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5世紀以降、ケルト人を駆逐しアングロ・サクソン人が定住したブリテン島。11世紀、大陸のノルマン人が征服するが、常にフランス領土を求め戦争を繰り返した。その間、島内では諸侯が伸張。13世紀にはマグナ・カルタを王が認め、議会の原型が成立する。その後も百年戦争の敗北、教皇からの破門と、王の権威低下が続いた。上巻は、大陸に固執する王たちを中心に、16世紀半ばイングランドにエリザベス1世が君臨するまでを描く。
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Posted by ブクログ
歴史の概観をあまりよく知らないので、少し話のテンポが速すぎてついていけないところが多かった。2冊の新書に収めるには仕方のないことだと思います。各イベントや人物などについて詳しく知りたければ更に個別で本を読む必要があると思います。個人的に知りたいのはイギリスの議会政治の歴史や百年戦争、エリザベス1世に...続きを読むついてです。七王国の時代もさらっとしか触れていなかったが何か面白い物語があるのだろうか? ヘンリが多すぎてキツさを感じるのは私だけではないはず。王がヘンリなのはいいけど大司教のヘンリとかはやめてくれ…と歴史弱者としてぼやきたくなりました。
物語 イギリスの歴史 上 古代ブリテン島からエリザベス1世まで 著:君塚 直隆 中公新書 2318 日本は、外国からの侵攻を受けたことは、数えるほどであったが、イギリスは違う。 遠くは、ローマや、ノルマン、フランスなどから絶えず侵攻を受けていて、英語の中には、多くのフランス語が含まれているほど、文...続きを読む化の影響もうけている 日本は、太古からその文化や制度はほぼ一貫した流れをもつが、イギリスはそうではない、侵略者や時の支配者によって、不連続に変わっている。そのことがいっそう歴史を複雑にしている イギリスは、時代によって、その顔を変えるのである 上巻は、古代から、エリザベスⅠの近代まで、下巻は、ピューリタン革命から、現代まで、に分れている ■ブリテン島 古代~AD11世紀 ・ストーンヘンジ:巨石文化があった BC18世紀 ・ケルト人の一部族が、イギリスに定住 BC6世紀 ・ローマ帝国の侵攻 BC1世紀 ブリタニカ、街道や、長城を各地に建設した ・AD409 ローマ人撤退、そのあとに、ゲルマン系の民族が渡来 ・AD7世紀 アングロサクソン系の民族が7王国を建国、 ・AD803 北ゲルマン系のデーン人が侵攻、バイキング ・871 ウェセックスの王アルフレッド登場、孫のアゼルスタンの時代に、イングランド王を名乗る ・937 アゼルスタンは、支配を確立、甥エドガー王(959-975)のときに、統一王国へ エドガー王は、習慣として、キリスト教を宮廷に持ち込んだ ・1016カヌートが全イングランド王に、征服王といわれた ・1066ノルマンディ公ギョームが賢人会議で王に推戴される 以後宮廷での公用語は英語ではなく、フランス語に ■ノルマン王朝 AD11~12世紀 ・1066-1087 征服王ウィリアム イングランドの貴族の公用語はフランス語に ・このころは、イギリスとフランスに両方の領土をもつようになる(アングローノルマン王匡) ・1100ウィリアム2世急逝後、弟のアンリが即位:ヘンリー1世となる ・ヘンリー1世は、戴冠式で、イギリスの憲章を守ることを誓い、ここにイングランド統治構造が確立する ・ヘンリー1世の死後は、ローマ教皇を巻き込んだ内乱となり、二人のマティルダ、皇妃と王妃の戦いが続く ■アンジュ帝国 ・1154 皇妃マティルダの息子アンリがヘンリー2世として即位、その後を継いだのが、獅子心王のリチャード1世である、その後も後継にめぐまれなかったためか、王室は弱体化していく ・1215王と諸侯との間にマグナ・カルタが結ばれ、王権と制限とともに、英国の政治に新しい制度が組み込まれていくことになる。 ・憲法として、アメリカ憲法や、日本国憲法のように、まとまったものは、もっていないが、イギリスは、マグナ・カルタ、権利請願、権利憲章、王位継承法、議会法などが制定され、それらの集合体が、あたかも憲法のような扱いをうけていく。