廣野由美子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
本年ベストの読書体験になる予感がする!!!ヴィクトリア朝を代表する作家、ジョージ・エリオットの最高傑作。
ミドルマーチとは、イングランド中部に設定される架空の地方都市の名前である。本作は19世紀前半、産業革命の影響により、社会に大きな変動が起こっていた時代――資本主義経済や民主体制への移行、その結果として生み出された新たな階級社会、揺れ動く人心の独特な雰囲気――のなかで、二人の主人公を軸に、多層化する人々の生活・心理を幅広く描いた作品である。それぞれの宗教・信条・階級・経済力・年齢・性格などから、当時の社会と人間精神を深くえぐり出している。
知的で美しい人妻・ドロシアと、高潔な理想を掲げる -
購入済み
初心者にも読みやすい
『フランケンシュタイン』の物語を知らなくても本書は読むことができる。批評理論を学びたくて本書を手に取ったが難解な解説もなく入門書として大変分かりやすかった。
-
Posted by ブクログ
英米文学者の廣野由美子さんと「少女小説」について考える
今回もがっつりイギリス文学の名作『ジェイン・エア』についてネタバレしているが、大丈夫!先に『ジェイン・エア』読んだから
絵に描いたような「本末転倒」やったぜ!(なぜ自慢げ?)
まぁ、でも廣野由美子さんの書く本の主旨から言ってネタバレしてないと話進まないので、廣野由美子さんにネタバレなしを期待するわいが悪い
廣野由美子さんは全く悪くない
はい、今回はいわゆるシンデレラストーリーの少女小説から離れ、少女が自らの力で成長し、ハッピーエンドを掴み取るという『ジェイン・エア』に端を発する作品群を「ジェイン・エアシンドローム」と名付け、再発見 -
Posted by ブクログ
フランケンシュタインを題材に、様々な批評理論を紹介する本。
2部構成になっていて、1部はフランケンシュタインの解説。2部は様々な批評論文の紹介になっており、原作版フランケンシュタイン未読でも安心です。
私もフランケンシュタインについては人造人間のイメージしかない状態で読み始めたので、主人公の名前がフランケンシュタイン氏で、人造人間は名無しの「怪物」だったとは驚きでした…
2部は少し難しく感じましたが、「批評理論とは〇〇という観点から物語を読み解こうとする試み」ということが分かると、少し理解が進みました。
個人的に面白かったのは「文化批評」の項。フランケンシュタインが様々な舞台や映画のモ