あらすじ
俺の妹・高坂桐乃は、茶髪にピアスのいわゆるイマドキの女子中学生で、身内の俺が言うのもなんだが、かなりの美人ときたもんだ。 けれど、コイツは兄の俺を平気で見下してくるし、俺もそんな態度が気にくわないので、ここ数年まともに口なんか交わしちゃいない。 キレイな妹なんかいても、いいことなんて一つもないと、声を大にして言いたいね (少なくとも俺にとっては)! だが俺はある日、妹の秘密に関わる超特大の地雷を踏んでしまった。 まさかあの妹から “人生相談” をされる羽目になるとは──!?
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生意気な妹が嫌いだと言いながらも、妹の趣味を守るためになんやかんや頑張っちゃう兄。妹よりも、こういう兄がいたらいいなって思った。かっこいい。
あとは2007年出版ってのもあり、多様性みたいな価値観が今ほど尊重されてない描写が多々あった。だからこそ妹の趣味を守る兄ってのが強調されてて良い。
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全12巻完結。
色々凄い作品だ。最終巻の衝撃はライトノベル最強だ。
世間に白い目で視られる者たちを清々しく描いた大好きな作品です。
黒猫好き。可愛い!
新垣あやせ。結婚したい。
で、本編完結後の『if』シリーズの『あやせif』上下巻読んだ。大好きなあやせにまた逢えて、とても嬉しい。でも怖い。愛が重い。あやせがかのじょまなら浮気なんてあり得ないけど、ちょっと通りすがりのお姉さんを目で追っただけで○されるのは許して欲しい。
さらに、『黒猫if』上下巻読んだ。あやせのはゲームシナリオのノベライズであったけど黒猫は書き下ろし。本編での重要な分岐点での本編とは別の行動を京介がとった世界が描かれています。幸福感では本編の流れよりも上に感じた。本編で、自分から幸せを手放したような黒猫が救われてとても良かった。
でもって、『加奈子if』。愛を互いに育んで祝福されたゴールを切ったあやせ、気遣い過ぎて手放しかけた愛を取り戻して幸せな未来に包まれた黒猫、実妹ハラボテENDよりはるかによろしいifになる二人に比べ誰も認めない交際を思い一つで周囲をねじ伏せた加奈子、ちょっと見直した。
良いシリーズでした。新垣あやせというキャラクターを産み出しただけでも神作品。あやせが出てくると、どんな場面でも彼女が支配する。あやせ、自分的ラノベ最強キャラクター、愛してる
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アニメから入った自分にとってはアニメの原作。どうしてもアニメと比較してしまうけど、全く違和感なく読むことができた。…本当はアニメが原作を過不足なくアニメ化できているのだから、これ、原作ではなくアニメが褒められるところなのだろうけど。
で、その俺妹って、何よりヲタとゲーム、アニメに代表されるその文化を全力で肯定しているのだからヲタが楽しめない訳がない。…もちろん自分も大好きです。
さらに、「神は細部に宿る」を地で行く凝りっぷり。現実のお店、作品名等をたくさん散りばめ、アニメでは作中作の「めるる」にめちゃくちゃ力が入ってます。このディテール感は、特に自分が好きな性癖が取り上げられている人にはたまらないとおもいます。
最後に、ラノベとアニメを比べて思ったことを一つ。
桐乃が結構暴力を振るうんで、アニメだと桐乃はずいぶん人気がなかったりします。これって、本当にラノベ版に書いてあるとおり京介を蹴ったり叩いたりしているから、いくらツンデレっても限度があるだろ、って思ってしまうのが大きいと思うのですが、小説だと桐乃の暴力はそこまで酷くは思えないんですよね…。文書で書かれると読者の想像の余地が大きい分、脳内で「自分が許せるツンデレ妹の暴力レベル」にまで割り引いている行為って、アニメで描くときはもうちょっと考えた方がよかったんじゃないかなって思います。
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現在放映している長いタイトルを持つ全てのとなった作品。何が市場で売られ求められているのかを把握し、メディアミックスの効果をよく理解して作られている。深夜帯アニメにおいて、この作品以降、妹比率が上がったと思う。一冊につき、一回は笑えるので、アニメと併せてご覧になることをお勧めします。(さむ・駆け出しキリスト教研究者)
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11巻まで既読。好きなライトノベル第二位。
軽快な文章、意外性のあるストーリー、魅力的な主人公、およびキャラクター達と、トータルバランスが非常に高い。
感想は、これもまた再読したときにフレッシュな気持ちで書こうかと。
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一人称のライトノベル。
題名的にアウトだったが、話題作なので一冊だけと思い買ってみたところ、題名と異なりハートウォーミングな家族愛モノで、目頭を熱くしたり笑ったりしながら、あっという間に全巻読破した。
次に出る最終巻が楽しみであり、寂しくもあるという、今ではすっかりファンとなってしまっている。
テンポが良く、アキバ周辺のサブカルチャーも割と多く取り入れていて、そういうのが好きな人なら、楽しく読める・・と思う。
