あらすじ
ひなたの待つ駒橋高校の文化祭にぎりぎりで間に合った零。後夜祭のファイヤーパーティーの中で、ついに零からひなたへある思いが伝えられる。出会ってからの日々や思い出が心に浮かんでは消える時間。そこでふたりの間を行き交う思いは――。一方、棋戦シーズンも真っ盛りを迎える。「天才」に異様な嫉妬を燃やす「元天才」の中堅棋士、重厚な棋風に経験という厚みを加えたベテラン棋士、対局するは一筋縄ではいかない相手ばかり。盤を挟んだ相手との静かなる対話を通して、己自身とも向き合う零。振り返るこれまでの道のり、そして感じる成長とは…。「羽海野チカの世界展」の来場者特典で配布した幻の「13.1巻」に収録された「あかりの銀座物語」も収録!銀座に集う人たちが紡ぐあたたかい物語です。
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これは、様々な人間が「何か」を取り戻していく、優しい物語。そして、戦いの物語。(公式サイトより引用)
主人公の桐山零は、将棋界史上5人目となる中学生でプロ入りした若手棋士。幼くして家族を亡くしてから深い孤独を抱えていた彼が、三月町に住む川本家の三姉妹と出会った。健気であたたかい三姉妹との交流を重ねるうちに、人の優しさを改めて知り、人間的に成長していく、というヒューマンドラマである。
棋士たちが背負う想いがぶつかり合う熱いバトルがメインのお話だが、三姉妹との出会いとほのぼのしたかけ合いが、バランスよく描かれている。将棋漫画でありながら、人と関わる大切さを教えてくれる、儚さと強さを秘めた作品である。
いろいろ疲れていた心にじわじわと染み入る特効薬はいかがですか。
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涙が、、、
もう内容良すぎて、、、(T▽T)
こんなに自分と重ね合わせてしまうキャラクターは初めて。れいちゃんを抱き締めてあげたいし、これまでの描写も踏まえた、さらに深い心の所や人生の部分を描ける羽海野せんせはすごいと思いました!
わたしも含めて、きっとれいちゃんのような苦しみや
葛藤を味わったり、愛情を受けたり認めてもらう必要を感じていて、毎日どこかに居場所を渇望している人は多いよね。
生きるために鬼にならなくてもいい、ただそのおにぎりだけは手放しちゃいけない、、
修羅のような世界で生き残るために、子供らしさなんて捨てなきゃいけなかったれいちゃんの『おにぎり』は、やっと手に入れた本来の願いなんだなぁと、思うと、
本当に、、よく頑張ったって言葉がふさわしいなぁ。
これを読んでる複雑な生い立ちの人みんなが幸せになりますようにと思いました
ブンちゃん。。。
桐山くんの告白の行方も気になるところですが、
話の節目に出てくるイラストで、だんだん、ブンちゃんがどうなっているのかも分かってきて、おまけのページで、あぁ、やっぱりそうなんだ。。と。
あとは、家でもコーン二缶分のシチュー、食べたいなぁ。。いつも通り食欲をそそられました。
あぁ、悲しい。
涙が溢れた
告白がまだな事にようやく気付いてくれました
これ迄は女の子の無垢だから空振りになっていましたが、直接伝えていなかった⁉️
ゆっくり前に進んで下さい
ぶんちゃんが虹の橋を渡るに、寂しさが
慰められました
Posted by ブクログ
零ちゃんもなんだかんだでクラスメートに馴染んできたみたいで微笑ましい。
ひなちゃんもつぐみちゃんだけじゃなく友達がいて嬉しい。
素敵なシチュエーションできちんと告白も出来たし。
確かに物語の流れ的に、零ちゃんとあかりさんなのかと
読んでいる側も思うことがあった。
ひなちゃんがそう思うのも無理はないし、
保護した猫のような気持ちで大事に思っていた零くんを
男の人として見るというのは難しくて
もっともっと大事な存在だっただろう。
ふたりの気持ちをちゃんと伝え合うことが出来てほっとした。
あづさ1号も面白い。
零くんの『敵』がいろんな人がいる描写が良いし
電車や水での戦況の表現が秀逸。
真っ黒い部屋などの表現も、羽海野先生自身が
こうやって真剣に向き合い藻掻きながら
この漫画を生み出してくれているからこそ
出てくる表現なのだろうなと思う。
田中さんも恰好良い人だなぁ。
この年齢で奥さんの仕事にも育児にも理解があって
積極的に関わってきた上で棋士としての結果を
出しているのは凄いことだ。
幸せを手に入れて、図太くなれたけれど
麻痺にも似ていて、ざりざりと身を削りながら
すぐにとぷんと集中できていたことができなくなって。
それでも「手放すな」と先生が力強く言ってくれるのがいい。
ハチクロでも、時間は有限でやりたいことは沢山で
人として幸せになることと両立するのも難しくて
という悩みが描かれていたなとふと思い出す。
勝つとか強いとか、そのゴールはどこなんだろう。
今だって十分勝っているし強いのに。
じゃあ名人になりたいのか、なったら納得できるのか。
息詰まりそうなところで感想戦がてらご飯に誘ってくれた田中さんが
お父さんを知っていること、下の息子が零ちゃんと同い年なことを言ったあと、
