君塚直隆のレビュー一覧

  • 物語 イギリスの歴史(上) 古代ブリテン島からエリザベス1世まで

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    世界の歴史を勉強するにあたって大変なのが、馴染みのない地名と人名のオンパレードにどうやって対応するかということだ。

    中世からは◯◯伯だとか◯◯公だとか、◯◯シャーとか似たような語句がたくさん出てきて、理解するのが大変だった。

    それに比べれば日本の歴史ってのは随分スッキリしてるようにも思うんですが、どうでしょうか?

    名前や地名の多さには辟易しますが、個々の物語やエピソードはとても興味深いものがあります。

    上巻はテューダー朝のエリザベス1世の死去までを扱っている。

    今回分かったのが、イギリスは途中まではフランスだって言っても間違いでないということ。

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    2024年11月20日
  • 君主制とはなんだろうか

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    王などが統治する「君主制」に焦点を当て、このシステムが人類の歴史の中でどのように現れ、どのような経緯をたどってきたのかを明らかにする。約5000年前にエジプトなどの古代文明の中から王が誕生してから、哲学や宗教を通して君主制が各地域で正統化されていき、絶対君主制を経て各地で革命が起こり君主制が次々と姿を消していく中で、21世紀の現代にも存続する君主制はどのように生き残っているのかについてまでをたどる。
    君主制という観点から世界史を振り返るような内容で、知的な面白さがあった。また、中高生向けの新書ということもありとてもわかりやすかった。
    肯定的に考えたいという立場から、天皇をはじめとする現代における立憲君主の意義・役割をどう考えるかは従来から自分の関心事であったのだが、本書では、主にイギリスを例として取り上げつつ、国家や国民に継続性と安定性を与えるという役割、政府を補完する形での社会的弱者に対する救済などについて触れられるとともに、現代の立憲君主制は国民からの支持が基盤となっており、時代の変化に応じて変えるべきところは変えていっていることが指摘されており、自分の考えを深めることができた。

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    2024年10月06日
  • 物語 イギリスの歴史(上) 古代ブリテン島からエリザベス1世まで

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    国内の動乱、大陸ヨーロッパとの関係、また国王・議会の関係など現在のイギリスを形作ってきたプロセスを一通り把握できた。とても読みやすいです。

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    2024年09月12日
  • 世界史のリテラシー イギリス国王とは、なにか 名誉革命

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    ユーラシア大陸の
    西と東にあるイギリスと日本
    勝手に親近感があるし
    似てる所もある

    イギリスは大陸からの
    あれやこれや干渉が強くて
    したたかになり
    日本は大陸からは
    少し距離が置けたから
    似てるようで似てない国に
    なったのかな?

    今でも政治にかかわる実務的な
    イギリス国王と
    あくまで象徴の天皇と...
    やっぱり似てるようで似てない国

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    2024年07月27日
  • 物語 イギリスの歴史(下) 清教徒・名誉革命からエリザベス2世まで

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    エリザベス1世は後継を残さなかったためテューダー朝は断絶。開祖ヘンリ7世の子孫スコットランド王がジェームズ1世として即位、スチュアート朝はじまる。
    17世紀、チャールズ1世は議会を軽視し絶対君主を目指すが、抵抗を受け内戦に入る。議会側指導者に清教徒が多かったので清教徒革命と呼ばれる。クロムウェルの活躍で議会派が勝利し、国王は斬首された。共和制となる。クロムウェル死後、チャールズ2世が即位し王政復古。しかし次代ジェームズ2世の専制にオランダ総督ウィレムがイングランド上陸、国王は逃亡し名誉革命成る。
    スチュアート朝断絶後、ハノヴァー朝ジョージ1世が即位。ドイツ系であり18世紀の政治は政党の有力者に任せられた。政党政治色が強まる。国王の信任のもと首相が政治の主役となった。
    ルイ14世からナポレオンに至る長い18世紀はイギリスが勝利した。戦費調達のための長期国債が早く発達したことが勝因である。ヴィクトリア女王治世において黄金時代を迎える。
    第一次大戦後、自由党が没落し労働党が躍進。保守党との二大政党を形成する。

