【感想・ネタバレ】バクマン。 モノクロ版 14のレビュー

あらすじ

驚異の新人・七峰透は、亜城木夢叶を手本に、マンガ家を目指していた。だが、売れる為には手段を選ばない七峰のやり方に対し、最高と秋人は、先輩マンガ家としての意地とプライドを懸け、立ちはだかるが…!?

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圧倒的にリアルな漫画家の実情!
『デスノート』の原作:大場つぐみ×作画:小畑健による漫画家を目指す二人組を描いたストーリーです。
作中に出てくる設定は実在するものばかりで、漫画家の実情や小ネタが満載です。また、ジャンプで人気漫画を連載するために努力を重ねる姿を見ていると、こちらまでアツくなります!
主人公のサイコーとシュージンは、ジャンプ漫画の三原則「友情・努力・勝利」に、まったく沿わない漫画を描いていきます。これは、ジャンプらしさがない『デスノート』を描いた大場・小畑コンビによる、『デスノート』の作り方を描いた作品と捉えることもできます。
厳しい漫画家としての道を目指すアツい作品、ぜひともオススメしたいです!

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緊迫の七峰戦

七峰登場で漫画の作り方や編集の在り方そのものが問われる展開は、まさに大場つぐみの真骨頂といったところか。
しかし大場さんは中井さんをどうしたいんだろうか……?こんなに救いようのない自堕落キャラが改心もせず改悪されて再登場したところで、ただただ虚しさしか感じないのだが……

1
2021年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

友人から「ジャンプですごいことになっているよと訊いていた話だったので、「こう来たか!」と思いました。
いつも切り口が予想もしないところから出てくるので、唸らされますね、バクマン。
読んでいて、「この方法は確かに強いかも…」と思っていましたが、後半それが覆されていくのにも驚きました。
人の意見を入れて行くのは、難しいものなんだ…。
アイディアをひとつにまとめ上げるだけじゃなくて、相手の感情も考慮しなければならないという要素までが入っているのが、さすがバクマン。と感じました。

0
2011年10月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新人・七峰透がネット合議制で新連載を開始する。亜城木たちのファンだったこともあり、複雑な想いで七峰と対峙する。

0
2012年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『シンジツの教室』自体は非常に興味深い内容で、しかしこれではジャンプらしくないというのも納得。
作家さんが高評価をつけても、編集部の判断で佳作にもならない。
これを七峰がスキャンしてネットに公開するというのは非常に面白い展開。
台詞でもあったが、時代である。
しかも、集英社と契約した訳でもなく著作権は七峰にあるわけで、公開という行為自体がグレーゾーン。
明るくてはきはきした性格も七峰の計算で
亜城木夢叶の熱烈なファンだった、というところまでは面白かった。

亜城木先生に会いたいと言い出して
担当が帰った隙に本音を言うというのも面白いが
個人的にはちょっと早いような印象。
頭の良い人が計算でここまでしていて、亜城木に対しては
いくら理解してもらえると期待したからといって
あっさり本性を見せすぎなのではないだろうかと思った。

その後編集にも言ってしまうのはちょっとどうだろう。
頭が良くて計算で書いているからこそ、その辺りも計算高く隠し通して描く方がらしいのではないか。
アドバイザーがいるとばらした後は調子に乗ってしまい担当者にも態度がでかいのは
頭が良い=プライドが高い→すぐ調子にのるが叩かれ弱い というのはちょっと安直なキャラ設定に感じてしまい残念。

七峰vs亜城木のバトルを期待したが
亜城木もストーリーを変えるなど「責任をもって潰す」という態度は良いのだが
どちらかというと七峰がちょっとの躓きで立て直せず自滅して負けてしまいそうな雰囲気が物足りない。

また、七峰のやり方は本当に間違っているかというと、そうとも言い切れない気がする。
勿論、本来の漫画とは書き方が違うし、ここまでしたらこれは本当に七峰の漫画と言えるのか、というのも疑問ではある。
実際亜城木も真城とシュージンで相談している訳で、そこに服部さんの意見も入る。
アシの意見が入ることもあるだろう。
福田さんはアシから積極的に意見を聞いていた訳だし。
それが、ネットで作家自身が原稿を公開するのと同じで、時代が変わり
身近な人だけでなく広く意見を募ることが出来るようになった。ただそれだけの話だ。

私自身は、自分が描きたいように描けないのは最早自分の作品ではないと考える。
ただそれならば、多数の意見を取り入れることは結局編集者の言いなりになるのと結果的にあまり違わない気がする。
我がない訳だし、公開前に意見を募るやり方は実際にやってしまえばつまらないと思う。

