あらすじ
祖母の遺品である「友人帳」により支配された妖怪たちに名を返す日々を送る夏目。ある日、地面に陣を描く少女・多軌と出会う。昔出会った妖に掛けられた呪いを解くため、奔走する彼女に協力する夏目。だが、夏目自身も呪いを受けてしまい…!?
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妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
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匿名
妖怪の姿がちょっとゾッとするトコがあって読むのがこわいところもあるけど
にゃんこ先生が可愛すぎて読んでしまう。
タキちゃんの気持ちがわかります!
夏友5
こんなにやさしい雰囲気の作品を描けるなんて、きっととってもやさしい作者さんなんでしょうね~♪出てくるあやかしたちも、本当にやさしいし~♪もしかしたら、作者さんは視える人なのかも~♪と思ったり~w
アニメでも大好きなお話
「呼んではならぬ」「仮家」はアニメでも大好きだったお話。どちらもこの巻だったのね。
薄暗いけれど、どちらも最後に夏目が人との繋がりを広げることのできるお話と思います。
匿名
藤原夫妻やクラスメイト達のように、何も知らない優しい人達との関係も大切。それと同じくらい、名取さんや多軌さん田沼くんなど 本当の姿を知った上で付き合ってくれる人達も本当に大切。両方を大切にしながら、夏目くんの世界が広がっていく感じがとても心地好い一冊でした。
人魚の話の、「側にいてほしい 側にいたいと願って~」の一文が胸に刺さった。
一緒にいてもネガティブな感情を抱くこともあるけど、もし会えなくなったら、どれほど大切な日々だったのか痛感するのだろう。
身近な人を大切にしよう、と再認識した。
匿名
多軌との出会い、寄り添う心の成
新キャラクター多軌透との出会いを通じて、夏目が孤独から他者との絆を深めていく過程を描いています。藤原夫妻との過去のエピソードも交え、人と妖の関わりの中で夏目の精神的な成長と温かい人間関係の構築が繊細に表現されており、心温まる一冊です。
田沼に続き、夏目の秘密を知ることとなる多軌の初登場巻です。
少女漫画ですがあまり人間の女の子が出てこないのでめちゃくちゃ嬉しかったです。そしてかわいい!!
友人帳を大切な宝物なんだと言ってくれた彼女はとてもいい子だと思いました。
このお話では一時的ですが夏目は妖に目を麻痺させられ妖が見えなくなってしまうのですが、当たり前に見えていたものが急に見えなくなった夏目はさみしさを感じていました。
以前の夏目なら嬉しいと感じていたんでしょうか。
それから特別編で久しぶりの田沼の登場。ここで彼はニャンコ先生の正体を知ることになるのですが先生からキツいお言葉が(笑)まぁ先生ならこれくらい言うだろうなぁ。
特別編は夏目以外のキャラの掘り下げをしてくれているのでああこう思ってるんだなーと感じれるのがすごく好きです。
Posted by ブクログ
読み直し5巻目。
目玉はやっぱり、たきちゃん登場、というところですね。
読み直してみたら、人魚も結構長かった。
人魚、たきちゃん、レイコさんの思い出と、最後が田沼君短編。
家にはきゃんこ先生のぬいぐるみがたくさんありますが、この5巻のたきがにゃんこ先生を抱きしめた時のつるふわ!というセリフが、あのにゃんこ先生人形の手触りに影響している感じがします。
夏目、たき、田沼の3人組の話が後で結構出てくるし、先に出てきたのは田沼だったのに、なんとなく仲良し度がたきの方が高いような感じがしてしまいました。
Posted by ブクログ
「側にいてほしい 側にいたいと 願ってそれが叶うことの貴重さを 皆噛みしめてきっと生きている」
側にいてほしい人にいてもらうことができなかったので。
この文章はなんだかとても切ない気持ちにさせられました。
側にいてほしいと思う人と一緒にいられることは、とても幸せなことなんですね。
Posted by ブクログ
第十六話 不老の想い
北本・西川と宿題合宿
この漫画の舞台って、何年頃を想定しているんだろう?
