ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
1952年に25歳で英国の王位に即いたエリザベス女王。カナダ、オーストラリアなど16ヵ国の元首でもある。W・チャーチルら十数人の首相が仕え「政治的な経験を長く保てる唯一の政治家」と評される彼女は、決して〝お飾り〟ではない。70年近い在位の中で政治に関与し、また数多くの事件に遭遇。20世紀末、その振る舞いは強い批判も受けた。本書はイギリス現代史をたどりながら、幾多の試練を乗り越えた女王の人生を描く。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
エリザベス女王の生前に綴られた、女王陛下の軌跡。女王陛下に何が起こり、そして、どうなさったのか…歴史や史実から知ることができる一冊。とても貴重な資料。
エリザベス2世の治世に関わってきた各国の首相や側近の言葉からは、彼女が聡明でいかに国際社会で重要な役割を果たしていたかがわかる。形式的なコモンウェルスの紐帯なのではなく、コモンウェルスが「家族」であることを再認識したうえで、国家関係の緊張ですら解いてしまう。彼女の人柄の良さや君主としての尊厳がイギリ...続きを読むスをも超えて保たれているのはそういった彼女の賢明さがあるからだと思う。普通の人には到底できない立ち回りであるし、今後ロイヤルの中でエリザベス2世を超える治世を作ることも難しい気がする。
先日、96歳の生涯を閉じたエリザベス2世の評伝。本書を読むと25歳で王位を継いでから70年以上にわたって連合王国と英連邦王国の君主として君臨した彼女の生涯がお飾りとしてのそれではなく、まさに現実政治に大きく関係するまさに波瀾万丈のものであったことがよくわかる。 歴代の首相との関係、なかでも鉄の女サ...続きを読むッチャーとの関係は興味深かったが、コモンウェルスとの関係は知らなかったことが多く、勉強になった。日本の皇室との関係も随所に触れられており、エリザベス女王から見た日本の皇室という視点は新鮮であった。 しかし、本当のところエリザベス女王が何を考えどう行動したのかを知るには、現在は非公開の資料に基づいて跡づけられる必要があり、その辺が同時代史の難しさでもある。
女王のことをリリベットと書き、即位した瞬間から女王に変える、変えるというか当然にそうなる。君塚先生の女王愛に打たれた。女王陛下、王たるものの在り方に感動した。
エリザベス女王がいるイギリスに絶対行きたい。 健康で長く在位して頂きたい。 読み終わってイギリス王室のインスタフォローしてしまった。
イギリスからみた超現代史です。 普通、歴史の新書は小難しくて読みにくいものが多い中、すっと入ってきました。 そして、エリザベス女王、すげーっす。
亡くなる前に書かれたエリザベス2世の伝記。 私の印象は、ダイアナ事件後のマスコミに叩かれていた悪いイメージだったが、この本に書かれているのは懸命にイギリスや他16ヶ国の女王として人生を捧げている姿だった。 政治的か知識や経験があるので、口を出したくなることもあるが、「君臨しても統治せず」を体現してい...続きを読むるのはすごいの一言。 コモンウェルス(イギリスの旧植民地)に対する愛情、平等に接する態度は、首相ではできない、君主としてのみできると思うので、やはりなくてはならない存在だと思った。 ダイアナ事件後に支持率がさがったのにも関わらず、時代にそくして改革を行い、支持率を上げてきたのは女王の手腕があったからだと思った。
9月に逝去した史上最長の英国の君主、エリザベス女王についてほとんど知らないことに気づいたので本書を読んだ。 ドラマを見ているように読み進んだ。エドワード8世の「王冠を賭けた恋」によりリリベット(エリザベス女王の子供の頃の愛称)は大英帝国の王位継承第一順位になってしまう。そのリリベットはクリントン元...続きを読む米国大統領がその回顧録で「女王に生まれていなかったら、きっと優れた政治家か外交官になられていたことだろう」と記す人物となる。エリザベス女王が外交で果たした役割の大きさに驚かされた。 そのエリザベス女王及び王室はダイアナ妃事件で窮地に陥る。しかし、エリザベス女王は失敗から学ぶことのできる君主で王室改革に努め、再び国民の支持を得ることに成功した。 先に記したように本書はドラマを見るように読むことができる。エリザベス女王のロイヤル・ウェディングにまつわる次のエピソードに心打たれた: リリベットのウェディング・ドレスも、一般国民と同様に、配給券によって手に入れた絹やレースで仕上げられることになった。それを知った多くの国民は自分の配給券を王室に送ってきた。しかしリリベットは丁寧なお断りの手紙とともに、これを返送していった。他人に配給券を渡すのは法律で禁じられていたのだ。しかしリリベットはこうした国民の善意には感謝の気持ちでいっぱいであった。
twitterアカウント女王陛下さん(=君塚先生)は気になっていたので読みたい本には入れていたものの後回しにしていたら先に女王陛下(本物)がお亡くなりになるという……。 そのエリザベス女王、元々は国王になるポジションで無かったのが、ある程度物事を判断できる10歳になって女王への道が引かれたというのが...続きを読むポイントのように思えます。 あとイギリスは王権を長い時間をかけて制約していったので、所々に女王の政治力が登場する場面が有るのが面白いですね。イギリス連邦は英国の外なので女王の出る幕が多いとか、なるほどと思いました。
今年で在位70年を迎える英国エリザベス女王。周囲は記念祭を表す単語"Jubilee"で盛り上がっている。 本書はその当事者を書いた伝記。ビジネス書でらない伝記は故人を対象にしたものが多いなか、存命中の女王を対象とする。 読み進めるとなぜこんなにも長い間在位しているのか頷ける。チャ...続きを読むーチルやサッチャーなど、かの歴代の首相を前に対等に渡りあってきたのは、英才教育の賜物ではなく生まれ持った天賦の才のように見える。 天賦の才(センス)だけでなく、物事を理解しようと資料を漁る努力家。加えて冗談を交えたパーソナルタッチで相手の懐に入る。 なるほど、これは絶大な信頼を国民から得ているわけだ。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
エリザベス女王 史上最長・最強のイギリス君主
新刊情報をお知らせします。
君塚直隆
フォロー機能について
「中公新書」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
悪党たちの大英帝国(新潮選書)
新しい象徴の時代へ
イギリスの歴史
英国王室とエリザベス女王の100年
カラー版 王室外交物語~紀元前14世紀から現代まで~
貴族とは何か―ノブレス・オブリージュの光と影―(新潮選書)
教養としてのイギリス貴族入門(新潮新書)
君主制とはなんだろうか
「君塚直隆」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲エリザベス女王 史上最長・最強のイギリス君主 ページトップヘ