あらすじ
底辺男子校・千鳥高校に通う紬 凛太郎と、お嬢様校・桔梗女子の和栗薫子。二人が付き合い始めてから数か月が経ち、季節は冬に。両校の2学期も終わりが近づく頃。凛太郎は勇気を出して、「可愛い」と言葉にして薫子に伝えたりと、二人の仲は少しずつ、でも着実に深まっていく──。しかし、そんな様子を目撃した少女が。彼女は凛太郎の中学時代の同級生。そして、かつて彼に恋をしていて……?
...続きを読む
強面で高身長の主人公・紬凛太郎。彼が通う高校はバカが集まる底辺男子校・千鳥高校。その隣には由緒正しきお嬢様高校・桔梗女子が。
そのお嬢様学校に通う女の子・和栗薫子に凛太郎が出会うお話です。ロミオとジュリエットを思い浮かべるような王道ラブコメマンガです。
このマンガの魅力は登場キャラたちの内面と表情です!
凛太郎は行動力溢れる男の子で見た目はイカツイですが、とても優しい!しかも意外と初心。
一方の薫子は通っている高校や見た目で人を判断しない、自分の意見をしっかりと持っている女の子。そして美味しそうにたくさん食べる様子が可愛い!
顔がアップで描かれているコマが多いこのマンガですが、キャラの表情がどれも素敵です。
薫子のとびっきりの笑顔に癒され、凛太郎の真剣な眼差しにドキッとしたり、凛太郎を見守る母の呆れ顔にクスッとしたりします!
王道系のラブコメが好きな人はきっとハマること間違いない作品です。
気になった方はぜひ読んで見てください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
序盤に描かれていた皐月ちゃんの失恋エピソードが凄く良かった。切なさと温かさが同時に沸き上がる感動的な展開で読後感も爽やかだったし、他者から見た薫子の魅力、ひいては彼女としての圧倒的な存在感を改めて認識できた気がする。皐月ちゃんの初恋は残念な結果だったかもしれないけど、いつか素敵な恋に巡り会えることを祈りたい。そして、終盤から始まったアルバイトエピソードで依田くんは何を思い、どんな答えに辿り着くのか、考えていることが見えにくいキャラクターだからこそ次巻が楽しみ。あと、何気に凛太郎父の「俺たちにはもう出せない雰囲気だな」って台詞がお気に入りだったりもする。
今回も良かった!
高2って進路の話が出てきて焦るよなぁ。懐かしく感じました。でも悩むだけ悩みたいって、ちゃんと自分が納得した道を進みたいと思っていてすごいなと思いました。
良かった!
結果はどうであれ中学生のときも凛太郎の優しさや穏やかさに気付いてくれていた子が居てくれてなんだか嬉しかったです!いい人と巡り会えますように!
依田回。まだまだ続くので楽しみにしています
皐月の話は長く引っ張って二人の仲が拗れるようならちょっと嫌かも…と危惧したけれど、全然そんなことはなく、短くまとめられた良い話だった。青い痛みと友達の大切さが尊い。
匿名
最高
弟想いのお兄ちゃん優しすぎる。凛太郎がこんなに優しくて良い人柄になったのは家族の影響が大きいのかな。あと髪下ろした凛太郎カッコよすぎ。
Posted by ブクログ
ほんとに純粋でいい子しか出てこなくて大泣き案件です。
友達との関わり方、自分と向き合うこととか色々考えさせられるいい機会になりました!
あと薫子ちゃんの弱点ってなに。
依田
喧嘩が強くて、仲間思いで、でもそれ以外は目立たずにいた依田。彼のルーツが明かされる、のでしょうか。朔や宇佐美とも少し経路が違う依田。彼は一体何を考えているんだろう。
ただ、みんなのことを大切にしているってことはすごく伝わってきます。私は好きですよ、依田。
Posted by ブクログ
皐月の話は大きく発展する事は無かったけど、これはこれで短編めいて良い話だったかな
中学の時は逃げ出したまま終わってしまった。だからこそ、友達の言葉を胸にして必死に走ったのだけど…
読者的には判りきっていた展開。けれど、あの場面で凛太郎に声は掛けられなかったとしても皐月は逃げ出したりしなかった
そして失恋した今でも前を向いて歩いていける心地で居る。それは彼女が恋によって手にした大きな経験となったのかもね
高校ニ年生のクリスマス時期という事で話題に上がってくるのは進路選択について
既に進路を決めている者も居ればまだ迷っている者も居る。そうした模様の違いが見えてくる中で絢斗だけが曖昧さを感じさせる返答という違和感
いや、言葉としてははっきりしているのだけど、そこにある想いが感じられないと云うか
そこで放置しないのが凛太郎達のグループなわけで
まるで拒絶しているかのような絢斗に対して、「内容を話せ」ではなく「話すつもりないってのは何でなんだ?」と聞いてやる翔平は本当に良い奴だよ…!
ただ、それでも絢斗は何処か誤魔化すような感じがあって。でも、絢斗があのように「自分で悩みたい」と言ったなら踏み込む事は難しいわけで
言葉とは裏腹な問題集を見てしまった凛太郎は悩ましい立場
親友の心に何処まで踏み込んで良いかなんて相談をする相手を選ぶのも難しい問題だけど、こういう時に薫子は良い指針になってくれるね。というか、かなり踏み込んでくれたな!
凛太郎は絢斗への踏み込み方に迷いがある。だからこそ、迷いなど無いように彼を抱きしめてくれた薫子の温もりは凛太郎に勇気を与えるものになるね
今巻では詳細が見えないままに終わってしまった絢斗の夢の話。過去形で語られる憧れの兄の姿は今の絢斗にどのような影響を与えたのだろうか?