しかし、やり方として間違っているかと問われれば、そうではない気がする。
方法論の違いなのだし、『漫画は面白ければいい』のだから。

このやり方は新しく従来と違い卑怯に見えるし、亜城木が自分のファンだと言ってくれる人間がこんなやり方をして編集部にも迷惑をかけることを快く思わず
阻止しようと思うのは自然な考えだとは思うが
それだけで七峰を悪としてしまうのはちょっと違う気がした。
七峰のキャラが急に悪役になってどんどん自滅していくのが勿体ない。

七峰を悪として、かつての仲間達が苦しんで産み出していたものをそんな作り方をするのか、と疑問を覚えたのに
そこから抜けだそうとしない中井さんの方が余程最低。
ただでさえ最低度合いが増しての登場だというのに。
公園で原稿を描いていた時はちょっと見直したのに、こんな再登場の仕方はして欲しくなかった。

願わくば七峰も中井もこの先の展開で活躍してくれることを期待。

それにしても、本当にこのバクマン。自体は
邪道の王道漫画だなと思う。
今の漫画の描き方を否定しているような『悪』と主人公達が戦う。
仲間やライバルもいる。
非常に王道バトルだが、実際に刀や銃を持って戦うのではなく、戦い方は背中を丸めてパソコンや原稿に向かうという地味な方法。
しかしそれで熱い展開に持って行くのだからすごい。

七峰がどう出るのか、それを亜城木がどう迎え撃つのか
この先の展開が楽しみ。

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2011年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あれー、何か勢い取り戻したね??
新たなライバル(悪役ぽい)が登場し、いつもよりだいぶ面白かった。

すみからすみまで計算し、ネットでアイデアをつのり、担当を言いなりにして漫画を作り上げていく七峰くん。
七峰くんのやり方、プロにとっては絶対ナシなのかな?
そういうやり方は、「順位を競い合う漫画家」の間でフェアじゃない、というのはわかるが、イチ読者からすれば、面白いものであれば、制作過程にどんな人がかかわって、どういう風に作られていようが、読みたいと思うのだけれども。

後々トラブルになるとか、盛り込みすぎて散漫だとか、そういうリスクは本人が負うべき話であって、他人から「プロじゃない」とか「みんな悩んでるんだ」とか非難される筋合いのことじゃないよな~?
パクリはなしだけど、「どうぞ」と差し出されたアイデアは、調理の仕方でどうにでもなるわけで。調理がプロの仕事であればいいんじゃないのか。

と思いつつ、サイコーたちの言い分もわかるけども。

七峰くんの作品、普通に最後まで読んでみたい(笑)
2位から9位に、そして二桁に。
そこまで順位が下がるって、どんな風になったんだ。

そして、中井さんが相変わらずキモイままで面白かった。醜い。圧倒的に醜い。雪の降る中、漫画を書き続けていたときの根性と情熱はどこへやら。すっかり性根が腐ってしまったなぁ。

そういえば亜豆さん出てこなかったけど、この漫画に亜豆さんって別に出てこなくていいんじゃないかと思う。
何かずれてていらいらするし。

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2011年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なるほど新キャラこうきたかー
雑誌組の評判を聞いてたので気にはなってたけど、これは盛り上がるはずだわ。
今まで悪役らしい悪役が居なかったので、わかりやすい「悪の漫画化」ていうのはバクマンの中では新機軸ですね。
でもちょっとわかりやすく自滅型過ぎて、馬脚を現すまでが急展開過ぎないかなーという気はする。
もうちょっと賢く立ちまわって欲しいけど次巻で持ち直すのかなー
なんにせよここのところ中だるみしてたのが盛り返して、今後が楽しみになってきました。
それにしても中井のキモさよ…
あと体のデッサン崩れはもう直すつもりはないんですかね…
「わざとラフな絵柄にしてる」じゃ納得できないほど指や体型がおかしなことになってるのがどうしても気になる。

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2011年11月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

噂の七峰君登場。
お噂は本誌派の方々から聞いておりました。

噂に違わぬ嫌な奴っぷりで、いっそ清々しいくらいです。
最近は皆で和気あいあいという感じだったので、良いスパイス!

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2011年09月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

分かりやすい「敵」が出てきて、また違った面白さが出てきました。ただ、オチが、自滅だったのが残念。
亜城木が文字通り、「PCPで潰す」ところを見たかった。次巻かな?

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2011年08月10日

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