妹萌えのロリコンモノだと思ってる人、全然違うのでやめておきましょう。
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タイトル*俺の妹がこんなに可愛いわけがない
作者*伏見 つかさ
出版社*電撃文庫
俺の妹・高坂桐乃は、茶髪にピアスのいわゆるイマドキの女子中学生で、身内の俺が言うのもなんだが、かなりの美人ときたもんだ。けれど、コイツは兄の俺を平気で見下してくるし、俺もそんな態度が気にくわないので、ここ数年まともに口なんか交わしちゃいない。よく男友達からは羨ましがられるが、キレイな妹がいても、いいことなんて一つもないと声を大にして言いたいね(少なくとも俺にとっては)!
だが俺はある日、妹の秘密に関わる超特大の地雷を踏んでしまう。まさかあの妹から“人生相談”をされる羽目になるとは__!?
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全12巻 オタクがテーマの作品。読んでて思うのは「妹にここまでできる兄って…」に尽きる。登場人物がみんなまっすぐで眩しい、でもオタクってそういうものなのかも。多くの賛否両論を生み出した結末も踏まえて魅力的な作品
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アニメにもなった作品です。
仲の悪い兄妹。
兄の京介はごく普通の一般的な高校生。
妹の桐乃は文武両道、読モも務めるスーパー中学生。
が、桐乃はオタクだった。
このオタク趣味がどうにも桐乃の中で消化出来ず。
面倒見のいい兄貴に頼った。
と言うより、京介にアクシデントでバレて。
夜中に兄貴の部屋に夜這いに行き、横っ面を引っ叩いて。
『人生相談』として。
オタク仲間を作って、充実した生活を送る桐乃。
これで終わりかと思いきや、まだまだあった。
妹エロゲーを強要され、地道に遂行していく京介。
桐乃が基本的に心配な兄貴なので、初めてのオフ会にも同行。
そして、アクシデントで親バレ。
一番キツイ試練だ。
親に『くだらない』と一笑されてしまう。
そこで、京介は桐乃を助けるために一肌脱いでしまう。
桐乃のゲーム、アニメを全て守り抜く。
京介は桐乃に 兄貴 と呼ばれる。
不仲の兄妹にして、かなり長いこと口も聞いてない妹から。
これが始まり。
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アニメもだいぶ昔に見たが、桐乃がまーうっとうしい 笑
現実妹がいるとまた感じ方でも違うんすかね( ̄▽ ̄)いるけど
にしても地味子の声は鮮明に覚えてるから、読んでると脳内でかなり聞こえてくるんだよなー
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アニメでハマったのでいつか原作を読みたいと思っていた作品。
内容は知っているのでストーリーの新鮮さはなかったけど、好きなシリーズの原作をようやく読めたという満足感はあった。
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アニメ2期も始まった"俺妹"の第1巻。オタクの妹とそれに振り回される兄の残念な物語です。オタクという趣味の世間体をテーマにしているのが新しいかな。この作品はヒロインの桐乃に萌えようとしてもキツイですよ。めちゃくちゃな性格してますから。ここまでツンツンさせなくても良いんではないかと思うくらいに唯我独尊わがまま放題です。なので、たぶん京介氏のどんなに嫌われていても妹を助けないわけにはいかないヒーロー的な側面を中心にした方が作品を楽しめると思います。地球は滅亡しないし、魔法も出てこない日常系のホームドラマです。
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【展開好】いまどきのJKっぽい妹が、実はオタクでしかも「妹萌え」だった。そんな妹の秘密を知ってしまい、オタク友達づくりに協力することに。
理解はできなくても、受け入れてくれるくれる存在がいるっていうのは心強いことだと思う。こういう趣味の場合は特に。
そして、桐乃とはいい話ができそうな気がしてならないw
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妹なんて幻想や・・実際に妹のいる兄ならば多少は理解しやすいだろう。世の中の妹モノに対して「そんなわけあるはずねーだry・・」と心の中で思っていたはず。
ただこの妹が、オタクだったと言う設定が話をとてもうまくしている。この設定でよく作ったなと思えるおもしろい作品ですね。
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読む前のイメージとして「アイドルな妹がオタクだと判明し兄貴とイチャコラする話」というものを持っていた。
が、実際はそれよりもう少し良くできていた。妹が好きなのは特に「妹ゲー」であったり、好きな妹のタイプが妹とは対極にあるものであったり。「オタク文化の是非」を説いている媒体がオタク文化の筆頭であるラノベというのも面白い。
またべつにイチャコラするわけでもなく、桐乃でブヒれるかブヒれないかでいえば正直一巻の時点だと微妙だと思います(真顔)。それにしても沙織・バジーナが良い子すぎるでござるよ〜っ!
