あらすじ
底辺男子校・千鳥高校に通う紬 凛太郎と、お嬢様校・桔梗女子の和栗薫子。季節は新年1月に入り、凛太郎は自身の誕生日を両校の仲間たちと共にテーマパークで過ごす。また夏沢 朔と保科 昴はこの日を機に、二人で勉強会を開くなど距離を縮め、来月のT大模試へ一緒に行く約束をする。その一方で、2月に控えるイベントはバレンタインも! しかし薫子はすごく悩んでいる様子で……?
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強面で高身長の主人公・紬凛太郎。彼が通う高校はバカが集まる底辺男子校・千鳥高校。その隣には由緒正しきお嬢様高校・桔梗女子が。
そのお嬢様学校に通う女の子・和栗薫子に凛太郎が出会うお話です。ロミオとジュリエットを思い浮かべるような王道ラブコメマンガです。
このマンガの魅力は登場キャラたちの内面と表情です!
凛太郎は行動力溢れる男の子で見た目はイカツイですが、とても優しい!しかも意外と初心。
一方の薫子は通っている高校や見た目で人を判断しない、自分の意見をしっかりと持っている女の子。そして美味しそうにたくさん食べる様子が可愛い!
顔がアップで描かれているコマが多いこのマンガですが、キャラの表情がどれも素敵です。
薫子のとびっきりの笑顔に癒され、凛太郎の真剣な眼差しにドキッとしたり、凛太郎を見守る母の呆れ顔にクスッとしたりします!
王道系のラブコメが好きな人はきっとハマること間違いない作品です。
気になった方はぜひ読んで見てください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
単行本10巻で語られた中学時代の"わだかまり"と出会い、気落ちしてしまった朔くんを保科さんが励ましてくれるとは……。薫子以外で誰かのために自分から動けるほど成長したのが単純に嬉しい。保科さんのアドバイスが猫パンチのラインスタンプから始まる展開には笑ってしまったけど、朔くんの背中を押す言葉としては最善だったと思う。朔くんと飛鷹くんのエピソードを読んだときに感じていた心残りが解消されて、晴れ晴れしい読後感だった。今回のエピソードの幕引きを見る限り、朔くんの中ではすでに恋心が芽生え始めているようにも感じ取れたけど、肝心の保科さんは恋愛感情に疎いみたいで先行きが不安……。果たして、どうなることやら……。
青春!
高校2年って忙しいよな〜。遊びたいけど勉強しなきゃだし、進路もぼちぼち考えないとだしーって。自分の時を思い出しながら読むけど、凛太郎達の方がしっかり考えてて偉いなと思ってしまう。笑
夏沢の過去話が綺麗に解決されて良かった。恋愛ものは基本突き合うまでが面白くてもその後が蛇足になりがちだと思うのだけど、この作品はうまく周りのキャラクターのエピソードを織り交ぜて魅力を損なわずに保っている。
匿名
こんな青春送りたかった
周りの人がいい人ばかり
んなこたあるかいな、と思いながらもついつい読んでしまった。こんな環境だったら高校生活楽しかっただろうなぁ
進路
わっくわくのバレンタインデーは恐怖の学年末と共にやってきました。
そんな場面で
薫子ちゃん「ケーキ、お菓子を作るのって難しいし大変。そんな大変なことを高いクオリティで作る凛太郎くんは凄い。」
先生「人にとって苦に感じることが自分にとって苦ではない。それは立派な武器になる。」
2人の言葉は凛太郎くんの進路の悩みを少し解決してくれたのでした。
先生の言葉は特に目から鱗の気持ちで読んでいました。自分が就職で悩んでいる時に聞きたかったです…。
Posted by ブクログ
朔と昴、やっぱりすごくいい。
同じ温度で物事を見ることができて、静かだけど熱い
他人を思う気持ちを持ってる。
朔が飛鷹の事と自分の気持ちを昴に躊躇なく話せるこ
とに驚いたし、昴の応え方も朔にとって完璧なものに
見える。
この先どんな関係を築いていくのかわからないけど、
出会えたことは二人にとって祝福じゃないかな。
昴との良い関係が飛鷹との良い関係に繋がる…素敵。
薫子を見る時の笑顔がハッとするほど魅力的な凛太
郎は、将来が少し形を成してきたかな?
