンスが違うからこそ、チーム医療を高めていける」
・「患者が必要としてくれてるんだ。宮崎先生が出来る正しいと思う仕事をしておいで」
「はい!」

0
2023年03月09日

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毎回すごい気づきがあるなあ

前から話が出ていた新しい抗がん剤のその後の話し。いくら良く聞く薬でも万能ではない。それを知ってか知らないでか、煽るマスコミの奴ら。そんな敵から新薬を守ると誓って出直していく医療関係者のストーリーすごいです

0
2023年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宮崎先生の崇高な、でもシンプルな理想が刺さる。
それぞれのやり方で戦うみんながかっこいい。
でもやっぱりの岸&間瀬、ラストシーンの火箱がしびれる!!
次巻が本当に楽しみ。

0
2023年08月08日

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