あらすじ
「じゃあね、兄貴」──別れの言葉を告げ、俺のもとから旅立った桐乃。……別に寂しくなんかないけどな。 新学期。平穏な高校生活を謳歌する俺のもとに、奇妙な後輩が現れる。「おはようございます、先輩」 俺は、黒猫(クロ)の人間としての真名を知り、より深い“絆”を築いていくことになる。“妹”と“親友”。ともに大きなものを失った二人は、数多の思想が渦巻く校内で、“魔眼(マガン)遣い”の少女と対峙する。 “稀少能力(レア・アビリティ)”を持つ少女に、俺と黒猫は圧倒され、異空間へと誘(いざな)われ……!! “日常”と“非日常”が交差するとき、物語は始まる──!!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
ハルヒで言うなら消失にあたるのか?
今巻の個人的なツボは真壁くんで,たぶん彼は超優秀なプログラマだ。他人の書いたバグありプログラムをみて,バグは直せると断言し,しかも,直すのに要する時間を問われ,「部長に手伝ってもらったとしても,やっぱりあと1週間じゃムリです」と答えている。
まあ,ある程度プログラムを書いた人なら直せないバグなんてそうそうないことは経験上分かっているので「直せます」と断言することはOKだ。しかし,自分と他人(部長)の能力を把握し,問題解決に要する時間を見積もれるやつはそうそういない。しかも,できない方向に対してなんてなかなかできることではない。さらに,このケースでは,女の子(黒猫)の前だというのにだ!オタクなんてこんなときでもないと高感度上げる機会はないというのに。。
とりあえず,この巻のテーマが「こまめにテスト,こまめに統合」であるのは間違いない。
そして,ゲー研の部長氏には部室に『達人プログラマー』と『アジャイル・プラクティス』を置くことをお勧めする。
Posted by ブクログ
この巻では妹がいない状況で,すなわち主役抜きのストーリーで第三章まで進んでいく.ニューキャラクターたちも登場して,マンネリ化したストーリーから新鮮な風が入ってきた感じだ.でも,まったく妹が登場しないわけじゃない.登場するのは京介の頭の中.度々妹を想像させる発言をする.その『妹がいなくて寂しい』感がこちらにも伝染ってきて,第四章では,話はいろいろ端折っててとても短いが,それまでの三章のモヤモヤを晴らすように,京介は思いっきりぶっちゃけてくれる.おかげでこちらもすっきりする感じ.
Posted by ブクログ
妹がいない生活が始まった春。
黒猫と沙織は当たり前のように京介の部屋に。
PCがない事でゲーム等が出来ないというと沙織が中古を譲る展開に。
黒猫=五更瑠璃 と判明。
黒猫はゲーム研究会の勧誘で自作ゲームに惹かれ。
あっさりとクリア。しかも最高得点。
ゲー研に入るかどうか迷いながら部室へ。
そこにいたのは勧誘時の2年生、真壁、痛チャリを貸してくれた3年の三浦。
新歓会で黒猫の同クラス、赤城瀬菜登場。
委員長然として、キチンとしてないと嫌な人。
その瀬菜は新歓の後片付けをしている時に黒猫とバトル。
と、ガチホモ系のエロゲーを愛していることが判明。
しかも京介の同級生である赤城の妹。
黒猫からはお節介はやめろと言われる。
『妹の代わりは御免だ』と。
しかし京介は自分のためにお節介をする。
二人してゲー研に入部。
黒猫と瀬菜が二人でゲームを作ってコンテストに出すという。
とりあえずプレゼン。
京介も何か手伝えないかと本屋をウロつくと『妹空2』が。
翌日、京介は『エロゲーを作ろう!』と言い出す。
一年の間に『セクハラ先輩』と瀬菜に吹き込まれた各々が…。
真奈美とお昼中に『好きなタイプを教えろ』と。
外見はあやせ、内面は真奈美。
ゲームのプレゼンが始まる。
瀬菜は滞りなく終わらせる。
一方黒猫は口下手で上手くいかずに京介が助け舟を出す。
多数決で黒猫のゲーム作りが開始。
瀬菜の全員男性しか出てこないゲームなので却下。
部屋を飛び出す。
黒猫は京介と共にゲーム作りを開始。
ほぼ出来上がった段階で組み上げてら、今までなかったバグが。
どうにもならなくなり、瀬菜の助けを借りる黒猫。
無事ゲーム参加し評判にもなった。クソゲーと。
なんとか、黒猫と瀬菜はやっていける様子。
ゲーム参加も終わった時、桐乃からメール。
『コレクションを ぜんぶ 捨てて』と。
黒猫に相談すると、背中を押された。
『冗談や酔狂でこんなメールを送ってくるはずがない』と。
すぐに行動に移す事にした京介に『呪い』と称して頰にキスをする黒猫。
家に帰り、すぐさまアメリカに飛ぶ京介。
無事に桐乃の住む場所へ行き『エロゲーをしよう』と…
桐乃は体調が優れない。
負けっぱなしでは友達にも連絡出来ないと。
吐き出すことも出来ず、エロゲーも出来ず弱っていた。
京介と一緒にプレイする事で、吹っ切れて。
一言『一緒に帰ろうぜ』と京介。
数日後、京介と一緒に日本に帰る桐乃。
黒猫は息を切らして桐乃の元へ。
不意打ちみたいにして、一生をもぎ取ったからこそ帰ってきた。
いつもみたいに、やりとりを交わす二人は親友だ。
Posted by ブクログ
今までとは若干違った印象を受けたが、何が違うのかはわからない。
黒猫とゲー研入ってゲームが酷評受けるところまではおもしろかった。5巻までの黒猫描写があったからこその、5巻での黒猫描写、黒猫の人間としての成長が読んでいて感じやすかった。
一番おもしろかったのは、瀬名が酷評読んでブチ切れしてる場面だったかな。
だからこそ、終盤の桐乃からメールが返ってきた辺りからどうも無理矢理な感じがして違和感があった。
というか、アメリカで桐乃に会う場面から若干気持ち悪い印象を持ったんだが。
読み切ってみて、シスコンネタは赤城兄弟だけでいいよ、と思った。
Posted by ブクログ
主役の妹が居ない巻です。その隙間を埋めるように別のメインキャラが出番増量です。内容は頑張ってゲームを作るお話。新キャラが増えていますが、今までのキャラクターより、テンプレ的な要素が強いかなと感じました。