オノレ・ド・バルザックのレビュー一覧

  • ゴリオ爺さん

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    2人の娘を盲目的に愛し、玉の輿に乗せた後も求められるがままに自分を犠牲にして全てを与えた哀れな老人ゴリオ。リア王にはコーデリアがいたが、彼には愛情を返してくれる娘はいなかった。

    登場人物が人間臭くて面白い。ここに出てくるラスティニャックは出世のためなら何でもする人間の代名詞になったようだが、ここではまだ純粋さを持った1人の若者、彼がその後どのように変貌して行くのか他の作品も読んでみたい。

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    2016年09月14日
  • グランド・ブルテーシュ奇譚

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    多数の作品から成る『人間喜劇』より厳選された
    短編4編+評論「書籍業の現状について」を収録。
    「早過ぎた埋葬」(!)系の表題作が猟奇的だが、
    それにしても、この時代(19世紀前半)のヨーロッパでは
    上流階級の人々が配偶者に隠れて若い恋人とあれやこれや……は
    普通のことだったんだろうかと首を傾げる。
    きっと珍しくはなかったんだろうな――と思っていたら、
    巻末の年譜にバルザック自身の「あれやこれや」が記されていて
    笑ってしまった。
    未亡人を口説いている最中に
    家事を引き受けてくれたメイドさんのような女性と「できちゃって」
    いただとか、やりたい放題。
    人生の経験値が高ければ、それだけ
    様々な人物造形

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    2016年07月11日
  • ゴリオ爺さん

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    なんとか読み終えた…。序盤は正直読みにくくて何度も何度も眠くなっては挫折…を繰り返していたのだけれども、ラスト病床に臥せてからのゴリオ爺さんの独白はグッと引き込まれてそこからは一気読み。ゴリオ爺さんは娘たちにこんなに愛を注いでるのに…と切なくなってしまった。2013/186

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    2015年04月21日
  • 谷間の百合

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    ネタバレ

    第一部は主人公とヒロイン(モルソフ夫人)の淡い恋愛関係が続く。しかし、一変して第二部では主人公が彼女の傍を離れ、第三部ではヒロインが死に至り、登場人物たちがこぞって主人公を冷笑する。
    訳者あとがきによると「谷間の百合」はバルザックの自伝的要素を含む小説らしい。そして、比較的早い時期に完成していたと思われるが、出版まで時間の間隔があったとか。
    思うに、第一部は若い時に書かれていて、それを年数経ってバルザックが読み返し、自分の分身である主人公に辟易して第二部以降を付け加えたのでは。(夜中に書いたラブレターに後悔するみたいに。)
    個人的に最後のナタリーの手記は不要と思う。終盤の主人公はたしかに女性に

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    2014年12月03日
  • グランド・ブルテーシュ奇譚

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    夫ある女が若い愛人が出来た。夫にばれそうになる。さあ、どうなる。

    1800年代のフランス。なんだかんだ、まだまだ男尊女卑。
    名誉を重んじる貴族の世界。

    バルザックらしき若者が、田舎町グランド・ブルテーシュで、謎の封鎖された豪華な館を見つけます。
    立ち入り禁止になっています。

    年老いて亡くなった貴族の夫人の館。
    遺言で、死後50年(だったかな)は、誰も入ってはいけない、と…。
    その謎を、ヒトから聞いて知っていくミステリー。

    話は遡ります。
    地方貴族の美人な奥さんが居る訳です。これ、つまり年老いて死んだ館の貴族夫人の若かりし日。
    奥さんですから旦那さんがいる訳です。
    なんだけど、この奥さん

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    2014年11月28日
  • グランド・ブルテーシュ奇譚

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    バルザック初読み。短編が4つと、評論がひとつ収録。全短編とも最後の切れ味が素晴らしい!ぞわぞわっとした。表題作ももちろん素晴らしいが、「ことづて」が一番好みだった。長編にも挑戦してみたいな。2012/216

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    2015年04月21日
  • グランド・ブルテーシュ奇譚

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     はじめて読むバルザック。短編だからなのか、読みやすい。語り口が、シャーロックホームズの短編に似てる。19世紀ヨーロッパの共通構造なんでしょうか。

     次は長編かな。

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    2012年08月13日
  • グランド・ブルテーシュ奇譚

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    「グランド・ブルテーシュ奇譚」

    「ことづて」

    「ファチーノ・カーネ」

    「マダム・フィルミアーニ」

    「書籍業の現状について」

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    2012年03月24日
  • グランド・ブルテーシュ奇譚

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    バルザックの本を余り面白いと思って読んだ事は、実はあまりなかった。もったいない事をしていたのかもしれない。そして、宮下訳はいつも期待通りの面白さがある。短編の選び方にもセンスがあると思う。

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    2011年01月10日
  • グランド・ブルテーシュ奇譚

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    暇つぶしにしかならなかった。この作品集に特別の価値があるとは思えない。
    ただ、つまらなくはなかった。

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    2010年09月24日
  • グランド・ブルテーシュ奇譚

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    俺の好きなバルザック作品たちとは毛色がやや違うという印象。
    やっぱりバルザックの本領は長編だと思う。

    「グランド・ブルテーシュ奇譚」
    浮気妻のほうもなかなか肝が据わっているが、こわは旦那がかなりツワモノ。話の本筋はまあベタか。個人的には旦那が死んだ真の理由を想像するのが楽しい。★★★

    「ことづて」
    いやあ恋愛は素晴らしいですなあ、と素直に思っておけばいいんですかね。★★★

    「ファチーノ・カーネ」
    事実か、妄想か。自分にとっての真実が、必ずしも他人にとってもそうとは限らないのです。★★★★

    「マダム・フィルミアーニ」
    いやいや、ここまで純粋だともはやファンタジーでしょ。★★★

    「書籍業

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    2010年06月19日
  • 谷間の百合

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    充たされない結婚生活を送るモルソフ伯爵夫人の心に忍びこむ純真な青年フェリックスの存在。彼女は凄じい内心の葛藤に悩むが……。

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    2009年10月07日