あらすじ
「僕が誰だか本当に気付いてないんですか!?」
日常に戻り、同時発生した青ランプに対処するトウカたち。別現場のナガツキとアカリヤのもとに合流したトウカだったが、ナガツキの姿を見たトウカは絶句して……?
自覚なき死者の生きる国“終端街”へようこそ――。
結月さくらがいざなう、想い絡み合うヒューマン・ファンタジー。
(第22話収録)
事故で命を落としたトアが出会ったのは、昇降機守を自称するトウカ。
死者の乗降場でたくさんの人を見送ったという彼は「自分の背負ってきたものと向き合えなかった者は人ではなくなる」とトアに話すが…。
トアの後悔に寄り添うトウカの言葉に胸を打たれました。
そんなトウカが探し続けている友人はどんな人物なのか、トウカにとってどのような存在だったのか…。
トウカの言葉の節々からその友人への尊敬と執着を感じ、ますます気になってしまいます。
そして、昇降機が"生える"不思議な世界観に思わず惹きこまれました。
死者の国を舞台に、どこか冷たい雰囲気がありながらも、そこで生きる人たちの温かさも描かれており、何度でも読み返したくなる作品です!
感情タグBEST3
首無ピースで笑わない人いる?
キャラクターの持ち物から伺えるファンタジー要素大好きです。
ノスタルジックで古風さを感じる世界観であり、「現実にもありそうな」デザインでもありつつ、ファンタジーな技術・ファンタジーが当然にある世界で、不意にフィクションを感じられるのが面白いですね。結月さくら先生のこういうファンタジー描写が大好きなので嬉しいです。
家の破片が入ってて家まで瞬間移動してくれるモノ……!?
どこで●ドアじゃん、キメラ●つばさじゃん、と勝手にはしゃぎました。
からの、ナガツキくんの首が!!!!!
「覆水盆に返らず」とは言いますが、ナガツキくんの命は「盆に戻る水」なんですよね……と思うと、タイトルの意味に唸りました。
こんな状況でも他人を気遣えるナガツキくん、本当に良い子。
初見殺しに遭ってしまったナガツキくんに対し、「レーザー」の存在を認知していて、かつ、対処できる反射神経・思考があるトウカさん流石、赤ランプ対応のプロ。スマートな倒し方が格好いい。
ところで、首無ピースで笑わなかった人います?
私は笑ってしまいました。
「推しの!!!首が!!!」と血の気が引いていた+内心号泣していたのに、推し本人がこんな元気だったら確かに気が抜けますて。
首無しナガツキくんの肩にくっついてるイトマキグモちゃんが泣いているのを見つけて、ぎゅっとしてあげたくなりました。ちゃんと懐いているんですね……。ナガツキくん無事であってほしい。時間差で……とか、離れたら実は……とか、最悪のパターンをあれこれ想像しては、怯えている自分と、ここからどうなるんだろうとワクワクしてる自分がいます。
そして、アカリヤさん……!!
今までアカリヤさんが登場した回(2話、3話、11話、12話、13話、21話)を読み直そうと思います。
あの時は「そういう反応にもなるかー」と流していた間や台詞の意図・解釈が変わりそう……!!
こうして何度も読めるので良い作品です。
そしてあなたを抱きしめる
トウカの持ち歩くものを確認する、というほのぼのシーンかと思いきや終盤の展開に息を呑みました。
これでこそです(滂沱)
アカツキさんの登場に歓喜していたら、そんな、ねえ…。
ナガツキの身体と顔がそれぞれ思考できるのは興味深いところです。
腕に掻き抱いたそれは温かい。
きみの瞳は何をみているのか?
よき隣人だと思っていた存在の、内側にあるものとは。
酒粕仕立てのあら汁のような、不透明で、熱があって、椀の底が見えなくて、骨がゴロゴロしているけど、作者さん特有の忘れえぬ旨味がある一話。
匿名
まさかそうくるとは思いませんでした。
前回、ナガツキくんを幽閉していたのは誰で目的はなんだったんだろう?と気にはなったのですが、そうきちゃいます!?
屋上の鍵を開けたのは本当に善意か、それとも上からの指示だったのか。ナガツキくんが物心つくころにはあそこにいたことを考えると、さすがに張本人ではないだろうけど。
2人で呑んだ回の最後のセリフがそう繋がりますか。
ナガツキくんがユラさんを失ってからトウカさんに出会うまでどのくらい間があいていたのかはわかりませんが、アカリヤくんは失踪したナガツキくんを探すために自警団に入っていた、ということでしょうか。
青ランプの先の法則性、わかりそうでわかりません。
そして緊急脱出用アンプルは誰が作ったのか気になって仕方ありません。
あと、結月先生の趣味全開ですやん(笑)と思いました。
イトマキグモくんが泣いてるの可愛いし可哀想。