谷川直子のレビュー一覧

  • 断貧サロン

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    貧乏神といえども「神様」皆んなの心を傷つけることなく,自分自身を見つめ直すチャンスをくれたと思えば、ありがたや。

    発想が面白い。

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    2022年09月25日
  • あなたがはいというから

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    大学時代に恋人だった瞳子と亮が、37年ぶりに再会し、お互いに今も変わらぬ思いに気づく。

    だが、小説家になった亮と医者の妻としての瞳子は、それぞれ家庭に問題を抱えていて…。

    瞳子の[急いでいるつもりでもたやすく若者に追い越されて、自分の一歩が前よりずっと狭くなっているのだとわかり、せつなくなった。
    ずいぶん遠くへ来たつもりでいたのに、ちっとも前へ進んでいない気がした。]
    この気持ちが還暦だと改めて感じているようで切なくなった。

    単純な大人の恋愛というより瞳子にとっては、医学を目指すことができずに文学を愛し、そして亮を愛したことを否定できずにもがいているようにも思えた。

    医者は、人の命を救

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    2022年01月24日
  • 私が誰かわかりますか

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    みんな苦しいんだなと理解はできるけど、さすがに旦那はクズがすぎる。しっかりリアリティもあって、結婚したくないなと思った。

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    2021年08月01日
  • 私が誰かわかりますか

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    読んでいて苦しくなってきた。
    けれど予想に反して、着地の仕方が穏やかだった。
    桃子は優しいなあ。
    地方の長男の嫁の大変さを一身に背負って、あれだけ大変な思いをしながら、最後にあのような感想を持てるなんて。
    全国に桃子と同じような「長男の嫁」がたくさんいて、同じように自分を犠牲にしているはずだけれど、桃子ほどやさしくなれるだろうか。

    家族の形が変わっていく中で、「貧乏くじ」を引いてしまう女性はたくさんいると思うが、女性の敵は女性、とか考える前に、「ずるいんじゃない?男!」、と言いたい。

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    2020年01月04日
  • 私が誰かわかりますか

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    九州の田舎町で義父の介護をする嫁の桃子。
    義母、親戚、友人、介護や、田舎のしがらみにまつわるいろいろがかなりリアル。
    介護しているうちにわく嫌な感情も、愛おしい感情も、すべて実際にあると思う。
    いつかは自分にも訪れる老い。
    健康に老いることを目標にしても、病は突然になったりするもので、迷惑をかけない保証はない。
    いろいろ考える本だった。

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    2019年07月08日
  • 私が誰かわかりますか

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    ボケ−とにかく、油断しちゃダメだよ。期待を裏切ってくるからね

    子育てなら苦労してもいつか終わって報われるけどさ、介護って報われないもん。時間の浪費以外の何物でもない

    ティッシュを貯め込む 仮性作業/収集癖という

    会えいない間に妻を理想化する

    夫が妻に対して気遣いを怠るのは、家に換えると同時に(気遣いの)脳のスイッチがオフになっているからだ

    高齢出産を選んだから介護と育児がダブルに追い込まれちゃったんです

    ふつうボケてくると、男は妻を、女は金を取られるという妄想に取りつかれる

    死後離婚 夫が死んだ後に死後離婚すれば、義理の親の面倒を見なくて住む

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    2019年05月17日
  • 私が誰かわかりますか

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    長男の嫁なので義理親の介護をしなければならない立場になった女性たちのストーリーがリアルに語られています♪ 福岡近郊の田舎町を舞台に方言を駆使して彼女達の踏ん張る姿が面白おかしく進みながら認知症の親とのやりとりが展開して、読者も深刻にならずに介護に関わる知識や情報が解る仕掛けになっていました。実体験のある作者ならではの内容なので経験ある人も未知の人も読む価値のある好適な作品です!地味ながらもオススメ です。

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    2019年02月09日
  • 私が誰かわかりますか

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    認知症の舅を看病する長男の嫁たちの心の中つぶやきに納得。舅を看取った後の気持ちの変化も分かる気がする。

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    2018年12月22日
  • 私が誰かわかりますか

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    老いと、介護される者と介護する者の話。
    内容は重いものでしたが、字体は読みやすくて、読後感も悪くない本でした。

    衰えていく義父、義母が絡められている「世間」、自分を縛る良心、表題になっている質問に最後に返された「桃子じゃろ」と答えた義父の声。

    誰しも最後は死んでいく、必ず終わりがくる。それまで懸命に生きていくしかない。義父の死が桃子に知らしめた事実。

    超高齢社会、どこでもありうる問題で、物語として読むことと現実は違うと思いますが、想像することはできるので読んでよかったです。

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    2018年12月03日
  • 私が誰かわかりますか

