感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ツイートで見本が流れてきて面白かった作品の単行本を見かけて購入。舞台は現代日本……なんだけど、山口県の小島、六篇島が暗殺者を輸出する六篇法国という独立国になっていて、日本に侵攻しようとしているという荒唐無稽なイカレタ設定がまず面白すぎる。なんで山口なんだ。現代の長州藩vs幕府?その設定に負けず劣らずキャラも変なやつばかり。この巻では主人公周りの一連のキャラクター・舞台説明が終わり、2巻からはいよいよ6人の暗殺者が六篇法国で殺し合う教王選(戦)が始まる(実質六篇法国から日本に亡命してきた主人公、藤間シフvsその他5人の勝ち抜き戦みたいなものだけど……)
楽しみ
作者待望の新作
作者の前作の『東独にいた』よりもシンプルに特殊能力を持った殺し屋達が序盤からバトルをする展開は漫画っぽくてとっつきやすい。一方でストーリーの背景に作者の国家観についての主張や危機意識みたいなものが滲み出ていて前作との類似点も感じる。少し大衆に寄り添ったのかな?いずれにしても尖っていながらバトルものとして読みやすく、続きが気になる。『東独にいた』の続きも読みたいけど。。。
すべてが異質
特殊な身体能力を持った人同士のダークバイオレンスアクション。
世界観や作画がとにかく異質。昭和を思わせる背景の書き込みは気味の悪さを際立たせる。
特殊な身体能力者の戦い方も、スマートではなく気味が悪い戦い方。
主人公が語っているが、人の闇の部分への作者の執着が物凄い。