あらすじ
激しい戦いの末、マラティアを陥落させたヒッタイトのカイル皇子。だがミタンニ軍が撤退する混乱の中で捕らえられた夕梨は、ミタンニ軍の黒太子のもとへ運ばれ側室にさせられてしまう。カイルに迷惑をかけないようにと、夕梨は自分の力でミタンニを脱出することを決意。下準備のため城の中を詮索する夕梨は、黒太子の第1の側室・ナディアに出会う。ナディアは、夕梨の命を狙うナキア皇妃の妹。皇妃の側近・ウルヒにそそのかされたナディアは、カイルの名を使って夕梨を”青鹿の間”へ誘い出す。封印されたその部屋に入ろうとした者は全て黒太子に殺されているのだ。だが夕梨は疑いもせず部屋へ入ってしまい…!?
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天は6
黒大使って、どうしてだろう。敵なのに、憎みきれないキャラですね~。お姉さんとの秘話、気になりますね。もうちょっとちゃんと知りたいですね~。
面白い!
とっても面白いです!魔法とチート能力で、何でか勝てちゃった〜が溢れる昨今。そんな展開に飽きた方には是非読んでもらいたい!
ユーリのおかげで手に入れた製鉄技法で、車輪と車軸に工夫をして戦況を覆すカイル。
拐われても病人を心から心配して、捕虜は戦力だと考えられるユーリ。
そんなユーリに、泥まみれでもどんな姫より美しいと民は心をひきつけられる。
ついにはイルバーニでさえもユーリを皇妃にと進言。
そして、ようやく会えたと思ったカイルの目の前で、黒太子に唇を奪われ、体までも!?
恋愛模様だけじゃなく、戦い方や人との繋がりも非常に上手に描いている、歴史ロマン超大作です!
ユーリ、すごい
全ての行動がカイル王子の役に立つ為で、捕虜と連携を取る為に働いてる場所を訪問するのも、なるほど気転がきくなと感心。そこで怪我人や病人が運ばれる安息の家の存在を知るわけだけど、そこは薄暗くて汚い場所だったのを、きれいにしてしまったのも、なんて素晴らしいんだろう。常識や周りの言う事にとらわれず、自分の意思で何でも行動するユーリにとても惹かれる。