【感想・ネタバレ】ラストイニング 33のレビュー

あらすじ

サイガク野球部、夏の甲子園2回戦の相手は初出場・大分代表の大豊高校。噂通りの豪打のチームに押されっぱなしの展開。しのぎにしのいで2点ビハインドで迎えた終盤8回、ランナーをためて相手先発の関をKO。そして4番の剛士に打順が回る!乾坤一擲のチャンス、生かせなければサイガクの夏も一巻の終わり!?

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人生の最大の敵、それは「鈍感」である
これは野村克也さんの言葉ですが、この『ラストイニング』という野球マンガは、「鈍感」であることは野球をする上で、そして人生において最大の敵だと、そんなことを伝えてくれた気がします。
野球は他のスポーツよりも止まっている時間が長いスポーツです。だからこそ相手を出し抜くために、配球を考えるキャッチャー、そしてサインを送る監督は常に「相手は何を考えているのか、次はどう動くか」を頭で考え続ける必要があります。
本作は「出し抜くこと」「裏をかくこと」を常に考えている監督が主人公です。行間を読むのが一番面白いスポーツだからこそ、剛速球を投げるキャラが躍動する野球マンガよりも、「出し抜くこと」に重きを置く『ラストイニング』は正しいと、私は思います。「鈍感」では、勝てませんよね。

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ネタバレはありません。

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