イギリスの憲法は成文化されていないのではなく、いくつかの成文化されたドキュメントから、憲法は構成されているのである。 ・1295にウェストミンスター条款、パリ条約が、フランスのルイ9世と締結され、イギリス国王は、大陸に一切手が出せなくなった。これにより、ドーバー海峡をまたがる、アンジュー帝国の再建の望みは絶たれたのである ■イングランド議会政治 13-14世紀 ・エドワード1世が課税を行うために諸侯と衝突していた ・1330エドワード3世の時代に、議会と妥協し、二院制となる、貴族院と、庶民院との2つに分けて、議会とコンセンサスを確立する、そして1498からは、これまでのフランス語から英語に公文書は切り替わり法令の草稿も英語になっていく ■百年戦争と、バラ戦争 ・1327エドワード2世の廃位から、北のスコットランド、南のフランスの干渉をうけるようになる ・1339エドワード3世はフランスを攻めて、南フランスのアキテーヌと、アルマニャックの2つの地方を確保する ・ヘンリー5世の時代になると、1417に再び大陸へ遠征するも、34歳でなくなり、以後英仏戦争は泥濘化していく、1453年フランス軍はボルドーを陥落。100年戦争は終結す ・1453年ヘンリ6世のランカスター家(赤バラ)とヨーク家(白バラ)との内戦が勃発する、結果はヨーク家が勝ち、ヨーク朝が確立されることとなる ・1485にヘンリー7世により、テューダー朝が創設され、イギリスは新しい段階を迎えることとなる ■テューダー王朝と、近代 ・ヘンリー7世後、ヘンリー8世、エドワード6世、メアリ1世などが即位した。当時は宗教改革の時代、 イギリスは国教会を含めて宗教に揺れ動いた。 ・1559 エリザベス1世が即位、エリザベスは、宗教戦争に勝ち抜き、スペインの無敵艦隊をやぶって、イギリスの大英帝国への道を切り開いた。 ISBN:9784121023186 出版社:中央公論新社 判型:新書 ページ数:240ページ 定価:800円(本体) 2015年05月25日初版 2022年09月30日10版 目次 上巻 第1章 古代のブリテン島 ―― 先史時代?11世紀 石器時代から青銅器時代へ 「ブリタニア」の誕生 ―― ケルト文化の伝来 カエサルのブリタニア遠征 ローマン・ブリテンの始まり 長城の建設から協約締結へ 大帝の出現とローマからの離反 アングロ・サクソンの渡来 七王国の形成 オファ王の登場 デーン人の襲来とアルフレッド大王 最初の「イングランド王」の誕生と「賢人会議」 エドガー王の戴冠式 デーン人の再襲来 「征服王」カヌートの登場 強すぎる家臣たちの存在 証聖王の死と三つ巴の抗争 ノルマンディ公ギョーム=ウィリアム1世の戴冠式 第2章 ノルマン王朝のイングランド ―― 11?12世紀 ウィリアム征服王の登場 ―― フランス語による支配 祖法を守るウィリアム1世 ノルマンディ防衛のための供給源 「アングロ=ノルマン王国」の悲劇 征服王の死と赤顔王の即位 ロベールの十字軍参加と赤顔王の急死 ヘンリ1世即位とアングロ=ノルマンの再統合 イングランド統治構造の確立 御曹司ウィリアムの悲劇 「皇妃」マティルダの登場 ブーローニュ伯の上陸 ―― スティーヴンの即位 二〇年にわたる内乱へ 皇妃と王妃の抗争 ―― 二人のマティルダ 終息 ―― 皇妃マティルダから息子アンリへ 内乱が残したもの ―― 女性統治への疑問 第3章 アンジュー帝国の光と影 ―― 消えないフランスへの野心 西ヨーロッパ最大の領主の誕生 領土と王権の回復 ―― 臣従強要と遠征 カンタベリー大司教ベケットとの対立,そして暗殺 「諸侯よ,助言を与えたまえ」 軍役代納金の本格的導入 息子たちの叛乱 ヘンリ2世の反撃と死 獅子心王の即位と「帝国」の動揺 五男ジョンの登場 ノルマンディ諸侯の離反と「腰抜け王」 ローマ教皇との対決 ―― ジョンの破門 キリスト教支配下,ジョンの屈服 「在地化」した諸侯対「悪しき取り巻きたち」 マグナ・カルタ ―― イギリス国制の基本文書 イギリスに憲法はないのか? ヘンリ3世と議会政治の始まり 大陸への野心と諸侯との対立 国王への覚書提出と大陸“放棄” シモン・ド・モンフォールの議会 第4章 