谷川直子のレビュー一覧

  • その朝は、あっさりと

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    介護、看取りについて知りたいと思って読みました。いろいろ知らないことがわかって良かったです。
    人ひとり死ぬということは、こういうことなのだなあと思ったりしました。

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    2025年08月17日
  • その朝は、あっさりと

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    タイトルから察しがつく通り、介護から臨終までを描いた小説である。
    父恭輔96歳。師範学校を出て教師となり、教頭、校長、教育委員長まで務め上げ、大学教授の時期もあり、叙勲も受けている。父は介護施設でも先生と呼ばれ、人に慕われる人格者でもある。その父が、10年前から認知症を発症した。自宅で介護するのは、元教え子だった妻志麻85歳。老々介護をサポートするのは、未婚で同居の長女洋子と、義父を介護して見送った経験のある次女の素子。長男で末っ子の誠は、金銭面でのサポートはするものの、介護の役にはたたない。

    物語は恭輔が好きな小林一茶の俳句と共に進む。各章は夢うつつの恭輔の独白?からはじまり、現実生活での

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    2025年07月16日
  • 私が誰かわかりますか

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    田舎の長男の嫁の置かれた過酷な現実。人間の内面の酷さ、世間の冷たさ、現実を誇張せず隠しもせずありのままに描いていた。重たい問題なんだけどさらりと書かれているのでさわやか。介護の病院で働く桃子が主人公。理不尽なことの多い介護だが義務を果たした者だけが見れる風景があることに慰められる。看護、介護は避けて通ることができない。だからする側される側も幸せでなければならない。お互いにありがとうの感謝の気持ちを忘れずに。

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    2025年05月17日
  • 愛という名の切り札

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    ネタバレ

    かなり面白かった。
    というより刺さった。

    小説終盤の理比人さんの言葉は、私の好きなエーリヒ・フロムの言葉とほぼ一緒。
    愛するということはナルシズムを克服し、孤独に対峙し、能動的に愛するということ。
    マイノリティだからこそ到達した答えなのかもしれない。

    登場人物全員の心情に共感することができた。
    個人的には百合子さんの考え方がリアリストで好きだ。非常に冷静に感情の出どころを分析しつつ、それでも人生はチャレンジの連続だと、結婚生活を添い遂げる習練と覚悟を持った人にしか分からない境地だと思った。

    いずれにせよ、愛するということは一筋縄ではいかないが、課題はシンプルだと思った。梓さんの場合は、一

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    2025年04月20日
  • その朝は、あっさりと

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    理想的な看取りだった。
    自分事のように心に響く。
    この時が来たら、心持だけでもこの本を手本にしたい。
    娘2人はやっぱり頼りになると羨ましく、自分を重ねる。

    一茶の俳句が章ごとに重みを増す。
    こんなに俳句の意味が伝わってきたのは初めて。
    一茶、侮れない。句集を読んでみたい。

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    2025年03月11日
  • 私が誰かわかりますか

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    地方の長男の嫁、私は2ヶ月で義両親との同居を解消したので、この本の中の長男の嫁のように我慢をするとか無理だなと…読んでいるだけでも苦しくなる。他に世話をしてやるものがなければ、受けて立たないとと奮い立つ女の人たち。私たちの両親の世代くらいまでは、何の疑問も持たなかったのだろうか。介護、老いていく親、夫との関係、苦しい読書時間でした。

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    2025年03月09日
  • その朝は、あっさりと

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    老衰で、家で介護され亡くなることは幸せなのだろうか?女たちの時間を犠牲にして。この親の介護は妻や娘がする問題はモヤるなあ…私だったら、家族を犠牲にしてまで家で死にたいだろうか…??死んでいく本人の思いは分からない。介護は何が正解か分からない。それでもあっさりとその日が来て、世界は変わらない。小林一茶の俳句集、ちょっと読んでみたくなりました。

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    2025年03月02日
  • 私が誰かわかりますか

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    ネタバレ

    リアルです。本当に。
    読んでて辛くなるほど。
    外から見ると異常な村の中の“常識”と、長男の嫁と言う立場。
    時代遅れな男尊女卑。
    でも、田舎の親戚付き合いって本当にこんなもんです。
    都会の人から見れば頭おかしいけど、これが当たり前で日常なんですよね。
    色んなパターンの介護の話。
    読んでいて思ったのは、もっと協力的な旦那さんが居たなら…
    話を聞かない、手を出さない…そんな長男ばかりでは無いはずだと思いたい。

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    2024年11月11日
  • その朝は、あっさりと

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    この手の話は時々出るが、感覚が新鮮でありながら大袈裟な演出のないところが素直に読める。

    まぁ誰でも死んでしまうんだなぁ。
    それに一茶の俳句が効果的に使われ一茶をまた読みたくなった。

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    2024年09月27日
  • その朝は、あっさりと

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    96才、元教師の認知症男性の老衰死迄の数日間を現在と過去に行きつ戻りつ描いた、家族による介護の小説。10章から成るが、各冒頭の数行が俯瞰的で彼岸との境目の様で面白い。介護に翻弄される娘達と母親の会話もリアルで身につまされた。ディケアの佐山君が最後に挨拶に来た場面では泣いた。全編に一茶の俳句が恭輔の生き方、理想の死に方を表していて格調を上げていた。