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    2024年07月04日
  • 君主制とはなんだろうか

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    なんとなくわかった気でいた国の制度。共和制、立憲君主制、専制君主制などわかりやすく解説されており、非常に有意義であった。その制度を歴史的に追っていくことで、世界史もおさらいでき、一石二鳥の本であった。

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    2024年04月19日
  • 物語 イギリスの歴史(上) 古代ブリテン島からエリザベス1世まで

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    何時もわかりやすい文章を書く君塚先生ならイギリスの歴史も判りやすくなるだろうと読み始めました。上巻はエリザベス1世女王までですが、なんか南北朝ですか応仁の乱ですかというレベルでカオスしてますな……。さすがの君塚先生の文章でも混乱してしまいました。
    とりあえず、戦争継続のための財源が欲しい王と、税を取るなら意見させろという貴族市民の間に議会が出来たことが、その後の立憲君主制の足掛かりになったというのは、なんとなく判りました。

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    2024年03月04日
  • 悪党たちの大英帝国(新潮選書)

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    君塚先生お得意の人物を通して見るイギリス史、今回は悪党がテーマ。
    悪党と言っても悪人とは限らず常識から外れた改革児という感じで、日本史だと後醍醐天皇や織田信長を並べたような感じでしょうか。って、そう例えると日本もイギリスも変わらないように思えます。世の中が動く時には常識の範囲で動くような人では務まらないということなんでしょうかね。
    もしもこの本を改定することがあれば、その時にはジョンソン元首相を入れてほしいなどと思いました。

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    2023年12月05日
  • 女王陛下の影法師 ──秘書官からみた英国政治史

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    国王陛下・女王陛下と、政治と、秘書官。この歯車が噛み合わないと、国の運営が滞るイギリス。
    単なるスケジュールの管理や外遊の手配だけでなく、王室のありとあらゆることに目をむけ、心配れる秘書官が必要であることを、あらためて感じる一冊でした。

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    2023年06月25日
  • 貴族とは何か―ノブレス・オブリージュの光と影―(新潮選書)

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    ノブレス・オブリージェとは「高貴なるものの責務」のことである。
    本書は、世界中の貴族の歴史を解き明かしつつ、貴族が果たしてきた責務と最近のにわか貴族が公共の福祉よりも自身の快楽に重きをおく現状を痛烈に批判している。

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    2023年05月30日
  • 物語 イギリスの歴史(上) 古代ブリテン島からエリザベス1世まで

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    イギリスは歴史と伝統のある国であるのは論をまたないが、その前半はフランスの属国的立場にあったことを初めて知った。自国の王が常駐していなかったからなのか、14世紀以降急速に民主化が進んだことは興味深い。民主化と言っても貴族階層止まりだとは思うが。
    後半の展開が楽しみだ。

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    2023年04月07日
  • 物語 イギリスの歴史(上) 古代ブリテン島からエリザベス1世まで

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    物語 フランス革命が面白かったのでその繋がりで。テンポ良く、教科書的だが面白い。世界史リタイヤしたのが、同じ名前が出まくることだと思い出した。

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    2021年11月21日
  • 悪党たちの大英帝国(新潮選書)

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    大英帝国を率いたリーダーシップの物語
    歴史は人間によって創られる
    1940年英国首相に選ばれるのがチャーチルではなく、ハリファクス外相であったら、英国は早々にヒトラーと講和し、ナチスドイツの世界覇権は実現していただろう。(282)
    その英国も第二次大戦の勝利と引き換えに、世界の盟主の座を、アメリカとソ連に譲ることになる。
    歴史は禍福の如し。
    結局、技術・経済・社会システム・軍事により世界の覇権を手中にしても永遠には続かない。
    心地よい勝利者の地位は、慢心と怠惰を生み、民衆はパンとサーカスをリーダーに求め、政治はポピュリズムに陥る。
    その時に積み上がるのは、軍事費とエンタメ経費を賄うための「公的債務の積み上がり」。世界がその負担を追い切れなくなったとき、世界覇権の盟主の座は置き換わるのが世界史の必然。
    現在、世界のリーダーである米国もまた歴史の必然に直面している。

