谷川直子のレビュー一覧

  • 愛という名の切り札

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    何かを得るというわけではないけど、共感する部分があった。

    「それに音楽は体験だから、どういう心境でどういう状況でどういう場所で聴くかによって、受け取るものはちがってくるし、またそこが音楽のおもしろいところでもある。言葉で説明するわけじゃないから、受け取る側の自由度が大きいんだ」
    「だって愛ってほんとはなんだか誰にもわからないのに、言葉だけはでんとこの世界に居座ってるから、オレたちはうかうかしてると愛に見放されるんじゃないかっていつもびくびくしてる」
    「自分で見つけるしかないんだよ、正しい愛し方は。愛を持ち続けるためには孤独にも耐える自分自身を確立してなきゃだめなんだ。愛にすがって生きていくの

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    2024年02月13日
  • 私が誰かわかりますか

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    認知症になった高齢者と家族、特に長男の嫁、という立場の女性を描いた物語。田舎に特有の世間という名前の縛りに翻弄されて疲弊していく姿や、それを求めるかつての長男の嫁であった姑。そして介護を通じての気づき、など、共感のできる物語でした。

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    2024年01月17日
  • 愛という名の切り札

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    目次を見ると6章それぞれのタイトルが面白い。

    無名だった作曲家の影山一輝の才能を信じ、彼を一流にすることを自分の役目と思っていた妻梓。好きな人が出来たから離婚して欲しいと言われ、嫌と答えた彼女。まだ好きだから?それとも妻の意地?離婚後の生活への不安?

    列車の衝突事故が起きた時に連絡すべき相手がいないんだ…と気付いた時の梓の寂しさが痛々しい。こういう時にふと寂しさを感じる物なのですね。みんなお互いこの人しかいない!そう思って結婚するのにね~。ずっとその時の気持ちのままでいられたら良いけれどそうは行かないのがほとんど。

    だから定年退職後に何もしない夫に不満を募らす主婦やそんな夫婦の元に生まれ

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    2023年10月05日
  • 愛という名の切り札

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    谷川さんの作品を読むのはこれが三作目。

    今回のテーマはズバリ『結婚』。
    谷川作品に共通して感じる「大人の本音」は本作でもリアルに表現されている。

    当たり前のように結婚した百合子、心変わりを理由に作曲家の夫に離婚を迫られる梓、結婚にメリットなしと非婚を選ぶ百合子の娘・香奈、事実婚で愛を貫く理比人、様々な愛の形が描かれる。

    私も百合子の様にメリット・デメリットなど何も考えず当たり前の様に結婚してしまったので、今ならあの時の自分に良く考えるように伝えたい。

    正解がないから難しい。

    結婚制度について今一度考えさせられる作品。

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    2023年02月18日
  • あなたがはいというから

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    数年前に参加した同窓会。
    長い年月が経ってもひとたび話し始めると当時好きだった音楽や本、ドラマの話で盛り上がりあの頃の自分の感情が蘇る。
    そこに元カレがいたりすれば尚の事。

    本作は37年ぶりに同窓会で再会した瞳子と亮が主人公。
    かつて恋人同士だった二人、今も変わらぬ互いへの思い。これは大人の胸キュン物かと期待して読み進めると、とんでもない修羅場の連続に胸キュンは吹き飛ぶ。

    人は嘘を付く。
    誰かを守る為に付く嘘もあれば、自分のエゴで誰かを傷つけ追い詰める嘘も。

    様々な嘘と文学を織り込んだ大人の恋愛小説。切なさが残る読後。

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    2023年02月16日
  • 四月は少しつめたくて

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    詩を書けなくなった詩人、彼にまた詩を書いてほしいと思う編集者。詩人でもある作者ならではの言葉選びが素敵です。

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    2023年02月13日
  • 愛という名の切り札

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    離婚を切り出されてからの梓の一樹への想いは愛なのか執着なのか、それとも損得なのか。お金ではないといいながらブランドの服や銀のアクセサリを買えなくなることへの恐れもあり、なんだかくどくどと愛を語っているけど半分意地のような気もするし、あまり寄り添えなかったな〜。

    結婚しないという香奈、それはそれでいいけど、いい歳なんだからまずは家を出ろと言いたい。いつまでも実家に住んで経済的にも生活的にも自立しないで楽ちんだからこのままでいいなんて、舐め腐ってる。親が娘を手放したくなくて甘やかすからいつまでも大人になれないんだと思う。

    登場人物で唯一肯定的に読めたのは、理比人でした。

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    2023年02月08日
  • 断貧サロン

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    ネタバレ

    貧乏神を現代風にしたらこうなるのか。神感が全くない。主人公の女性が考えなしすぎて不満。よくいそうではあるが。トータルで読みやすかったけど。

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    2023年01月15日
  • 愛という名の切り札

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    愛と結婚について、こんなにいちいち深く考えないから、ちょっと鬱陶しく感じながら読んだ。
    梓は離婚を迫られたことで、これまでの結婚生活について振り返る。百合子は、結婚しないという娘を通して、結婚のメリットについて考え始める。
    梓と一輝が結婚後、お互い本気でぶつかることなく、微妙にすれ違ったまま、遠い存在になっていく様子が手に取るように理解できた。梓は、一輝に対しては、愛という切り札を効果的には使えなかった。使うチャンスを逃し続けたように見える。でも、離婚しないと突っぱねながら、一度、とことん自分と向き合った結果、別の形の愛を見つけることができたんじゃないか。
    百合子は、丁寧に淡々と毎日の生活を整

