あらすじ
貧乏神被害者の会が主催する“貧乏を断つ”ためのサロン。そこには働かないイケメンの彼氏をもつ、様々な事情を抱える女たちが集まって……金か愛か!?に迫る文藝賞受賞第一作。
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Posted by ブクログ
お金がたまらないのは付き合っている彼氏が貧乏神だから!?彼と別れたらお金もたまって幸せになれる?設定も面白く軽い感じで読みやすかった。個人的には『おしかくさま』より好きだった。
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一作目は刊行時に読んで、わりと面白く読めた記憶があったので、手を伸ばしてみた。
ヒモ状態の彼氏は貧乏神? というあおりにファンタジーかと思いきや、帯のコメントにもあったように、所謂女が考える、田舎には帰りたくないし地方のコミュニティー嫌だし働きたくないし愛とか結婚とか子どもとかっていう、普遍的で抽象的なリアルな話題がつまってた。
あっさり風味かなとも思うけど個人的には結構楽しめた。
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読みやすかったです。サラサラっと読めた。
主人公のエリカが親友?のさえちゃんの家に転がり込む所から始まる。昔から当たり前のこと、という雰囲気だったが、もう少し昔の描写が欲しいなと思った。よくある設定ではあるけど。
都合がいいぞ?と思う箇所が多くて、そこがノイズになってしまったかな。
本を読むのが久しぶりで、リハビリにはちょうど良かったです。
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貧乏神を現代風にしたらこうなるのか。神感が全くない。主人公の女性が考えなしすぎて不満。よくいそうではあるが。トータルで読みやすかったけど。
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軽めの内容で、さくっと1時間で読めた。容姿端麗で身体の相性も良いが、自分を貧乏にさせる男と別れるまでの話。読みながら、過去に付き合っていた似たような恋人のことを思い出し、別れて良かったと再確認できた。現在の恋人に不安を感じる女性は、読んでみると踏ん切りがつくかもしれない。
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初めて読んだ作家さんです!
まぁ読みやすくサクサク読めました。
貧乏神ってほんとにいるのか(笑)
痛快なお話だったので、面白かったです。
幼馴染とか同じ境遇の人とって、なんでも話せるのかなぁって感じで軽く読める小説でした。
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女性が貢いでいる働かないイケメンの男性は実は貧乏神!?
イケメンで優しいがゆえに別れられない、そんな女性のための地下組織『断貧サロン』。
こういう発想がユニークな小説、久しぶりに読みました。
最後のオチにもクスッとなり、そして腑に落ちました。
Posted by ブクログ
「断貧サロン」は働かない男に貢ぐ女のお話。女のもとに見知らぬ女性が声をかけてくるんですね。「あなたは貧乏神にとりつかれている」と。で、見知らぬ女性は貧乏神にとりつかれた女性を救うために活動している団体のメンバーだという。とりあえず同じような経験をしてきた女性が集まるセミナーがあるから参加してみて欲しい・・・と。
面白いなと思ったのは貧乏神というと、髭ぼうぼうで長い髪をしている変な男性みたいなイメージがあるじゃないですか。でも今の貧乏神というのは、イケメンで優しいんですね(笑)時々、めちゃくちゃ深くて良い事を語りだす。しかし働かない、とにかくたかる、たかる(笑)
物語における主人公の女性の目的というのは当然、貧乏神から離れて普通の幸せをつかむ、ということになるんですが、この作者、ラスト近辺で「貧乏神」がなぜ「神」なのか?ということを考えさせるエピソードを挟み込んでくるんですね。ということ何か正しいのか?という答えは曖昧なままにして、読者に考えさせるんですね。それは「屋根屋」も同様です。再読したいとも思えませんが、2冊ともそれなりに読ませる作品でした。
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30歳、そろそろ限界のキャバ嬢
「モデル志望」の彼氏に貢ぎまくって借金数百万
そんな主人公に声をかけたのが貧乏神被害者の会(BHK)
なんと彼氏は現代の貧乏神だというのだ
なかなか設定は面白いけれど、全体的に軽すぎて
表面だけを滑っていく印象
もうちょっと人間関係を丹念におえば面白かったかも
Posted by ブクログ
新聞の書評を見て読んでみた。たしかに、貧乏神がイケメンに化けて女に貢がせる「ひも」のような生活を送っていて、他方で、そういう女を貧乏神のマインドコントロールから抜け出させようとする「貧乏神被害者の会(BHK)」が活動しているという奇想天外な状況設定の中、最近流行りの地元志向とか、節約志向のようなものも織り交ぜつつ、スピーディーにストーリーが展開して、読んでいて面白いことは面白い。ただ、30歳前後の独身女性に対するメッセージがあるような、ないような、何らかの教訓を示唆しているような、していないような・・・何となく中途半端な感じがした。最後に短いオチはあるのだが、読み進みながら、BHKに関するどんでん返しを期待していたので、そこがスルーされていたのは、個人的には残念だった。