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    ネタバレ

    2018/11/02Mリクエスト
    身につまされる。
    誰が読んでも、一つくらい思い当たるエピソードがあると思う。小説だから最後はうまく収まってるけど、現実には、これがまだまだ続く…という人も多いだろうな、と。

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    2018年12月12日
  • 私が誰かわかりますか

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    昨年亡くなった父の事を重ね合わせて読ませてもらった。
    昼夜逆転、頻繁なトイレ、家に居ても「ウチに帰る」等は認知症アルアルでした。
    厳格でしっかりした父であったが、少しずつ壊れていって認知症で皆を困らせたのは、本作品の通りである。
    認知症の父を介護している際は、腹立たしい気持ち、寂しい気持ちや父への今迄の感謝の念が交錯していた。
    本作品はこれらを上手く表していたし、村社会への反発と底流には深い愛情が描かれていた。

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    2018年10月23日
  • 私が誰かわかりますか

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    長男の嫁で介護に直面していると、共感しすぎて読み進めないかもしれません。
    特にここに描かれている「村社会」がまだある所だとこの本のように、介護以外に疲れる要素満載なのでしょう。
    まだ介護に直面していない人にこそ読んでほしい本ですね。
    などと言っていられるのも、まだ直面していないからなのかもしれません。でもこの本でヒントはいっぱいもらえました。

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    2018年09月30日
  • 世界一ありふれた答え

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    うつ病になってしまった政治家の元妻とピアノが弾けなくなったピアニストが世界一ありふれた答えを見つけるまでの話。『四月は少しつめたくて』よりは、こちらの方が読み易く思う。

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    2017年01月18日
  • 世界一ありふれた答え

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    いつか、私にも本当の自分の気持ちに気付く時が来るのかな

    気持ちが強いときからトレーニングしたほうが良さげだな

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    2016年11月09日
  • 四月は少しつめたくて

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    詩を書けなくなった詩人、寄り添う担当編集者、傷つく娘に本当の言葉を掛けられなくなった母。
    それぞれの苦悩を、妥協せず、言葉に真の意味を持たせることで開放する。
    言葉、そしてそれを綴る詩、その意味を味わった気がする。

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    2016年04月17日
  • 四月は少しつめたくて

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    ネタバレ

    言葉の意味がからっぽになっている、消費され尽くしている、など言葉に関する言及、わかる気がした。

    言葉の扱い方が、とてもいいなと思った作品。

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    2016年04月11日
  • 四月は少しつめたくて

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    前作も良かったけど、これも良かった。
    詩人が出てくる小説だと、どんな詩を書いているのか気になるが、世に知られた詩人という設定なら、読者を納得させる詩でないといけないわけで、そういう詩を書く自信のない作家は書かずに誤魔化す。『ぱりぱり』がそうだった。
    谷川直子は、書いた。そしてそれはいい詩だった。それだけで小説が少々つまらなくても許せるが、小説も良かった。
    『うたうとはちいさな命ひろいあげ』も作家自身が短歌を詠み、それもなかなか良かったが、小説の出来はさほどでもなかった。こちらは大人の恋愛未満の関係だけでなく、子どもの学校でのトラブルも描かれているが、そこだけでもそこらのYAよりずっと人間が描け

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    2015年12月23日
  • 四月は少しつめたくて

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    派手ではないけど、しっかり印象にのこって好きな雰囲気だった。物語の軸のひとつである詩人と編集者の関係がなんかすごく、いい。恋愛の浮ついたりどろっとしたものを持ってなくて、最後にちょっと気持ちが近づくのがよかったな。
    こちらも軸のひとつである詩についても。詩ではない歌詞をのせて歌う歌手、若い世代のカリスマってみんなそんな感じ。無責任な応援歌か、感想文みたいな恋の歌。単純でない言葉や表現は今の子たちには理解されないのかも。

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    2015年10月02日
  • 断貧サロン

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    お金がたまらないのは付き合っている彼氏が貧乏神だから!?彼と別れたらお金もたまって幸せになれる?設定も面白く軽い感じで読みやすかった。個人的には『おしかくさま』より好きだった。

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    2015年09月16日
  • 四月は少しつめたくて

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    今の私たちは、自分の話した言葉がどう切り取られ、誰にどう批判されるかわからない世の中に生きている。目の前にいる人に発した言葉であっても、様々なツールによってそれは拡散される。人はそれを確かめもしないで、ささやき合い、悪意のない態度で、距離感で、人を追いつめることができる。本当のことなんて言えない。当たり障りのない言葉で相手を認め、口をつぐむ。または、匿名で相手を罵倒する。罵倒する言葉も決まりきっている。自分の生み出した言葉なんかでなく、お決まりの言葉を使って…。今の時代の小説だなあと思った。

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    2015年08月20日