世界一ありふれた答え

世界一ありふれた答え

1,540円 (税込)

7pt

離婚して未来を見失った女。
ピアノを弾く時だけ、指が動かない病いのピアニスト。
人生のどん底で出会った二人の再生を描く
今年最高の感動作!

読みふけった。引きずり込まれた。これは私のこと。違うのに、そう思った。
伊藤比呂美

なんと「大きくあたたかな発見」だろう。深く、確かに、リアルに心に迫る。
落合恵子

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世界一ありふれた答え のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ジャケ買いだったし
    どうしても読みたいわけでもなかった。
    でも読み始めたら最後まで読み終えるのに
    時間はかからなかった。

    心の中のもやもやは
    病名がつく、つかないに関係なく
    いつも自分を支配し続ける。

    傷を舐めあいたいわけじゃない。
    知った気になんかなってほしくない。

    誰かのしあわせを願う気持

    0
    2018年05月13日

    Posted by ブクログ

    2冊目の谷川直子さん。
    人が「治る」ってこういうことなんだなぁと。
    世界が外に開く瞬間みたいなものが丁寧に描かれている。
    この人の書く文章はなんだか独特。
    何が独特なのかわからないけど。
    なんだろうぁ、この感覚。

    0
    2017年08月05日

    Posted by ブクログ

    うつ病になってしまった政治家の元妻とピアノが弾けなくなったピアニストが世界一ありふれた答えを見つけるまでの話。『四月は少しつめたくて』よりは、こちらの方が読み易く思う。

    0
    2017年01月18日

    Posted by ブクログ

    いつか、私にも本当の自分の気持ちに気付く時が来るのかな

    気持ちが強いときからトレーニングしたほうが良さげだな

    0
    2016年11月09日

    Posted by ブクログ

    うつと診断され、自分の考え方から抜け出せずにいる2人。現状のままでいいと思う一方で、ここから抜け出さないとと日々もがくことは、きっと本人たちからすると凄くしんどくて辛い日々なんだろう。
    それでも前の日常に戻れるように、いや前とは別の日常生活が送れるように必死に前を向く姿が良かった。現実はこんなふうに

    0
    2024年08月02日

    Posted by ブクログ

    「世界一ありふれた答え」 谷川直子 ★★★☆☆

    日の出前と日の入り後に発生する空が濃い青色に染まる時間帯を「ブルーアワー」という。
    太陽と月が入れ替わる時間だ。本作はブルーアワーのような作品だった。凄い出来事があるわけではないが整然と美しいのだ。
    主人公たちは、病気になる前は太陽だった。多くの人に

    0
    2023年10月27日

    Posted by ブクログ

    同じ病の苦しみを持った二人のお話なんだけど、とても静かな、色でいうと水色の時間がずっと流れていた。
    まゆこのアラベスクの曲のイメージだからかな。
    読みながら、頭にアラベスクが流れていた。
    ピアノを練習し、少しずつ氷が溶けていくように変わっていくさまが良い。ずっと平坦に進む感じが、親娘との出会いで流れ

    0
    2017年08月08日

    Posted by ブクログ

    2017.2.11
    自分の身に何が起ころうと世界は毎日動いている。それは分かっていても、実際に自分の身に辛いことが起きたときにそれを事実として受け入れるのはなかなか難しいもの。それでも、他人から見ればわからない辛さなんかを人はそれぞれ抱えていて、そうやってみんな毎日を生きてるんだと思う。タイトル通り

    0
    2017年02月19日

    Posted by ブクログ

    表紙の絵に惹かれて。波打ち際の白いピアノが孤独で寒そう。このピアノを鳴らすのは誰でもいい。音楽は誰も必要としていない。ドビュッシーのアラベスクを聴きながら読んだ。レベルは全然違うけど、ピアノを弾きたくなった。

    0
    2017年01月09日

    Posted by ブクログ

    ピアノの練習をすることが大きな部分を占めている.ドビュッシーのアラベスクがずーっとバックに流れているような感覚の中で,一緒に死のうと約束したうつ病の二人がカウンセラー的な問答をしながら,生きる事を諦めきれないで進んでいく.最後唐突に現れた親子の登場で一気に物語が加速しいい感じに終わる.なかなか,透明

    0
    2016年12月28日

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