まとめると思っていたより(思っていた水準はかなり低かったとはいえ)面白かった。読み切るのであれば最終巻発売には間に合わせたい。
それと、タイトルは「私の兄貴がこんなに良いやつなはずがない」に変えるべき。
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意外に面白く読めました。冷えた関係であった兄と妹。妹がひた隠しにしていたオタク趣味を知った兄ははじめて妹の人格を知り、その人間の愛らしさを知る。タイトルが活きているなと感心です。
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今更ながらの読み始め。
(大体読んでる本は古いですが)
なんとなくの流れは知ってるけど読むのは初。
漫画もゲームもしない高校生の主人公が妹から『人生相談』として妹もののエロゲ好きと暴露されるお話。
普通にそんなもん相談されても辛いわ。
人生相談という暴露をされ、妹と趣味の合う友人を見つけ、趣味を全否定された父親に立ち向かって1巻は終了。
「不健全で害しか与えないから」とかいうと酒もタバコもだめだけどなー、とは思いました。
Posted by ブクログ
全巻読みました。アニヲタの妹と兄が色んな人と関わってだんだん仲良くなるのは良かったけども兄妹で恋愛感情持つオチはどうしても解せない...最後の展開以外はどのキャラもよくて面白かった。
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世の中では妹萌えなジャンルもあるけれど
現実はそんな素晴らしいものではない。
妹と仲の悪い兄が、ある日家の中でした拾いもの。
それが何と妹のものだった! という現実。
しかし消去法で行くと、どう考えても妹だけだが
そこにいきつかないほど仲が悪い?
いやでもこの妹すごいです。
己の好きな物のために、必死に頑張っている様が。
そして好きなものを好きと叫びたいけど…という葛藤。
分かります分かります。
そして父親の言い分も、突っ込みたいけどごもっとも。
世間とは、そんなもの。
妹はツンデレ状態。
ほぼツンばかりで、デレなし。
たまに見せる弱気な部分を考えると…ツン弱?
最後にデレと思わしきものが存在しますが
ここまでの道のりを考えると
ものすごく貴重な感じがします!
やり遂げたぞ! みたいな。
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文章は読みやすいが、キャラクターが好きになれなかった。変な性格のヒロインが多く、いまいち感情移入できず。
とりあえず18禁ゲームはだめでしょ。
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ラノベとりあえず1巻を読むチャレンジ月間。
意外に読めました(ホッ)。
主人公一人称の地の文だけど、かなり「一般的」単語を使って書かれているので、ラノベ慣れしてなくてもOK。
内容はオタクなネタにいくばくかの興味と知識がないと厳しいと思われ。コミックの文字化だと思えば読みやすいか。・・・佐伯泰英が時代劇の文字化してるようなもんかのう。
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読書録「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」3
著者 伏見つかさ
出版 電撃文庫
P221より引用
“「こういうものは、おまえたちに悪影響を与えるからだ。ニュ
ースなどでもよくやっているだろう、ゲームとやらをやっている
と頭が悪くなる。犯罪者の家から、いかがわしい漫画やゲームが
見つかったとーーもちろんテレビの話を鵜呑みにしているわけで
はないがな……」”
ごく普通の男子高校生を主人公とした、出来た妹とその趣味に
振り回される日々を描いたライトノベル。
普通で無難をモットーとして毎日を生きる主人公・京介、ある
日靴箱の裏から見つけたDVDをきっかけに…。
上記の引用は、主人公の父親の一言。
父親の職業のせいもあるでしょうが、父も自分の立場を守るのに