少なくとも携帯が普及する前だよな。
笹舟
第十七・十八話 呼んではならぬ
多軌ちゃん
チョビヒゲ
タキを呪っていた妖
夏目が妖を見えなくなっている間、微妙に先生さびしそう。
夏目もさびしかったね。
「寝込む僕を獣の姿で
覗き込んでいる先生の顔が
なぜだが妙に面白かったが
本人には黙っておこうと思った。」
第十九話 仮家
滋さん
レイコさんとの思い出
カリメ
アニメでこの話好きだった。
特別編 夏目観察帳③ 同じ風景
「小さい頃から時々変なものを見た
他の人には感じられないらしいそれらは
ぶっちゃけ何なのか見当もつかない」
田沼くんあんまり出番なくて寂しいと思っていたけど、妖と関わっているときは近づかないようにしていたのね。
「いつか話してくれるだろうか。いつか訊くことができるだろうか」
Posted by ブクログ
最初のアニメ化決定のときにチェックはしたのですが、花ゆめで線の細い男の子が主人公の妖怪ものというのに「無いな」と切り捨てておりました。
男の子が主人公の妖怪ものと言えば、今市子「百鬼夜行抄」がまず浮かびますが、まぁ似ていますよ。百鬼夜行抄の方が怖いですが…。
良くも悪くも、花ゆめ100%な漫画です。
つまらなくはないです。読んでいてほっこりあたたかい気持ちになるお話ばかりです。が、ストーリーとしていえばやや単調ではあります。盛り上がりとか山場とかそういうストーリーが好きな人には向かないかなと思います。
1〜8巻まで読んでレビューを5巻にしたのは、タキちゃんとレイコさんが好きだからです。
夏目友人帳の中でダントツに好きなのはにゃんこ先生です。あのボテッとした体。まんまるボディ。目を閉じたときの顔。寝てるときの鼻ちょうちんといびき(息?声?)。あぁああなんてかわいいんだろう。もふもふしたい。なでなでしたい。ので、タキの気持ちはよくわかる。なぜあの世界の住人は誰も先生のあのまんまるボディに魅了されないんだろう…。
それに冷めた感じの登場人物が多い中、タキの笑顔とか行動力とかはかなり魅力的です。素直な女の子キャラ大好き☆
レイコさんはまぁ…最強キャラに弱いのです。
続きが楽しみ!っていう感じの作品では今のところありませんが(レイコさんの死の真相とかやるのかな?)追いかけていきたい作品のひとつにはなりました。
Posted by ブクログ
人魚のお話が好きだった。
新しく、タキという女の子も登場し。
タキが夏目の事好きになるといいな笑。
養父の滋さんともかかわりがでてきて、
幸せをかみしめる夏目が良かった。
Posted by ブクログ
妖怪と戦い、札に名を記し、使役していた祖母。
その祖母が死に、遺産を受け継いだ主人公。
その中に妖怪を使役できる札帳を発見する。
その札帳を狙って、またはその使役を解除して欲しくて、妖怪が主人公を時間・場所を問わず訪ね・襲ってくる。
その名を返すため、東奔西走するお話。
妖怪の話なのに、暖かく感動し泣ける物語です。
匿名
怪しい陣を描いている女子生徒、何が目的なのか…
夏目の名前を知り夏目が妖怪を見えることを知っているようで…⁉️
匿名
出逢いと別れ
この間では人側の新たな出逢い
縁のある人物を
無意識に助けたことで結ばれた縁
後に心強い存在となる人物との出逢い
その他の話でも主人公の優しさ満点の物語
Posted by ブクログ
子供の頃なら特に、幽霊が見えると言われたら
いじめられるよりチヤホヤされることも
ありそうな気がするのだが
夏目はずっといじめられていて気の毒だ。
タキとの出会いは興味深かったし、
彼女がひとりで抱えていたものを思うと
夏目と会えて良かったなと思う。
滋さんはちょっとイメージと違った。
友達といる時に声をかけてくれるのは良いが
友達たちに挨拶くらいして欲しい。大人なのだし。
レイコさんと知り合いだったというエピソードは
とても良かった。
夏目はもうちょっと打ち明けても良いのでは
と思うのだが、信用していないのではなく
心配させたくないのなら仕方ないかなとも思う。
特別編も良かった。
田沼には花火が見えないと言えて良かった。
匿名
仲間たち
夏目友人帳も5巻目になり、少しずつ人間の仲間たちも増えてきて、今回は女の子が登場。田沼くんとの距離も縮まってきたし、今後も夏目の理解者が増えるといいな。
ニャンコ先生
なんということでしょう。夏目くんにはお友達がいたんじゃありませんか。しかも妖怪を少し見える。たまにうらやましく思ってるようにみえるところが悲しい