あらすじ
天下統一が現実的に見えてきた信長は統一後を見据え始めた。その一つが海の外との交易の一元化。そのためにケンは信長から命じられ瀬戸の海へ出たが、そこで待っていたのは!?信長がケンに与えた命とは!?織田と毛利、水面下の攻防が展開する!
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グルメ in 戦国時代!
現代の西洋料理シェフがタイムスリップ、激動の時代を駆け抜けます!
様々な英傑が群雄割拠する世界に放り出され、あまつさえ「あの」織田信長の料理番に。「危なそうだなぁ」とか「無理難題ありそうだなぁ」といったイメージが湧くかもしれませんが……はい、その通りでございます。
しかしそんな環境だからこそ面白い! 調味料や食材が限られている中、創意工夫して料理を完成させていくのは見ていて感心したり驚かされたりお腹が減ったり。(オレンジがないならミカンを使えばいいじゃない)
主人公と周囲の人々との人間模様も魅力ですね。何せ時は戦国時代、現代とはギャップのある考え方や苛烈な生き様、水面下の駆け引きなどシリアスな展開にもグイグイ引き込まれます!(ふぅ、それにしても信長格好良い……)
感情タグBEST3
海の食材
村上水軍に海の食材を出される度に嬉々として料理をするケンが面白かったです。
料理人だけではなく、完全に間者のような存在になってるケンが、歴史を変えられるか。本能寺の変が起こらない日本を見てみたいと思いました。
Posted by ブクログ
各話サブタイトルが人名と人名で揃えられ、織田、毛利の知恵者が策謀を張り巡らせる見応えのある巻。ケンを出汁に使った信長と元吉の対面など先を見据えた物語も面白いし、竹中半兵衛vs小早川隆景の遠大な策のぶつけ合いは孔明と周瑜を思い出す。そして、木訥で天然な面も見せながら、信長に与えられた課題をこなすケンもなんだかいつもと違う………こんな悪いケン初めて見るぞ。
あとあれ毛利輝元が有能すぎて、しかも人を見る眼は肥えているだと!?関ヶ原でどうしてああなってしまったのかと……もっともこの作品では本能寺以降の歴史は描かれることないんだろうけど