あらすじ
本願寺攻めを開始した織田軍は、木津の出城を攻撃したが惨敗。その頃、毛利軍を一人で食い止めよとの命を受けたケンは、堺で明の商人に会っていた…。3000の毛利軍に対し、ケンがとった策とは!?
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グルメ in 戦国時代!
現代の西洋料理シェフがタイムスリップ、激動の時代を駆け抜けます!
様々な英傑が群雄割拠する世界に放り出され、あまつさえ「あの」織田信長の料理番に。「危なそうだなぁ」とか「無理難題ありそうだなぁ」といったイメージが湧くかもしれませんが……はい、その通りでございます。
しかしそんな環境だからこそ面白い! 調味料や食材が限られている中、創意工夫して料理を完成させていくのは見ていて感心したり驚かされたりお腹が減ったり。(オレンジがないならミカンを使えばいいじゃない)
主人公と周囲の人々との人間模様も魅力ですね。何せ時は戦国時代、現代とはギャップのある考え方や苛烈な生き様、水面下の駆け引きなどシリアスな展開にもグイグイ引き込まれます!(ふぅ、それにしても信長格好良い……)
感情タグBEST3
光秀
この漫画の光秀なら本能寺の変を起こさないのでは!?と思っちゃいました。
ケンの料理を食べられなくなってイライラする信長が何だか可愛く思えたし、ケンと信長の主従関係も好きだな。
松田
松田さん、現代でもたまに見かける、小心者で優れた能力もないのにプライドが高いやっかいなおじさんみたいなんだけど、憎めない人。松田さんがひどいことにならないといいな。
Posted by ブクログ
対明商人とどう交渉するのかと思ったが、出した料理が現代人の感覚で確かにこれは…と思わせるもので納得の結末。明に対する毛利の対応も順当で危うい歴史改変ルートを上手く軌道修正させたなあといった感じ。
一方、明智調略サイドでは、この作品での明智光秀が平凡ながら堅実、思慮深く忠義に厚い常識人であること、信長も光秀を大切に思っている事がより一層強調され、この先の本能寺への道筋はいったいどうなるのか。。。
ひとまず本願寺戦は終結したもののイタチの最後っ屁みたいなアクシデントにより、ケンの記憶が戻ると、逆に信長に仕えてからの記憶を失う可能性がある(現状どうなるかは不明)と医師に伝えられた時の信長の寂しそうな反応が強く印象に残った。
Posted by ブクログ
果心や松永の企ては一部成功するも歴史は変わらず。今までケンも食事で人の心を動かしてきたが、大局はやはり史実と変わっていないし、歴史は結局変えられないのか。とすると彼らが過去に来た意味は?