イングランド議会政治の確立 ―― 13?14世紀 長脛王の登場と議会制の強化 「税収」を求め続けた背景 行政府の整備 ―― 宮廷と国家の二重構造 「模範議会」をめぐる諸問題 議会の「休会」と戦局の好転 「ウェールズ大公」位の確保 ―― グウィネッズ君公国崩壊 スコットランドとの死闘 ガスコーニュ戦争と長脛王の死 ギャヴィストン溺愛とスコットランド放棄 エドワード2世の廃位 エドワード3世による親政 二院制の始まり ―― 貴族の登場 五つの「爵位」の成立 庶民院の拡充 ―― 騎士と市民 庶民院への「請願」と仏語から英語へ 「善良議会」 ―― 議会の地位確立 イングランド独自の道? 第5章 百年戦争からバラ戦争へ ―― フランスと王位をめぐって 英仏百年戦争の始まり エドワード父子の栄光と死 一〇歳の少年王の登場 ワット・タイラーの乱と忠臣政治 ダービー伯爵への仕打ち 国王廃位からダービー伯爵即位へ ランカスター王家と議会の協調 内乱の終息と皇太子ハリーの台頭 ヘンリ5世によるフランス進攻 連戦連勝,フランスの屈服 ヘンリ6世=「アンリ2世」の即位 百年戦争敗北からの神経性発作 ヨーク公の台頭から「バラ戦争」へ エドワード4世の早世と混迷の時代 グロウスター侯爵の即位 ボズワースの戦い ―― ヨーク王朝滅亡 第6章 テューダー王朝と近代の夜明け ―― 国家疲弊下の宗教対立 ヘンリ7世 ―― 最も有能な実務家 弱小国化していたイングランド ヘンリ7世の同盟戦略 「ルネサンス王」ヘンリ8世の登場 離婚問題からの宗教改革議会 教皇からの破門 ―― イングランド国教会の成立 「帝国」の拡張と王の死 少年王のはかない治世 「九日間」の女王 「血まみれメアリ」の登場 カトリックへの復帰宣言 スペイン王への反発とメアリへの憎悪 エリザベス1世の登場 ―― 妖精女王と国教会の復活 処女女王の外交政策 ―― ちらつかせる結婚 無敵艦隊撃破と女王の「手紙」 優柔不断 ―― 現実のエリザベス エリザベス1世時代の議会 「グロリアーナ」の死 物語イギリスの歴史 上 関連年表 下巻 第7章 清教徒・名誉革命の時代 ―― 17世紀の変化 哲人王の即位と祖法の遵守 合邦の夢と宗教の「棲み分け」 浪費と議会への不信 三十年戦争と「平和王」の苦悩 チャールズ1世の登場 ―― 「平和王」から「戦争王」へ 議会不在の一一年 ―― 「絶対君主制」への信奉 内戦 ―― 国王と議会の武力衝突 首を斬られた国王 ―― 清教徒革命 共和制の始まり ―― 庶民院と国務会議 護国卿体制の光と影 クロムウェルの死と二院制復活 王政復古 改宗していた王弟ジェームズ トーリとホイッグの登場 国王の反動化と名誉革命 名誉革命の意義 イングランド外交の転換期 スコットランド合邦と王朝の終焉 第8章 ハノーヴァー王朝下の議院内閣制確立 ―― 長い18世紀 ハノーファー選帝侯ゲオルク ホイッグ優越時代の始まり スタナップ国務大臣への過度な信頼 貴族法案をめぐる躓き 南海泡沫事件とウォルポールの復活 「ウォルポールの平和」の時代 ウォルポールの辞任と「首相」の登場 ペラム兄弟と「二重内閣」の終焉 度重なる戦争から「奇跡の年」へ 「愛国王」ジョージ3世の登場 ―― ビュート伯爵の重用 各派の台頭と国王の政治力 ノース政権とアメリカの独立 議会改革の要求 国王の頑なな抵抗 ピット政権下の摂政制危機 フランス革命と「ピット氏の黄金」 アイルランド合邦化 ―― カトリック問題とピット辞任 政党政治の混迷と摂政の登場 「長い一八世紀」とイギリスの勝利 第9章 イギリス帝国の黄金時代 ―― 19世紀の膨張 戦後不況と強圧政治の時代 キャロライン王妃事件 ―― 王権の弱体化 自由トーリ主義の時代 カトリック解放への道 ―― ピールの豹変 グレイ政権下の選挙法改正 貴族院の否決と民衆暴動 国王による最後の首相更迭 妖精女王の登場と民衆運動の勃興 国益と改革 ―― ピール政権下の穀物法廃止 二大政党制の確立 ―― 自由党の結成 二大政党と大衆民主政治の予兆 グラッドストンとディズレーリ 老大人の再起 ―― 大衆政治の深化 アイルランド自治問題の紛糾 二度のジュビリーと女王の死 第10章 第一次世界大戦 ―― いとこたちの戦争と貴族たちの黄昏 