最愛の母を亡くし、テント暮らしの女子高生・透をひょんなことから迎え入れてくれた草摩家。
そこに住んでいた同級生の美少年・由希を始めとする、草摩の一族には、異性に抱きつかれると動物に変身してしまうという秘密があった。
かつて十二支を結んでいた遠い約束に、今も彼らがとらわれていることを知っていった透は…。
ファンタジーの設定を盛り込みながらも、家族の在り方や友情について優しく包み込むように描く作品。
草摩家を筆頭に、個性豊かなキャラクターが次々に登場。
同年代女子がそろえば推しメンについて討論になることもしばしば。
由希派?夾派?という問いには皆が一家言持っていることでしょう…!
ラストに向かうにつれ、それぞれの心をときほぐしていくモノローグに涙の連続です。
再アニメ化にも納得の、何度読んでもあたたかい気持ちになる名作!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
フルバは大好きなのですが、この巻の真鍋から透への発言がどうしても納得できず。。というか許せないというか。。そもそも真鍋は透に何か言える立場でもないような気がするのです。。加害者の娘の彼氏って、結婚してる訳でもないし。小牧も元気だよ、とかも言う必要あるのかな?何か色々謝ってたけど、言葉が違うような。。小牧のお父さんがどんな理由で事故を起こしたのかは書いてないので分からないですが、加害者の子供と被害者の子供ってどちらも悪くないし憎み合う理由も本来ないですが、事故を起こした直後の葬儀の時に第三者が言える言葉ですかね?その後の小牧が真鍋に諭した言葉も。。微妙です。父親が起こした事故を背負う必要はないけど、やはりどうしてもどこかで罪悪感とか感じてしまうと思うんだけど、そういう人の言葉に聞こえなくて。。読んでてただ透がかわいそうだったなあ。自分は心狭いなあ。
透の夾を想う気持ちが溢れていて、どうかどうか幸せになってほしいと思うばかりです。
紅葉が大きくなって、ビジュアルの変化とさらに優しく儚くなっていました。
副会長と透の接点にもとても驚きました…!