【感想・ネタバレ】楊令伝 一 玄旗の章のレビュー

あらすじ

梁山泊陥落から三年。「替天行道」の旗を胸に秘めた同志たちは全土に散って、再起の秋を待っていた。史進、呼延灼、張清は叛徒として局地戦を続け、李俊は太湖の周りに船団を組織して威をはっていた。燕青率いる闇塩の道、戴宗率いる通信の網はいまだ健在。加えて、呉用は梁山泊の底から、軍資金となる銀塊をひきあげさせた。いっぽう、官の闇の組織、青蓮寺の梁山泊の残党狩りは熾烈を極めた。しかし、ついに、元梁山泊勢の希望の星、青面獣・楊志の遺児、楊令が、帰還した。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前作『水滸伝』で梁山泊棟梁・宋江から「替天行道」の旗を託された楊令を中心に、梁山泊の残党たちが新たな時代を模索していく物語。北部金国での幻王捜索、南部での方臘の乱、童貫率いる禁軍との戦い、さらに交易や物流による国家構想、中原一帯を襲う大洪水、金国と南宋の戦争など、単なる合戦小説に留まらない壮大な群像劇として描かれている。(全15巻)

作品通して印象的だったのは、「戦争だけではない戦い」が描かれていた点。前作『水滸伝』では武によって道を切り開く場面が多かったが、本作では物流や交易、民の生活基盤をどう作るかという視点が強く、梁山泊が目指した理想がより現実的な形へ変化していく過程が面白かった。また、戦場での勝敗だけではなく、国家や組織をどう維持するかという多角的な戦略が描かれており、読み応えがある。

一方で、前作を読んでいるからこその点も多い。『水滸伝』で活躍・生き残った108傑が、本作では戦や暗闘の中で次々と散っていく姿は非常に辛い。この感傷は本作を読む上ですごく重要で、前作で既に死んだ人物たちの名がふとした場面で語られるだけでも重みがあり、『楊令伝』から単独で読むのはもったいない作品。(読んでみようのハードルが高い...)

個人的には李媛・李英姉弟が何がとは具体的に言い辛いが非常に良い。戴宗はかなり厄介な老人だが、「やるときはやる」という強烈な格好良さを見せてくれる。そして何より忘れられないのが、八巻での史進の「俺だけかよ」という台詞である。林冲、呼延灼、張清ら、かつて梁山泊を支えた大将軍たちが倒れていく中、それでも自分だけが生き残り、志を継がなければならない。その責任と孤独が、たった五文字に凝縮されており、痺れる名場面だった。

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2026年05月25日

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ネタバレ

燕青がこんなに活躍するとは水滸伝の時には思ってもみなかった。ただし、好きなキャラクターなので、どんどん人間味を見せてくれるのは嬉しい限りだが。

今回は一巻目なので、まだ動きは少ない。プロローグといったところか。これからが楽しみ。

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2026年02月22日

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ネタバレ

大水滸伝シリーズ第二章のスタート。
梁山泊陥落から三年。敗北の痛手と虚脱感を抱えながらも再起の準備を進めていく面々。燕青、武松は候真を伴い楊令の行方を追い金国へ。
三年間の辛苦を経てそれぞれ心境の変化が見られ中々すぐに再スタートとはいかない雰囲気。
ギラギラしていた歴戦の強者たちもどこか丸くなった印象。(みんな呉用と馬が合わないのは相変わらずだが)
そんな中でも花飛麟、候真など次世代の若者の成長も見られる。
そして焦らしに焦らしてラストでようやく楊令が登場。
闊達な若者がなぜ苛烈な戦いを続ける「幻王」になったのか。
いつ帰還するのか。梁山泊に何をもたらすのか。
次巻以降も楽しみだ。

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2017年10月23日

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ネタバレ

ようやく楊令伝を読み始めました。1巻では、梁山泊の壊滅から3年後の設定から始まるのです。なかなか楊令が登場してきませんでしたが、幻王と名乗って最後にようやく姿を現しました。それ以外では実は呉用が生きていたり、2世がいろいろ登場してきたりとで、楊令伝は楊令を中心に、この2世達が活躍していく構図になっていくのだろうと思います。また、王進の人材育成所?は相変わらず顕在のようです。2巻以降が楽しみになってきました。

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2013年05月06日

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ネタバレ

北方水滸伝シリーズ続編。
前作で死んだ楊志の息子である楊令を探す内容。
宿星の半分ほどが前作で死んでいる中、どう進めるかと思っていたら、
続々とその子息が現れて、またそこから面白い展開が広がる予感を思わせる。

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2012年12月26日

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ネタバレ

水滸伝の続編。

水滸伝では数多の勇士が死んでいった。けれど彼らが残した種は確かに芽吹いているのだと、新たな登場人物が出るたびに胸が熱くなった。

かつてはどこか子供のような幼さを見せていた史進が成長し、林沖を彷彿させる言動を見せていることに泣きそうになった。林沖が死んでしまったことが、今なおこんなにも哀しい。

全十五巻。時間をかけてじっくりと浸ります。

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2012年11月21日

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ネタバレ

梁山泊死せども、替天行道の志は死さず。
志は次の世代へと引き継がれる。
散っていった英雄たちの息子らは新たな戦いを引き起こすのか?

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2012年03月15日

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