廣野由美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
19世紀イングランドにおける架空の地方都市ミドルマーチを舞台に多彩な人間模様を描く。第3部と第4部を収録。
複雑かつ絶妙に絡み合う人間関係が面白すぎる第2巻。主要となる人物のみならず、脇役やちょっと出のキャラクターにも魅力が満載だが、さしあたり主に気になるのは次の3つの愛のゆくえだ。
1.ドロシアとカソーボンの夫妻、それに関わるウィル・ラディスロー
2.リドゲイトとロザモンド
3.フレッドとメアリ、フェアブラザー?
男性名を使っているが作者は女性なので、不美人でも賢く、強い輝きを放つメアリという人物は作者の自己投影が色濃く反映されているのではないかと想像する(本名メアリ・アン・エヴァンズだ -
Posted by ブクログ
本年ベストの読書体験になる予感がする!!!ヴィクトリア朝を代表する作家、ジョージ・エリオットの最高傑作。
ミドルマーチとは、イングランド中部に設定される架空の地方都市の名前である。本作は19世紀前半、産業革命の影響により、社会に大きな変動が起こっていた時代――資本主義経済や民主体制への移行、その結果として生み出された新たな階級社会、揺れ動く人心の独特な雰囲気――のなかで、二人の主人公を軸に、多層化する人々の生活・心理を幅広く描いた作品である。それぞれの宗教・信条・階級・経済力・年齢・性格などから、当時の社会と人間精神を深くえぐり出している。
知的で美しい人妻・ドロシアと、高潔な理想を掲げる -
購入済み
初心者にも読みやすい
『フランケンシュタイン』の物語を知らなくても本書は読むことができる。批評理論を学びたくて本書を手に取ったが難解な解説もなく入門書として大変分かりやすかった。
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Posted by ブクログ
う~ん、本当の怪物ですか? わたしなら「本を1年で365冊超えて読むひと」と答えます。
それはさておき、本書はメアリー・シェリー著『フランケンシュタイン』を廣野由美子先生が読み解かれたものです。
先に『フランケンシュタイン』を読むことをおすすめします。
廣野先生には『フランケンシュタイン』関連の著作がもう一冊。『批評理論入門』です。
この『批評理論入門』と本書は重なる部分が多いです。『批評理論入門』から「理論」を抜いて、『フランケンシュタイン』部分を縫い合わせたら大体本書ですか?
わたしは、読んでよかったです。廣野先生の関心の焦点がどのへんにあるのか知ることができました。
じつ