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    2024年09月11日
  • あなたがはいというから

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    題名に惹かれて借りた本!
    思いがけない物語に最後は涙なしでは
    読むことができなかった、、、。

    本好きな私にとっては瞳子の言っている
    ことが分かるような気がする。
    物語の終わりはきれいだけど、
    現実の世界はそうもいかない。
    きれいな世界がみたくて本を読む。

    1番大事なのは『こころ』

    昔の恋を懐かしむのは今に満足して
    いないから、、、。
    でも昔のことはきれいで、、、。

    色々と奥が深い内容の本だった♡

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    2023年11月20日
  • 愛という名の切り札

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    結婚について考えさせられる。梓に同情しながらも、自分らしく生きていけない不自由さについて考えさせられた。
    梓も百合子も最後は自分らしく生きていくことができていて良かった。結婚したからこそ不自由で、結婚し続けても離婚しても自由になれる。

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    2023年05月13日
  • 愛という名の切り札

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    結婚をする道を選んでもしない道を選んでも得るものはたくさんある。失うものもある。どちらを選んでもそれがその人の人生。


    私は、もう叶わないけど、あの人と結婚したかったな。

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    2023年05月02日
  • 私が誰かわかりますか

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    テーマは介護と看取り
    キーワードとなるのは「長男の嫁」

    再婚を機に東京から地方都市に移住した桃子を待っていたのは義理の父の介護
    「長男の嫁」と言うだけで当然のごとく介護を押し付けられてしまいます。

    義父を在宅介護する友人の恭子、育児と仕事と介護の三つ巴につぶされそうになる瞳、死んだ夫の両親に家政婦のように扱われている静子
    この3人も「長男の嫁」

    昔に比べれば少しは変化したのかも知れないけれど、本作に登場する村社会では介護=長男の嫁の義務と言う思想が根強く残っています。

    私の周りには自分の親の介護でさえ一杯一杯になり苦しんでいる人もいるのに痴ほう症を患う義理の親の介護を嫁がするのが当然の

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    2023年02月12日
  • 断貧サロン

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    貧乏神といえども「神様」皆んなの心を傷つけることなく,自分自身を見つめ直すチャンスをくれたと思えば、ありがたや。

    発想が面白い。

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    2022年09月25日
  • あなたがはいというから

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    大学時代に恋人だった瞳子と亮が、37年ぶりに再会し、お互いに今も変わらぬ思いに気づく。

    だが、小説家になった亮と医者の妻としての瞳子は、それぞれ家庭に問題を抱えていて…。

    瞳子の[急いでいるつもりでもたやすく若者に追い越されて、自分の一歩が前よりずっと狭くなっているのだとわかり、せつなくなった。
    ずいぶん遠くへ来たつもりでいたのに、ちっとも前へ進んでいない気がした。]
    この気持ちが還暦だと改めて感じているようで切なくなった。

    単純な大人の恋愛というより瞳子にとっては、医学を目指すことができずに文学を愛し、そして亮を愛したことを否定できずにもがいているようにも思えた。

    医者は、人の命を救

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    2022年01月24日
  • 私が誰かわかりますか

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    みんな苦しいんだなと理解はできるけど、さすがに旦那はクズがすぎる。しっかりリアリティもあって、結婚したくないなと思った。

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    2021年08月01日
  • 私が誰かわかりますか

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    読んでいて苦しくなってきた。
    けれど予想に反して、着地の仕方が穏やかだった。
    桃子は優しいなあ。
    地方の長男の嫁の大変さを一身に背負って、あれだけ大変な思いをしながら、最後にあのような感想を持てるなんて。
    全国に桃子と同じような「長男の嫁」がたくさんいて、同じように自分を犠牲にしているはずだけれど、桃子ほどやさしくなれるだろうか。

    家族の形が変わっていく中で、「貧乏くじ」を引いてしまう女性はたくさんいると思うが、女性の敵は女性、とか考える前に、「ずるいんじゃない?男!」、と言いたい。

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    2020年01月04日
  • 私が誰かわかりますか

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    九州の田舎町で義父の介護をする嫁の桃子。
    義母、親戚、友人、介護や、田舎のしがらみにまつわるいろいろがかなりリアル。
    介護しているうちにわく嫌な感情も、愛おしい感情も、すべて実際にあると思う。
    いつかは自分にも訪れる老い。
    健康に老いることを目標にしても、病は突然になったりするもので、迷惑をかけない保証はない。
    いろいろ考える本だった。

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    2019年07月08日
  • 私が誰かわかりますか

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    ボケ−とにかく、油断しちゃダメだよ。期待を裏切ってくるからね

    子育てなら苦労してもいつか終わって報われるけどさ、介護って報われないもん。時間の浪費以外の何物でもない

    ティッシュを貯め込む 仮性作業/収集癖という

    会えいない間に妻を理想化する

    夫が妻に対して気遣いを怠るのは、家に換えると同時に(気遣いの)脳のスイッチがオフになっているからだ

    高齢出産を選んだから介護と育児がダブルに追い込まれちゃったんです

    ふつうボケてくると、男は妻を、女は金を取られるという妄想に取りつかれる

    死後離婚 夫が死んだ後に死後離婚すれば、義理の親の面倒を見なくて住む

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    2019年05月17日