山田貴敏のレビュー一覧
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・「君は生きてる証を残したいんだ。君がそこにいたっていう…君は優しい人だ。
術後、重度の障害を持てば、一生お母さんが苦しむんじゃないか
…そういうふうに考えて、君は死ななきゃならないと思ってる。
でも、死にたいとは思ってないから、この世にしるしを残そうとする。君は生きたいんだ」
・「…もし、俊太の記憶がなくなっても、母さんが思い出させてみせる。
もし俊太が言葉を話せなくなっても、おまえが思ってることは、どんなことでもわかってみせる。
おまえが生きてさえいてくれたら、母さんには、一日一日、おまえのしるしが残っていく。
俊太がいるだけで、どれだけ幸せか…」
・「彼は、ぼくを信頼して -
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・「星野さん、どうかした?」「え!?べつに何も…」「本当に?」「はい…」
「…じゃあ、そんな声してちゃダメだ。診療所に来る患者さんは、みんな星野さんを見てる。
みんな、自分がどんな病気か不安でいる時に、星野さんの明るい声が患者さんを不安から救うんだ。
なのに、星野さんが不安そうにしてちゃダメだ。
星野さんは気付いてるかどうか知らないけど、星野さんが治した患者さんだって、いっぱいいるんだ。
島の人達は、みんな星野さんを信頼してる。診療所にいる時には、それを忘れないで」
・「星野さん、重い病気を治すのに欠かせないものは、何だと思う?」
「欠かせないもの?」
「どんなにいい薬を使 -
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・蜂は黒い物を攻撃する
・「どんな患者かは関係ありません。ぼくらの仕事は治療することで、裁くことじゃないんです」
・「彼が君に銃口を向けながら、君に言ったな。医者は無理に正義面する偽善者の集まりだって。
私に言わせれば、エゴのかたまりだ。今の君のように、治療することだけが患者を救う唯一の道だとしか考えない」
・「まだ患者は死んでない!!この人は生きてるんだ!!」
・「辛い未来が待っているから、助けられる命を助けない?それは、ぼくらが決めることなんですか?
江葉都先生、あなたがそう考えるなら、あなたは医者じゃない。
未来は変わるかもしれない。でも命がなくなった事実は変えることができ -
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・コンパートメント症候群:打撲→筋肉中に血液がたまる→たまった血液が組織を傷害する→放置すると、壊死の恐れ
→対処には、筋肉を包んでいる膜をナイフなどで切り開いて、締め付けを緩めること
・「最初から、なんでもできるやつがすごいと思うかもしれねえが、そんなやつはたいしたこたあねえんだ。
父さんも毎日毎日、叱られながら漁師になった。
でもな、叱られたから、逆にいろんなことを覚えた。回り道した分、いろんな道を覚えられた。
まっすぐ歩いてきたやつより、いっぱい道を知ってるんだ。どっちがすごいと思う?
タケヒロ…おまえは自分の道を歩けばいい。誰かが先を歩いていても、おまえは自分のペースで歩い -
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・「嘘も方便。これも医者だ」
・「病人を治すのは、どんな医療機器でも薬でもない。人だよ。人と人…
医者は病人と向き合うことで、初めて病気に立ち向かえるんだ」
・「病気を見ずに、病人を見ろ」
・『往診の道すがら見し、しんきろう』
・(病気を見ずに、病人を見る。人が人を治すんだ)
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・「君は島を離れるわけにはいかないと言うが、こう言っちゃなんだが、たかが離島の診療所だろう。
医者がいないのが不安だというなら、代わりを行かせてもいい。どうだ」
「教授、ぼく以外の人でオペをしてください。
ぼくは、たかが離島の診療所で、大学の医局では学べなかった多くのことを学びました。
ぼくは、この島の人たちに教えられて、ここで初めて医者になれたと思っています」
・「ぼくらが患者さんの命を握ってるんじゃないんだ。ぼくらは、患者さんの決めた運命を手助けするのが仕事なんだ。
そのために、ぼくらはなるべく多くの情報を正確に伝える。
オペするも、しないも、最後に決めるのは患者さん自身なん -
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・「価値が無い命なんてない!!」
・「都会と違って、古志木島(ここ)じゃあ住んでる人間全部が顔見知りだ。
オレはな・・・この島の人間はみんな家族だと思っている。
家族が危ない目に遭ってるのを見たら、まず助けに走る」
・「先生は!!この島に来て一年にもならねえ。でもな…誰よりも島の人間のことを考えてくれた。
先生は島の人間だ。オレ達の家族だ!オレはそう思ってる」
・心タンポナーデ
・「初めから全て、嫌だ嫌だと思ってると、毎日我慢するだけの暮らしになってしまう。
家族そろって飯が食えるだけでうれしいって…なんでそう思えなかったんだろうな」
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・硬膜外血種:頭部の打撲→硬膜と頭蓋骨の間に血液がたまる→要外科手術
・「人間性ってやつは、大人は騙せても、子供は騙せねえもんさ」
・敗血症ショック
・「ここは学校じゃない。同じ病気の患者さんが10人いたら、10通り、いやそれ以上の治療法を考えてみるのが当然だ。
治った後の患者さんの生活を考えたら、ぼくらはすすんでリスクを負わなきゃいけない時もあるんだ。
ぼくは医者にマニュアルなんかないと思ってる」
・尿管結石:腎臓にできた石がこぼれおちる→尿道に詰まる→尿が流れていかない→
腎臓が圧迫され激痛。
リスク因子は、①水分摂取量が少ない、②汗かき、③大食い、④肉類をよく食べる、⑤糖 -
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・「病気と怪我は待ってくれませんから」
・「そんな怖い顔しちゃダメだよ」
・「オレはまだ、医者ってやつを信頼したわけじゃねえ。だけど、タケヒロの命を助けてもらったことに関しては…
あんたに礼を言うぜ」
・「この島にくる医者で、真剣に医者やろうなんてやつは、いなかったんだよ」
・高血圧→黄色腫(目頭にできるおでき様のもりあがり)→血管壁薄くなる→風船状に膨らむ→破裂→大出血
・「ぼくは医者だ。ぼくは人を生かすために医者になったんだ。
目の前で死んでいく人を黙って見ているくらいなら、今すぐ医者をやめるよ!!」
・「先生、オレは難しいことはわからねえ。でも、これだけはいつも、息子のタ -
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いつみても
面白い。
ドラマのイメージがあるとまた違った楽しみがありますし。
結構むかしの作品ですが離島での医療は進歩したのだろうかとか?
感慨深い -
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医療関係者にさえ響く・・・
全体のストーリーが素直に素晴らしく、自然に人間の尊厳や命の大切さなどが感じられる作品。医療器具や処置・手術の術式など非常にクオリティーが高く、医療関係者も納得するほどの内容である。子供にも読ませたい漫画の一つとなった。