ぽそりと「ここまで本当によくがんばったんだな」
と言ってくれたところで泣いた。
失くしたものも失くしたくないものも、全部持ったまま生きていっていい。
罪悪感なんて覚えなくてもいい、幸せになって欲しいと思う。
とりあえず桐山くん幸せになって
甘酸っぱすぎる文化祭編と対局のギャップよ
あづにゃん&田中さん師弟も面白い
桐山くんは幸せになっていいんだよ…
とりあえずあかりさんのポテサラが罪深すぎて、夜に読んだことを後悔…練乳…
やっぱりあとがきがとてもいい
恋の進展やら、あかりのポテトサラダの功罪やら、またまた癖のある棋士の登場やら、色々と楽しい巻でした。でもあとがきがやっぱり面白い。
また特徴的なキャラを…
対局シーンと棋士の過去が語られるシーンが多く読み応えのある一冊でした
ストーリーの間に挟まれる羽海野先生と家族のブンちゃんとのお別れに涙が止まらなかったです
そんな心境でも内容の詰まった描きあげた先生に敬意を表します
あまい
なんとなくすれ違っていた桐山の恋心がひなたに伝わり、ふわふわと甘酸っぱい気持ちになりました。
新しい環境で強敵と向き合う中で、自分の弱さに直面する桐山。こんなに頑張っているのにと思いますが、大切なものを大切にできる程度に頑張ってほしいです。
ほんとに好き
ひなちゃんとレイくん、二人には本当に幸せになってほしい。
いや、二人だけじゃなくてみんな幸せになってほしい。
将棋はコマの動かし方、ルールしかわからなくて、戦略なんて何も知らないですが、そんな人でも楽しめる漫画です。
将棋としてももちろん、主人公の周りの人間たちの成長などのストーリーもストレスなしに読むことができます、面白いです!
凄く好き!
将棋が全くわからない私がそれでも何故か吸い込まれる。そんな漫画です。
絵も素敵ですが、言葉が凄く温かかったり、ずーんと響いてくる。
絵の可愛さと(お茶目さ♡)と内容の濃さでわり算して、後味がスッキリしてて甘酸っぱい。。。
大ファンな漫画ですm(_ _)m
獅子王戦
ランキングトーナメント戦佳境を迎えます。また、羽海野先生自身の悲しい別れのことを描かれています。私も実家で飼っている犬のことを思いながら最後のページを見ながら涙がポロポロと落ちていきました。ほっこりと優しい気持ちになれる一冊です。コロナで大変な時期だからこそ読んで欲しい1冊です。
Posted by ブクログ
ブンちゃん、またね
零くん、先生の言ったとおりおにぎりは手離さないで。
なにも失って欲しくない!
あ、零くんとひなちゃん、自然に手繋いでるし!
良かった…
桐山くんやひなちゃん、みんなが幸せになってくれるのを心から願います。その幸せのかけらが少し見えたような内容で涙が止まりませんでした。
入魂!
相変わらずの素晴らしさ!内容も絵も魂込めて描かれているのが伝わってくる。どのページもド迫力です。
比喩(あずさ2号とか田中重工とか)が面白くて、棋士のエピソードもなるほどなあとうなってしまう。
自分も「近道を探して似たようなものぶつけ合う」者のひとりなので、とても考えさせられました。
れいちゃん良かったね!どうかお幸せに!!
Posted by ブクログ
学園祭!告白!キャー可愛い。
梓君登場。師匠の田中さんと共に。
面白くてかわいいふたり。
れいくんが、幸せになるとともに、深いハングリーさが欠ける?
ジレンマ。
Posted by ブクログ
ついに告白するも?
ひなちゃんに返事を求めて告白するわけではないので、その後は不明という。
将棋と人生について
近道したくない
とか
目をそらすのが憂さ晴らし
見つめるなら立て直し
とか
荷物の比較
とか
おにぎりを手放すな
とか
わかる、けど… けどがつくのは、諦めた側の人間だからなのだろうか?努力という視点のみで切り取られることに、少し抵抗はある。
Posted by ブクログ
3月のライオンはただの将棋漫画ではないのです。
読み手側の心の奥とかそういうある部分が大きく揺さぶられて削られるような漫画だといつも思う。
台詞ひとつひとつにガツンと殴られ引っ張られることが多々ある。
内容の感想がかけねーわ笑
内容とは関係ないんだけども
私の愛犬が旅立って悲しんでいた数日後にブンちゃんが旅立ってしまって、とてもとても辛かった。
ライオンを読み始めたころから見てきたブンちゃんがなくなってしまうことや、そのくらいの月日がたったこと、
直接ブンちゃんを知っているわけではないけど、大事な家族を失う辛さがダブってしまってとても苦しかった。
愛犬や愛猫、自身の親が老いるということは自分も老いていくということ。
長い間読んでいるとお別れやさみしいことが増えるよなあと改めて思った。
Posted by ブクログ
・155 ひなたの零への認識=拾ったねこ
・156 「生き馬の目を抜く」 誤認していました。
・164 将棋好き?への零の回答「はい」=うそ…居場所の確保というのには驚き。おにぎりとかシチューとか、無の強さから失う怖さへの移行ですかね。
飼い猫死亡で、内容はガタガタ。立ち直って欲しいものです。