カントクのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
こんがらがったいろんな問題を解決するために過去に戻った陽人と月子。
今巻は解決へと進むのかと思ってたけど違った。
いやまあなにをどうしたらいいのかはっきりしないことが多すぎるので、仕方ないとは思うんだけど。
むしろ今巻は幼い鋼鉄さんやマイマイや小豆ちゃんを愛でる回だな(笑)
イラストがもう可愛すぎます!
しかし相変わらず言葉遊び的脱線が多くてシリアスな内容に合ってないんだよなあ。
まあこれが持ち味なので仕方ないけど若干うるさいよ(笑)
結局解決の糸口はどこなんだろう?
次巻で一応決着着くみたいだけど、どこに落ち着くのかな?
とりあえずここまで来たら最後まで付き合うよ。
どうか、つかささんが幸せになりますように! -
Posted by ブクログ
誰かのヒーローであることを願い、「最大多数の最大幸福」を目指して自分を見失っていく横寺陽人の巻。自分のことを後回しにして、誰も彼もを助けようとして、大好きだった陸上を忘れかけて。自分より立派な自分に自分を譲ってこれで良いと思って。やりきれない気持ちになった。そんな横寺に気付き、思いを伝えてくれた子がいる。そのままの君でいいんだよ、そのままの君がいいんだよと言ってくれる子がいる。なにもしなくていい、なにもかもを救おうとしなくていい、ありのままの君が好きなんだと(そこまで言ってないか)これは前巻までの筒隠月子へのアンチテーゼなのだろうか。無理に変わろうとしなくていい。嫉妬していじわるしてちょっぴり子どもっぽいところもあって無表情だけど感情豊かな君がいいんだ。小豆梓と張り合って大人になろうとしなくていいんだ。そんな君が好きなんだから。
小豆梓が押し出してくる目一杯の大好きと信頼は嬉しいものだけれど、全肯定というのは危ういのでは、と思った。道を外れそうになった時、地獄まで一緒についてきてくれるよりも、目を覚まさせてくれる子の方がきっと尊い。
横寺陽人の家庭環境と子どもの頃が気になる。なぜ一軒家に高校生が一人で済んでいるのか?なぜ両親は電話越しにしか登場しないのか?ほとんど愛情を注いでもらったことがないのでは?横寺陽人を構成する要素が気になる。今まで筒隠家の事情は何度も出てきたけれど、彼が地の文で自らの家庭環境と比べたことは一度もなかったような。
彼女の母親を思い出させるようなラストシーン。鋼鉄さんはいつまでも年上なのだ、という言葉が彼女が年上であることを思い出させて良かった。月子大好きラブリー月子なシスコンで勉強が苦手な面が目立っているが、母亡きあとの筒隠家を長女として守ってきたのは彼女なのだ。このラストシーンから実は嘘でしたみたいな展開にはなって欲しくないが、どう転んでも一筋縄ではいかない気がする。次巻も読む。