あらすじ
千鳥と桔梗の一行は1年ぶりの海へ! しかし保科 昴のある一言がきっかけで、夏沢 朔の気持ちが揺れ動く──。この出来事をきっかけに昴は、「異性」や「恋」について考え始める。季節は進路に向き合う高校最後の夏休みに。そして今日は薫子の誕生日。凛太郎はケーキを渡すだけのはずが、なぜか薫子の部屋で二人きりになって……!?
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強面で高身長の主人公・紬凛太郎。彼が通う高校はバカが集まる底辺男子校・千鳥高校。その隣には由緒正しきお嬢様高校・桔梗女子が。
そのお嬢様学校に通う女の子・和栗薫子に凛太郎が出会うお話です。ロミオとジュリエットを思い浮かべるような王道ラブコメマンガです。
このマンガの魅力は登場キャラたちの内面と表情です!
凛太郎は行動力溢れる男の子で見た目はイカツイですが、とても優しい!しかも意外と初心。
一方の薫子は通っている高校や見た目で人を判断しない、自分の意見をしっかりと持っている女の子。そして美味しそうにたくさん食べる様子が可愛い!
顔がアップで描かれているコマが多いこのマンガですが、キャラの表情がどれも素敵です。
薫子のとびっきりの笑顔に癒され、凛太郎の真剣な眼差しにドキッとしたり、凛太郎を見守る母の呆れ顔にクスッとしたりします!
王道系のラブコメが好きな人はきっとハマること間違いない作品です。
気になった方はぜひ読んで見てください!
感情タグBEST3
今回もすごく良かった
大きな進展などは無いものの確実に未来に向かってる様子がとてもよく伝わってくる一巻でした。なぜか毎回涙が出てくる。自分の子どもたちにもこんな素敵な友達に巡り合って欲しいと願わずにいられない。次巻も楽しみです!
匿名
青春
凛太郎くんも薫子ちゃんも2人とも可愛すぎます!
2人の関係性も少しずつ進んでますね!
周りとの関係や進路のことなど高校生ならではな青春って感じます。
ひー、相変わらず最高すぎ!!今回はみんなの進路のお話がメインでした!!それよりも次のりんたろうくんの父母の過去編?めっちゃ気になりなんですが!!楽しみにしてます!!
Posted by ブクログ
最初に薫子と凛太郎の甘々な”純愛”が堪能できたと思ったら、次の三者面談で凛太郎母と凛太郎の”親子愛”に心が和み、中盤は凛太郎両親の”夫婦愛”と凛太郎ファミリーの”家族愛”に胸を打たれ、最後はいつものメンバーによる”友愛”をテーマにしたエピソードで不覚にもうるっと来てしまった。19巻は様々な形の”愛情”が詰め込まれていて、癒されたいときにもう一度読み直したい。
Posted by ブクログ
最新話まで読み終えた。
とても素晴らしい作品だった。
隣接した高校は偏差値からして対照的な2校。そんな2校それぞれに属するある2人の男女が中心となって織りなす青春ドラマ。
恋愛だけでなく映し出される人間ドラマはどれも高校生たちの立場ごとの苦悩を表現している。現代の若者たちは、キャラの中から1人は自分と重ね合わせることになるのではないだろうかと思う。
将来に確証が持てない、そんな若者に必読のシリーズだ。
Posted by ブクログ
発売当日に書店に行けなかったけど、5日程しか経って
ないのに売り切れててびっくりしたわ。
香り付き栞目的だろうねー。発売翌日くらいに出版社
が売りに出されてるので「買わないで下さい」って投
稿してた。(人の”好き”につけ込んでお金を儲けようと
する転売屋は地獄に落ちろ)
おかげで私は発売から1週間以上も待っての購入になり
ました。読むはさらに遅くなってしまったけど…
みんな本当にかわいい!
納得いくまで悩んじゃえー。
アニメ最終回を観た直後だから(付き合い始めて一年
とはなんというタイミング)凛太郎の黒髪が新鮮。
「できるだけ早く」というのは誰にでもある気持ちだ
と思う。それは基礎が出来ている上でのことで、その
点凛太郎はクリアしてるとは思うけど、甘い考えじゃ
なくて敢えて厳しい環境に自分を置きたいというのは
覚悟と凛太郎の意思の強さの表れなんだろうね。
リュカさんは厳しそうで私も緊張した。
表紙になってる薫子のシーンは…悶絶。
かわいいー。
かわいいと言えば、薫子が描いた似顔絵もかわいい!
毎回グッとくる……
今回も凛太郎の成長した姿の描写が凄くグッときて良かったし、友達間の信頼度の高さが最高過ぎる👍薫子ちゃんがいつも素直で今回少し積極的でめっちゃ可愛い︎かったです💕
それぞれの進路に向かって悩みながら進んでる姿がホントに良い!
自分が高校の頃と重ねてみた時…なんにも考えてなかったなくここまで来たな💦この子達は漫画の中の話だけど尊敬してしまうくらい毎回入り込んでしまいます😅
次巻凛太郎頑張れ!!凛太郎の父と母のストーリーも気になる(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
次巻もめっちゃ楽しみです︎💕
励みになります。
みんなの進路編が続きます。自分もあと何回三者面談に行けるのか考えました。ただただ心から願うは「がんばれ」「がんばれ」「がんばれ」
いい仲間、大人たちの言葉にいつも励まされています。今回はレベルアップした?薫子画伯も見れます(笑) 続きも楽しみです。
Posted by ブクログ
化け物のように肝のすわった娘。
巻末のメッセージに全部持って行かれた笑
大人が出てくる話になると涙、涙。
次巻はすこぶる良い話になりますねー。
Posted by ブクログ
母親が階下に居る状況で誕生日祝いに部屋で二人っきりになってしまった凛太郎と薫子の様子が恋人らしさに溢れていてとても良い…!