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    2022年12月30日
  • 愛という名の切り札

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    主婦の百合子とライターの梓の結婚後が、静かにリアルに描かれていました。百合子は平凡に逞しく、梓は揺れながら正直に、「結婚」や「愛」に真っ直ぐ向き合う姿がありました。読後ため息が出ました。

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    2022年11月24日
  • 四月は少しつめたくて

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    ネタバレ

    クルミの気持ちわかるなあ‥一度心を閉ざしてしまうと開き方がわからなくなってしまう。
    クルミのお母さんの視点も苦しかった。家事をすることは当たり前とされ感謝されず、娘にも夫にも冷たくされてしまう。詩という趣味があって良かった。

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    2022年11月20日
  • 断貧サロン

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    軽めの内容で、さくっと1時間で読めた。容姿端麗で身体の相性も良いが、自分を貧乏にさせる男と別れるまでの話。読みながら、過去に付き合っていた似たような恋人のことを思い出し、別れて良かったと再確認できた。現在の恋人に不安を感じる女性は、読んでみると踏ん切りがつくかもしれない。

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    2022年11月18日
  • 愛という名の切り札

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    引き込まれて読んだ。
    読んだけど、結局わからない、愛とは結婚とは。
    いろんな形があるけれど
    そこにしがみつくのはなぜなんだろう。
    答えを見つけたいようで、見ないようにしているんだろうな。
    永遠に変わらないものはないけど
    変わらないでいて欲しいと願ってしまう。
    ゲームは私の生きがいで、別にいっくんは生きがいじゃない。
    大事なのはそれだ。

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    2022年10月09日
  • 断貧サロン

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    あんまり共感性がなくて、サラッと読めたけど。。。という感じだった
    こんな人たちも世の中にはいるんだろうなとかなり人ごとには感じた

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    2022年09月19日
  • 愛という名の切り札

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    結婚とは何か?を問いかける。
    それは、愛があってのものなのか…持続しないと成立しないものなのか。

    作曲家と結婚したが、心変わりを理由に離婚を迫られる梓。
    時代の波の中、それがあたりまえだと結婚して主婦になった百合子。
    百合子の娘・香奈は、30歳だが彼氏はいるのに結婚はしないという。
    百合子の姪である夏芽は、梓の夫・一輝と付き合っている。

    ひたすら夫にしがみつき決して離婚はしない梓と惰性で結婚生活を続けてたぶんこれからもいっしょにいるのだろうと思っている百合子。

    音を聴いて物語を作り、業界で梓のことをオカルトレビューと噂されているくらいに世界観を自ら生み出して愛というものを信じてやまない彼

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    2022年09月09日
  • あなたがはいというから

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    還暦とはいえ、学生時代の仲間との会話が多く、あまり年齢を感じなかった。
    文系感たっぷり。
    若い頃の恋愛は色褪せないのかなー
    お互いに不本意な結婚をらしてるから、綺麗な思い出が動き出すのか。

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    2022年09月01日
  • 愛という名の切り札

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    様々な形の結婚が描かれる長篇小説。
    主人公の1人である影山梓は、気に入った音楽は一度聴いただけで覚えてしまい脳内で映像化できる驚異の能力を持っている。彼女の夫である一輝は作曲家で、そんな彼女の能力に魅了され結婚したが……。
    もう1人の主人公飯田百合子は、60歳の定年を機に退職し家でブラブラしている夫の扱いに苛立っている。そして娘は結婚もしないし、子供もいらないと平然と言い切る。
    もはや結婚という制度が破綻しており、愛が切り札にならないこともよくわかった。女性だけが妊娠・出産する仕組みを変えるしか解決法はないのかもしれない。

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    2022年08月26日
  • 断貧サロン

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    初めて読んだ作家さんです!
    まぁ読みやすくサクサク読めました。
    貧乏神ってほんとにいるのか(笑)
    痛快なお話だったので、面白かったです。
    幼馴染とか同じ境遇の人とって、なんでも話せるのかなぁって感じで軽く読める小説でした。

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    2022年05月09日
  • 断貧サロン

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    女性が貢いでいる働かないイケメンの男性は実は貧乏神!?
    イケメンで優しいがゆえに別れられない、そんな女性のための地下組織『断貧サロン』。
    こういう発想がユニークな小説、久しぶりに読みました。
    最後のオチにもクスッとなり、そして腑に落ちました。

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    2022年05月07日
  • 四月は少しつめたくて

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    それぞれ問題を抱える2人の中年女性の視点から、1人の詩作家を軸にして、自らに向き合っていく物語。作品の時間軸としては、2014年ごろの物語であり、その当時の流行や、実際に存在する詩も登場する。物語の中心として詩の存在があるが、登場人物の心情とリンクさせた詩は、物語の流れとともに、より深く味わえるようになる。

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    2021年04月18日