    近代と現代の英国史を、キーパーソンの視点で学べたのは良かった。
    日本史ももっとリーダー個人の側面から描かれても良いと思うが、明治以降の天皇制下では皆臣下なので難しいか。
    コロナ禍でリーダー不在の感がある日本社会の困難の大本がそこにあるようにも思う。

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    2021年09月23日
  • 物語 イギリスの歴史(上) 古代ブリテン島からエリザベス1世まで

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    アリソン・アトリーの『時の旅人』をテキストとしてオンライン読書会を行っているが、エリザベス1世とメアリー・ステュアートの時代に紛れ込んだ少女という設定だけあって、当時についての知識があった方が、より確実に楽しめていたはずと強く思っていた。そこで新書でと思って岩波か中公で探したところ、中公で見つかったのがこの著作だった。「はじめに」で、エリザベス1世と信長とが同じ年代を生きていたと知って、関心を持てるようになった。こうした視点は、あってよいと思う。読みたい。

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    2021年08月08日
  • 物語 イギリスの歴史(上) 古代ブリテン島からエリザベス1世まで

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    シェークスピア劇の時代(百年戦争〜薔薇戦争)のあたりの実相が、かなり複雑ながら何とかかんとか理解できた。
    少なくともこの時代まではイングランドはブリテン島内部やアイルランドよりも海峡対岸のフランスとの結びつきが強かったというのが意外だった。

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    2021年06月19日
  • 悪党たちの大英帝国(新潮選書)

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    ヘンリー八世からチャーチルまで7人の大英帝国を支え変革してきた人物。王や首相などの立ち位置は違えども、その個性運命には興味が尽きない。人物像はもちろん英国史にも詳しくなれる。とても面白かった。

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    2021年03月03日
  • 悪党たちの大英帝国(新潮選書)

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    ・権力とは腐敗する傾向にある。絶対的な権力は絶対に腐敗する。
    Power tends to corrupt and absolute power corrupts absolutely.
    アクトン男爵:19世紀イギリスの歴史家

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    2020年12月08日
  • 悪党たちの大英帝国(新潮選書)

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    議会は戦争資金の用立てや国外で戦争してる国王の代わりに政治を行うため力をつけた。ロイドジョージの生い立ち。ヘンリー8世。国王、首相の生い立ち、歴史的背景がよくわかりました。
    Netflixの「ザ・クラウン」を見る前に読むといいかも。

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    2021年06月12日
  • 悪党たちの大英帝国(新潮選書)

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    よく言えば“身近”、悪く言えばカリスマ性のない
    小粒な政治家ばかり見てきているせいか、
    とても新鮮。
    スキャンダルを気にして、ひたすらクリーンを求めると
    こういう政治家は出てこない。

    メディアとの癒着の元祖、パーマストン
    戦時体制を作り上げたロイド・ジョージ、
    みずから兵士となったチャーチルなど
    功罪あいなかばする政治家たちの姿印象的だった。

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    2020年10月11日
  • 物語 イギリスの歴史(上) 古代ブリテン島からエリザベス1世まで

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    ユーラシア大陸東西のそれぞれの端にある日本と英国。16世紀までの歴史の中で大陸からの様々な流入があった後者は国際色に富み、日本と異なるのは当然かなと思った。
    聖職者イコール宗教(キリスト業務)のみという印象があったけど、かの昔は唯一ラテン語を使えた存在で政治の中心的役割であったと知ると、欧州諸国における宗教のプレゼンスの大きさを納得できた。さらには英国では庶民の勢力が増し、議会政治が進んでいった。
    世界史で離婚ばかりしていた英国王がいたなぁーというのも思い出し懐かしい気持ちになったけど、それもテューダー朝の安泰のためとなると少し見方が変わった(それでもひどいけど)

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    2020年10月08日