【感想・ネタバレ】新・平家物語(十四)のレビュー

あらすじ

平家には、もう明日はなかった。さかまく渦潮におのれの影を見るごとく、壇ノ浦に一門の危機感がみなぎる。寿永4年3月24日の朝、敵味方のどよめきのうちに戦は始まった。単なる海戦ではない。海峡独特の潮相と風位の戦である。潮をあやつり、波に乗るもの、義経か知盛か――。その夜の星影も見ず、平家は波騒(なみさい)に消えた。波の底にも都の候う、との耽美的な一語を残して。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

壇ノ浦にて源氏が平家を滅ぼすが、義経と頼朝の関係も悪化して行きます。平家物語では頼朝を良い方向に評価出来る材料がありません。頼朝の立場としては、御家人衆をまとめ上げる上で、戦上手の義経を受け入れる事ができないのかな。また、頼朝直属の御家人の梶原も義経の上げ足ばかりを取る言動が目立ち好きになれない所もあります。

一時の繁栄を誇った平家の世が終わるのを見ると世の中の儚さも感じられます。

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2012年03月29日

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