その中で2人が交わす会話がお互いの事だけでなく、朔と昴の関係についても含まれているのは印象的。2人はあのような状況でも2人だけの世界に閉じ籠もっている訳ではないのだと察せられる
だから薫子が求めた抱き締めてのポーズも昴との会話を踏まえたものなんだろうな。まあ、抱き締めるだけに留まらず少しだけその先までやってしまうのは昴には言えない恋人だけの時間とも感じられたけどね
凛太郎の進路について改めて言及された三者面談
既に凛太郎はパティシエを目指すと明言していた訳だから、これ以上悩む必要はないと思っていたのだけど、どうやってパティシエになるのか、という点を悩み始めたようで
現状が高校生ならパティシエに成る為に専門学校へ行くというのは一般的に言って誤った判断とは思えない。実家がケーキ屋である凛太郎に一般的な話が必ずしも適切とは限らないだけで
凛太郎はこういう点が偉いよね。これと見定めた道が在るから、その道を選ぶ事を妥協しない。前に掲げられた安易な道を無思慮に進むのではなく、考えに考え尽くした上で進もうとする。こういった姿勢は容易に身につくものではない。それこそ彼の人生に拠って形作られたものだろうし
そう思うと、杏子がこれまで下げてきた頭に何の意味も無かったとは思えなくて。彼女が凛太郎の側に立って、彼を正論から守ってきたからこそ、凛太郎はああして道を選び取る力を身につけられたのだろうと思えるよ
それでも凛太郎が悩んだ末に出した進路には少し驚かされる気持ちは抑えられなかったな
学校で学びの時間を過ごすって、ある意味守られているようなものなんだよね。学校にいる間は自らの進路に対して責任が課される事は殆ど無いし、どうやって道を進むのかも教えて貰える環境
逆に就職するって守られる環境からの脱却と言えるかもしれなくて。でも、凛太郎はそうした緊張感や責任感をこそ求めているというのは凄い話だと思う
これって近くに日々お客の期待に応えている父や仕事のキツさに直面した上で更に向き合おうとする兄が居るから思い描けた道の進み方の筈で。そう思うと凛太郎は家族から本当に良い影響を受け、成長の糧と出来ているね
進路に対して凛太郎は一定の答えを出せたけど、これはこの時期の高校生ならではの問題なのだから、彼の友人達も同じように悩んでいるわけで
146話からの一連のエピソードではその辺が描かれたね
絢斗が警察官に成りたいとの話は以前にされているけど、それで道が完全に定まるのではなく、日々を過ごす中で改めてその道を選ぶ事こそ自分の使命なのだと思ったりする
だとしたら、翔平が自分の日常生活から進路を定めるのも、凛太郎が進路に関するヒントをこれまでの日常から見付けるのも、朔が自らの進路を口にしたのもそういった関係だね
てか、朔が教師かぁ…
昴達と初めて勉強会をした頃は「教え方が下手」なんて言われていた朔が一つの気付きから相手の目線に立って教える大切さを学んで、更には違う立場にいるように思えていた飛鷹とも和解出来て
それらを積み重ねれば朔が教師を目指すのは当然の成り行きであるように思えるけど、確かにこれまでそういった進路を仄めかしても来なかったのだから、朔が進路を明かす瞬間に緊張するのも当然か
けれど朔には自身に足りないピースが存在していると思っていて。だから不向きだとなるのではなく、だから「頑張ってみる」となる朔の成長は良いなぁ…!
T大の判定がCになってしまった事を「目指してた訳じゃない」と自分を正当化して誤魔化していた彼が改めてT大を目指すと明言する姿はその時点で彼なりの頑張りが感じられましたよ!
凛太郎達はある程度、悩みの森を抜けられた状況。悩みが終わったなら次は行動の番
でも、求人を出しているわけでもない店に就職しようとするって生半可な話ではないよなぁ……
その意味では凛太郎が思わず口を滑らせた事も、店主が凛太郎を測ろうとしてくれたのも巡り合わせといった印象を受ける
でも、偶然だけで欲しい物は手に入らない。相手にそれを与えるに相応しいかどうか判断させる必要がある
そう考えると、厳しさを伝えるエピソードを前にあの表情を出来た凛太郎は資格の欠片を持っていると示せた事になるのかな?
実際に就職するのはまだ先の話。けれど、これから始まる試練の日々は凛太郎にとって単純に進路を決めるだけに留まらないとても大切な日々になりそうな気がするよ
長いような短いような
一年。一年ですって。
夏祭りから一年。
付き合い始めて1年。
いろんなことがあった。人間関係や進路のこと、さまざまな形の青春や葛藤があって、そのたび強くなる彼らに、時に弱く挫けそうになっても折れず前を向く彼女たちに読者である自分も背中を押された気がします。
次巻は凛太郎の両親のお話。とても好きな2人なので楽しみです。