は子供の趣味にも気をつけなければいけないようで、まあ大変な
ことでしょう。しかし、一昔二昔前ならわかりますが、今でもこ
んな考えを持っているのならば、なんだかなぁという感じです。
兄弟姉妹が何かにつけてよく出来ると、イマイチな他の兄弟達
は少々つらい思いをするということはよくわかります。
それでもこうしてなんとか生きている私がいますので、まぁ世の
中なんとかなるものなのかもしれません。
ーーーーー
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イラストが可愛い。ツンデレな妹がよくできてる。兄は最初から妹のことが好きだったんだなーって描写が見え隠れしている、作者が透けてみえている気がした。妹の様子、中学生とはとうてい思えないし。
Posted by ブクログ
訳あって読むことになった本。
結構な人気作で、アニメ化もした作品。
2008年の出版からもう5年も経つが、中古で320円もしたことから、今でも人気が衰えていないことが伺える。
中身は典型的なキャラクターラノベ。
語るべきストーリーは無いに等しく、筋書きはひたすら桐乃の可愛さを段階的に引き出すためにのみ存在するという感じ。
実のところ、個人的には桐野はそれほど可愛く思えなかったが、これは読み方・捉え方・感じ方・好みの問題で、作品としてはタイトル通り桐野の可愛さのみをひたすら前面に出そうとしている点で偽りがない。
この作品が異常なほどに人気になったということについては大いに考察の余地があるが、自分の手には余る。
また、ディテールに突っ込もうと思えば山ほども書けることがありそうだが、そういうのは野暮なのでやめておく。
Posted by ブクログ
俺の妹・高坂桐乃は、茶髪にピアスのいわゆるイマドキの女子中学生で、身内の俺が言うのもなんだが、かなりの美人ときたもんだ。けれど、コイツは兄の俺を平気で見下してくるし、俺もそんな態度が気にくわないので、ここ数年まともに口なんか交わしちゃいない。よく男友達からは羨ましがられるが、キレイな妹がいても、いいことなんて一つもないと声を大にして言いたいね(少なくとも俺にとっては)!だが俺はある日、妹の秘密に関わる超特大の地雷を踏んでしまう。まさかあの妹から“人生相談”をされる羽目になるとは―。
Posted by ブクログ
ラノベは、ほとんど読んだことがない。
でも、このタイトルがいかにも、ラノベを好む層(モテない若者男子)にヒットするよな、実際ヒットしてるらしいし、と読んでみた。
いやー、なんかもう、設定がいかにも。
「普通」「平凡」であることを強調しすぎる主人公男子。
三つ編み天然賢い幼馴染女子。
タイトル通り可愛いけどツンデレの妹
キャラたち過ぎてる妹のヲタ友達
一番腹立ったのは、
主人公男子の、いちいち言い訳というか、自分の意見を「なんでもない風に」でも「繰り返し」正当化、肯定している文脈。
それが、「普通」なはずなのに、「かっこよくなっちゃってる俺」を表現してる感じで、うぇ~って嫌だった。
世のモテない男子は、こんな妄想を抱いてるのか。
実際はなんも発言できないけど、頭の中では正しい意見ばかり言える俺なんだ!て思ってるわけ?
うぇー。
と思ったけど、少女小説、少女マンガだってそんなもの。
普通でそんなに可愛くない主人公女子が、クラスで一番かわいいモテモテの女子をさしおいて、学年一のモテ男やイケメンとつきあったりするもんね。
というわけで、上のきっつい言葉も本当は気安い親しみからです。
うぇーって思うけど、しばらくしたら、妹とヲタ友達がどれだけ仲良くなったか知りたくて、続き読んじゃうかもね。
Posted by ブクログ
妹萌えと兄萌えを両方楽しめるなんて!
なんだかんだ理由があるにせよ、兄に人生相談を持ちかける時点で桐乃がすごく可愛く思えるし、じわじわ妹を気にしてしまう京介もかわいい。そして最後にすごくかっこいい。
中盤で桐乃のために二人で計画を練る場面なんかはとてもグッときました。仲の良いとは言えない兄妹だからこそ。
兄・京介の一人称で進みますが、表現がなかなかに多彩でした。
こねくった言葉回しがなく、擬音もほどほどでテンポがよく、読みやすかったです。
なるほど続きが読みたくなるなあ。