遠田志帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
奈良を舞台に繰り広げられる、神社の娘の少女と修験者の少年の物語。
主人公たちは普通には見えないモノが見えてしまう人々。見えない世界を扱う話なので「ファンタジーもの」と括られてしまえばそれまでなのですが、本著はそれにとどまらない。
宗教者の家、宗教者の立場にいる彼らは心に齟齬と悲しみと悩みと闇を抱えて、それでも目指すべき浄らかな世界との間で迷いながら成長していく。
時間経過も小学生から中学生、高校生、そして大人へ踏み出す大学生へ。
各章が構成さてれています。
はじめはどんな結末になるのだろうと見えなかったのですが、そんなことに……と、クライマックスは一気に読み切りました。
精神のジュヴナイルを見せてくれるお話です。 -
Posted by ブクログ
本家公式二次創作とあって、読みやすく登場人物も本家よりは幾分丸く(笑)仕上がってはいるものの、楽しく読めた。
何よりも読んでいてニマニマしてしまう。
木場修が出てこないのが少し寂しいけれど。
(学生時代なので仕方ないといえば仕方ない)
正直、話の流れは読みやすく、事件自体も予測がついてしまうのでミステリー要素を期待してると少し物足りなさがあるかもしれない。
京極夏彦が描く百鬼夜行シリーズに比べると先が読めない謎の雰囲気や、例の薀蓄、薀蓄に次ぐ薀蓄、そして妖怪じみた感というのはないけれど、これはこれでありだなという感じ。
次作が出たらまた読みたいなと思う。
彼らの学生時代がこうだったら、なんて想像を形にしてくれたようで、ほっこり出来る1冊。
これを読んだ後に現実を見るのが辛い……笑
過去は美化される、と思っておこう(……。) -
Posted by ブクログ
ネタバレみんなの少年探偵団シリーズ。これが第一弾? 順番変わったけどあと一冊。(追記・これ第三弾だそうです)
小林少年が明智探偵の助手になるまでと、麻由美お嬢さまの跳ねっぷりまでは楽しく読めた。
でも、怪人二十面相と明智との因縁の解釈が…そうきたか。あくまで小路幸也さんテイストですよね。これが本当の明智小五郎だと思ってもらうと困るよ。これはこれでドラマチックな話だけど、辛い悲しいのは今ひとつそぐわない。
表紙の美しい絵でいろんなイメージが湧いた。小林少年の再生物語だと思えばそれはそれで良し。
追記。
登場人物は結構出たけど、よくわからない人達もいた。芳雄君の双子の雅雄君も大事な役割なのにちゃんと登場しなかった。
結局主役は、小林少年なのか、明智探偵なのか、文代さんなのか。その辺が不明ですっきりしない。