依田と翔平の幸せな話も聞きたい。
よかったです。
続きを楽しみにしていました。セリフや行動だったり、相変わらず心を揺さぶりにくる面白い作品です。高校生ならではの悩みや何やらですが、大人も懐かしさや羨ましさが相まって楽しめると思います。友だちのホントに何気な言葉掛けや気づかいで前向きになっていったり、自分も振り返るきっかけになったり。。優しさが循環していく、ヨキ作品です。
幸せだが
朔の抱えていたものが解消されたのか、いい話だったかと思います。ホラー映画デートも薫子さんの強かさが見れて良かったです。
しかし次巻予告。あまりにも不穏すぎる。
Posted by ブクログ
夏沢と昴はくっつくのか気になる。個人的にはくっついて欲しい。ケーキ屋さんの子に手作りチョコあげるのハードル高過ぎて無理だ。相変わらず今回も和栗さんが可愛かった
Posted by ブクログ
凛太郎と薫子のバレンタイン、そりゃ初々しいカップルとしては心躍るイベントでは有るけれど、薫子にとってパティシエ見習いの凛太郎に渡すとなれば弩級に緊張するイベントとなるのか
美味しいチョコマフィンを作るまでの大変さは薫子にケーキ作りの大変さを実感させ、逆に凛太郎に「ケーキ作りを大変と思わない自分」を自覚させる事になるとは面白い
それは後に塚田が間接的に指摘するように凛太郎がケーキ作りに向いている証と言えるのかもしれない
今はまだ進路を定められていない凛太郎にとって他の人がお菓子を作ろうとした際の感触と自分の感触差は進路決めの参考となるのかもしれない
だとしたら、凛太郎の初期衝動と言えるパティシエと再会する展開は他者を通してケーキ作りへの想いを固める流れとなるのかもしれないね
この巻のハイライトはやはり朔と昴の同日模試かな
深く考えずに見れば高レベルの大学を目指して切磋琢磨する間柄に見えるが、少しでも色眼鏡が含まればそういう意味を想起してしまう。ただ、ここで周囲が囃し立てるのではなく、見守るかそもそも気付かないかという感じになっているのは良いね。まあ、それ以前に昴が全く思い至っていない状況だから外から指摘したところであまり意味を持ちそうにないのだけど
そんな調子だったから一緒に模試を受けて成績を確かめ合う感じになるかと思いきや、とんでもない人物が再登場したね
朔にとって痛みを伴う心残りである飛鷹相手だからこそ容易には触れられない。逃げてしまいそうになる
そこで彼の成長を知り、彼の強さを知る昴が朔の背を引っ叩く展開は良かったな。最初は嫌な対応をした自分へ誠実に向き合ってくれた優しい人を知っている。だから朔が逃げたままで終わらせてしまうなんて思わない。
こうした昴の温かい信頼は力になるね
気不味さや進む恐怖ばかり増す時間を自覚して、それでもなお自分から踏み出して謝った朔は本当に凄い成長を見せたよ。中学の時は飛鷹に踏み込まなかった。だから相手を傷付ける発言をしてしまった。そうした悔みを抱く彼が真摯に謝った
朔がそうして口火を切ってくれたから飛鷹の方もあの頃は言えなかった想いを口に出来たのだろうね
傷つけた、謝りたい。そう思っていたのは朔だけではないと知れるこのエピソードからは温かみをとても感じてしまったよ
今まで線を引いていた向こう側に踏み込んだら、思いもしなかった光景に出会えた。これは朔の成功体験となった筈なのだけど、この経験を昴相手には活かさない感じなのか…
外から見る分には互いを尊重し合おうとする2人はお似合いに見えるけどな…。もどかしい