バーティによる王室外交の時代 自由貿易という「信仰」 ―― 保守党の分裂 「人民予算」を賭けた総選挙 貴族院改革と国王の死 新王の登場 ―― 貴族院権限の大幅縮小 アイルランド自治問題の再燃 第一次世界大戦の衝撃 ―― 徴兵制導入と「総力戦」 ロイド=ジョージ政権の光と影 総力戦後 ―― 貴族政治から大衆民主政治へ アイルランド自由国の成立 自由党の没落,労働党の勃興 貴族院首相の終焉と労働党政権の成立 世界恐慌下の挙国一致政権 「英連邦諸国」の確立へ 第11章 第二次世界大戦と帝国の溶解 ジョージ5世の死 「王冠を賭けた恋」 脆弱な「ヴェルサイユ体制」 平和の崩壊と独裁者たちの台頭 チェンバレン首相の宥和政策とその破綻 ドイツへの宣戦布告 ―― 連合国の敗退 チャーチルの首相就任 「ブリテンの戦い」からアメリカ参戦へ 対独戦略とヤルタでの悲哀 チャーチルの敗北 ―― 一〇年ぶりの総選挙 アトリー政権下の戦後復興 社会福祉国家の確立 解体するイギリス帝国 米ソ冷戦のなかで チャーチル再登板 ―― 合意政治の時代へ ひとつの時代の終わり 第12章 エリザベス2世の時代 ―― 「英国病」からの蘇生 悲しい帰国と華やかな戴冠式 老臣チャーチルと「三つのサークル」 スエズ戦争の蹉跌 ―― 世界中からのイギリス批判 貴族制度の変容 ―― ヒューム首相就任の背景 保守党党首選の開始 英国病 ―― ポンド切り下げと「撤兵」 イギリス政治の迷走 ―― 国民投票の容認 サッチャー革命 ―― 「小さな政府」へ サッチャー外交と女王との確執 ブレア政権の誕生 ―― 「第三の道」の提唱 地方分権化 ―― イングランド以外への権限委譲 「世襲議員」改革へ ブレアの「大統領型」統治 ブレアの挫折 ―― イラク戦争参戦問題 議会政治と二大政党制のゆくえ 在位六〇周年記念式典の陰で おわりに 主要参考映画一覧 イギリスの政党変遷略図 物語イギリスの歴史 下 関連年表
主にイギリスの「王権と議会」をキーワードとしたイギリス通史。 イングランドでは、アングロ・ノルマン王国やアンジュー朝では防衛する領域がブリテン島とフランス西部と広く、その防衛費用や戦費の捻出のための課税に地主貴族階級の力を借りざるを得なかった事、王位継承争いが絶えなかったため議会に頼らざるを得なかっ...続きを読むた。そのため議会があってこその王権という状況が続いた。一方フランスは治める領域が狭く防衛費用がそこまでかからない、かつてイングランドが領有していたフランス北西部を領有してからは収入が一気に上がった事、王位継承者に恵まれ継承がスムーズに行えたために王権が強く、議会に頼ることもイングランド程はなかった。
7世紀頃七王国が形成され、マーシアのオファ王がイングランド初めての王となり、初の法典を作った。 9世紀からバイキング(イングランドではデーン人と呼ばれる)の侵略を受ける。ウェセックスの王アルフレッドはこれを撃退し大王と呼ばれる。アルフレッドの孫は初めてイングランド王と公式に呼ばれた。賢人会議を開催す...続きを読むるようになる。その子エドガーはキリスト教に基づく戴冠式を初めて行った。 ウェセックス朝の無能な王に代わりデンマークのカヌートが王位を継承しデーン朝が成立するも、7年で終わる。 再びウェセックス系のエドワード証聖王が即位するが家臣団と合わず、後継者をノルマン公ギョームに指名。ギョームは征服王ウィリアム一世として即位する。ノルマン朝が成立。ウィリアム1世は賢人会議やイングランド法を尊重しつつ、諸侯の反乱は軍事的に制圧した。アングロ=ノルマン王国とも呼ばれる。 ノルマンディはフランス王の家臣であるが、フランス王はアングロ=ノルマン王国の増長を警戒し、以後、その継承問題に暗躍することとなる。 内乱の末アンジュー伯とウェセックス系の皇妃マティルダの子ヘンリ2世が即位。仏西部まで領土とする広大なアンジュー帝国が成立。その家紋からプランタジネット朝と呼ばれる。 リチャード獅子心王の弟ジョンは仏王フィリップ尊厳王に領地を奪われ腰抜け王と揶揄される。教皇からの破門、英語を解さないこと、臨時課税を乱発したことから諸侯の信頼を失い、マグナカルタに署名させられた。 次代のヘンリ3世は頃議会政治が定着、大陸遠征ではなくイングランド統治がメインとなる。