【感想・ネタバレ】掟上今日子の乗車券のレビュー

あらすじ

掟上今日子―-彼女の記憶は眠るたびにリセットされる。その特性をいかし、彼女は「忘却探偵」として活動していた。そんな今日子が営業活動と称し、ボディーガードの親切守を引き連れて旅にでる。目的地もとくに決めていないという。依頼があって動くわけではないこの旅、果たしてどんな事件が待ち受けているのか。

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1日経ったらどんな記憶も忘れてしまう特異体質の探偵・今日子さんと、いつもトラブルに巻き込まれるフリーター隠館くんの物語。設定自体はもっとも探偵には不向きと思われるのに、それが逆に物語をスピーディーな展開にしていて…凄いです!

隠館くんが今日子さんとどんなに仲良くなっても、今日子さんは絶対に忘れてしまう…
でも、何だか会うたびに距離が縮まっていく(ように見える )今日子さんに萌え要素あり!!!

明らかにされていない伏線も、今日子さんの忘却の謎も、二人の関係性も含めて次回作が待ち通しい新作ミステリー !
(書店員・DO)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最近読んでいる西尾作品〈物語〉シリーズ、美少年シリーズ、最強シリーズと比べて一番推理っぽい。「探偵もの」なんだから当たり前か。謎の解決が素直であるがゆえに逆にひねくれているように感じられる。いい意味で。倒錯具合が乱歩を連想した。

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2019年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大変親切君への扱いがよろしくない(!)
今日子氏、ちょっといたずらっぽいことを
やっているところもあったりします。

事件は決してドロドロっとしたわけではないです。
ただし、現場は悲惨なことになっていますけどね。
(どう見ても死んでるだろ、これ?という感じの
現場も存在します。)

一見すると意味ありげな事件が
案外そんなんでもないということ。
そして恨みを買われている案件もあって
一見すると…と思われるものも
真相は。

あと、なぜか冒頭、おかしいところあるのよね。
記録を見たのならばそれでいけるけど…
でもおかしくね?

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2022年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2022/11/20
ドラマの影響で私は厄介君びいきなので、相棒が厄介君じゃない時はがっかりするなぁ。
厄介君じゃない相棒が厄介君に「うちの今日子」って言うのはとてつもなく違和感あるよ。
と言っても色々忘れつつあるんだが。
ドラマの今日子さんも厄介君もそれは美しかった。
もう一回見たい。

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2022年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中途半端な…~営業活動(探偵事務所の宣伝)の一環として事件を引き寄せる体質の京子さんはボディーガードの親切守を連れてV県行きの特急に乗ると、6人部屋の寝台列車で4人が泊まった客車で後頭部を殴られて殺されているのが見つかり、宿で裁判官が代理受験をさせて妹を殺した受験生の動機を尋ねられ、30分で島に渡る船の船長が後頭部を副船長が顔面を碇型の文鎮で殴られた事件の謎を解き、水上飛行機を運航する会社社長が単独飛行で服毒自殺を図った理由を探り、帰りの長距離バスで親切の隣の男性をシートベルトで絞め殺した犯人を当てて帰宅すると、隠館氏から依頼の手紙が届く~最後は次の巻に繋ぐため序章にしちゃってさぁ。六列シートの長距離バスってないし、6人部屋の寝台列車もないぜ、今時!

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2019年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今日子さんと守さんの営業二人旅短編集。
オーソドックスなパターンに真っ当な推理ですが帰りのバスで疑われる守さんの話が一番面白かったかなぁ。
今回はトリックではなくその動機がどの話も斬新でした。
目的じゃなく手段が殺人という意味では仲の良い兄妹のお話も印象深い。

次回五線譜に繋がるらしいお話も載ってましたが守さんと厄介君がついに対面してるのが楽しかった。
第三者目線の厄介君は芝居がかりすぎてて怪しい・・・!

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2019年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久し振りの親切守さん視点で新鮮でした。
こうして見ると、今日子さんと四六時中一緒にいるのは
いろんな意味でしんどそうです。

荷物の大半は洋服だから軽いけど嵩張る、と言っていますが
布は相当重いですけどね。

作中で親切さんが
推理が的中しているかどうかは容疑者の自供を待たねばわからず言葉遊びならぬ空想ごっこみたいなもの
と言っていますが、全くこの通りです。
掟上シリーズがミステリーとしてはイマイチとなってしまうのは
これに尽きます。
動機やトリックなどが弱く、犯人を追い詰めることも無く
乏しい状況証拠から今日子さんが妄想を繰り広げるだけで
それが合っているかどうなのか、合っているとしてもご都合主義な感じです。
キャラ小説のラノベとしては地の文が読みやすく面白いのですが
この辺りを掘り下げてもらえたらミステリーとしてきちんと面白くなるのでは
と思うのですが。

そもそも営業活動は今日子さんには必要なのでしょうか。
なぜ旅に出ようと思ったのでしょう。
単に乗り物が現場となる事件を描きたかったという可能性もあるかもしれませんね。

ラストに出てくる厄介さんが、厄介さん視点で感じていたキャラクターと全く違ったので驚きました。
親切さん視点だからこういう感じ、というよりも、
本当は周りからこう見えているということなのでしょうか。
キャラが変わったくらいに感じて、厄介さん派だったんですが結構がっかりしてしまいました。
こんな感じの人なら、冤罪体質にも理由があるのでは、と思ってしまいます。
勿論冤罪は許されるものではありませんが、疑われないように
怪しい行為や尊大な言動を慎むくらいはした方が良いですね。

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2019年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

旅行ではなく営業活動先で次々行った事件を解決=無事営業成功。最後次巻の前章で出てきた厄介が胡散臭さ満載で、若干イラっとさせるキャラ全開。守がとてもマトモに見えた。

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2019年01月11日

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