仏に比べ英では議会の発達が早かった。これは王位継承問題と戦争の多さのせいである。仏王家は王位問題が起きず、裕福だったため議会の承認が要らなかった。 ヘンリ4世によりリチャード2世は廃位。プランタジネット朝は断絶しランカスター朝始まる。プランタジネット王家と血縁ではある。 百年戦争後、ヨーク家とランカスター家の薔薇戦争が起き、ヘンリ6世は処刑される。エドワード4世が即位し、ヨーク朝が成立。ランカスター分家のヘンリテューダーにより、リチャード3世が倒されテューダー朝が成立。薔薇戦争は終結する。 エリザベス1世は先代血まみれメアリによるカトリック復帰を破棄し国教会に回帰。陰惨なメアリより人気があった。ドレイクにスペイン船を海賊させ、アマルダでは無敵艦隊を破る。
[バランス、バランス、バランス]多くの人を惹きつけるイギリスの歴史を、「王権と議会」という概念をキーワードに読み解いていく作品。なぜイギリスで議会制度が発展したのか、なぜイギリスは世界の海を統べる大国になったのかといった疑問に答えるための糧を与えてくれる一冊でもあります。著者は、オックスフォード大学...続きを読むにも留学され、イギリス政治外交史を専門とする君塚直隆。 ときに複雑に見えてしまうイギリスの歴史を、極めてわかりやすく俯瞰してくれているため、大まかな全体像を頭に入れたい人にとっては打ってつけの概説書です。参考文献や映画一覧も充実しているため、本著を頼りとしながらイギリスに関しての知識や見方を深めていくことができるかと。 〜「王権と議会」に基礎を置いたイギリス政治のあり方が未来永劫続くかどうかはわからない。しかしこれまでの一〇〇〇年以上にわたる歴史のなかで、エリザベス2世の言葉にもあるように、この二つが時には協力し、時には敵対しながら、この国を支えてきたのは紛れもない事実である。〜 君塚氏の絶妙な距離感を伴うイギリス愛が感じられるのも☆5つ (注:本レビューは上下巻を通してのものです。)
イギリスの歴史を概観する上巻。 古代文明からエリザベス女王まで。 語り口が非常にフラットで読みやすい。 プランタジネット朝からヨーク朝あたりの諸侯と国王の主導権のせめぎ合い、フランスや教皇との不利めなパワーバランスが楽しい。ヘンリー2世は一番好きなイギリス国王です。かっけー。 一つの国家の歴史...続きを読むを通しで知る機会は意外と少ないが、中公の物語シリーズはマニアックになりすぎず教養の範囲で学べてよい。
世界の歴史を勉強するにあたって大変なのが、馴染みのない地名と人名のオンパレードにどうやって対応するかということだ。 中世からは◯◯伯だとか◯◯公だとか、◯◯シャーとか似たような語句がたくさん出てきて、理解するのが大変だった。 それに比べれば日本の歴史ってのは随分スッキリしてるようにも思うんですが...続きを読む、どうでしょうか? 名前や地名の多さには辟易しますが、個々の物語やエピソードはとても興味深いものがあります。 上巻はテューダー朝のエリザベス1世の死去までを扱っている。 今回分かったのが、イギリスは途中まではフランスだって言っても間違いでないということ。
国内の動乱、大陸ヨーロッパとの関係、また国王・議会の関係など現在のイギリスを形作ってきたプロセスを一通り把握できた。とても読みやすいです。
何時もわかりやすい文章を書く君塚先生ならイギリスの歴史も判りやすくなるだろうと読み始めました。上巻はエリザベス1世女王までですが、なんか南北朝ですか応仁の乱ですかというレベルでカオスしてますな……。さすがの君塚先生の文章でも混乱してしまいました。 とりあえず、戦争継続のための財源が欲しい王と、税を取...続きを読むるなら意見させろという貴族市民の間に議会が出来たことが、その後の立憲君主制の足掛かりになったというのは、なんとなく判りました。
イギリスは歴史と伝統のある国であるのは論をまたないが、その前半はフランスの属国的立場にあったことを初めて知った。自国の王が常駐していなかったからなのか、14世紀以降急速に民主化が進んだことは興味深い。民主化と言っても貴族階層止まりだとは思うが。 後半の展開が楽しみだ。
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