雨宮処凛のレビュー一覧

  • 排除の空気に唾を吐け

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    花見の席で正社員が派遣社員に言った「終わってるな」に現れている。
    財政の問題があるから軽々しく言えないが所持金も無い人間を追い返す役所の人間の顔が鬼に思い浮かばれる仕様。

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    2016年03月21日
  • 生き地獄天国 ――雨宮処凛自伝

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    右翼時代までの雨宮さんの「自伝」。多くの彼女の著作で語られる彼女の半生の詳細が語られています。正直、「痛々しい」。でも現代が多くの彼女のような存在を踏みにじることで「繁栄」してきたわけだし、その中で「この道しかない」という言説が少なくとも多くの人々の支持を受けて彼らに権力を渡してきたことも事実だと思う。彼女が壮絶な歴史をネタに向こう側に行かなかったことは救いだと思う。

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    2016年01月29日
  • 右翼と左翼はどうちがう?

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    14歳に向けた本だと読んでいる最中に気づいた。そのせいなのか、右翼・左翼の呼び名だけしか知らず、両者の区別も全く分かっていなかった大学一年生の私にはとてもわかりやすかった。

    どちらかの立場をただ説明するだけでなく両者を比べて違いを提示してくれたり、活動家とその人のストーリーを紹介しているところが良い。

    批判的な解説スタイルではなくて、両者の考えをポジティブに捉えていくスタイルなのが良かったと思う。

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    2015年10月20日
  • 右翼と左翼はどうちがう?

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    右翼、左翼の両方の活動を実際に行ってきた著者の体験談と、現在の活動家へのインタビューにより構成された本。
    最近のヘイトスピーチにも触れられている。

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    2015年01月18日
  • 右翼と左翼はどうちがう?

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    両者の思想や理念を比較して社会問題を語ろう、という本ではない。過去の事実や事件をコンパクトに紹介し、現在の行動家たちのインタビューから読者の関心を掻き立てる。理不尽な現実や悲惨な出来事に直面して停滞しがちな我々の思考を活性化させる啓蒙書でもある。2007年の単行本出版から7年後の文庫化に際して付された最終章が社会の急速な変化を如実に現している。

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    2014年07月05日
  • ともだち刑

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    ネタバレ

    憧れの人と仲良くなれたかと思いきや、ある日を境に、クラブ内で苛められる立場に追い込まれた主人公。
    読んでいて、「似たようなこと、あったなあ」と、忘れかけていた嫌なことを思い出した。

    私はどちらかと言えば苛められる側だったけれど、ここまで酷い目にあったことはない。クラブ活動もしていなかったし。でも、もしスポーツ系のクラブに入っていたら、同じような立場になったかも知れない。

    主人公が逃げ出すに逃げ出せずに卑屈になっていく感じや、苛めたくはないなあと思いつつ、権力のある子に引きずられてしまう周囲の感じがわかるだけに読んでいて辛かった。

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    2014年09月04日
  • 右翼と左翼はどうちがう?

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     右翼は天皇崇拝、戦争も悪いが、それでも良いことがあった。軍国主義で資本主義はまあベストではないが、ベター。
     左翼は自由を主張。資本主義を否定し共産主義を目指す。戦争反対、軍国主義はあり得ない。
     どっちによりすぎても良くないわけだけど、実際に右と左にはいっていた人の体験はやはりどこかリアリズムを感じる。
     常に冷静に立場を考えて、いざ事が起きても対応できるようにしないといけない。何かに所属していると、考えることをやめてしまう。その所属している組織が、方向性を与えてくれるからだ。しかし、それで一気に戦争に突入した日本は、自分で考える力を教育や社会で防がなくては行けないと思う。

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    2014年06月22日
  • ともだち刑

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    成人式を迎える私は、中学時代バレー部で一緒だった「あなた」のことを忘れることができない。いじめ。
    今、世間をにぎわすような壮絶なものではない。しかし、中学生という子供が、逃げることもしらず、わずかな友情を信じ、やっと生き抜いた今日の続きがまた明日続くことの苦しみ。
    傷つけられた心を持ったまま生きて来た私の傷口をふさぐことは難しい。

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    2013年06月09日
  • 「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~

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    対談という形式上、問題提起とその共有が本書の中心だろう。

    その問題提起において、萱野氏は抽象的・一般的な傾向を、雨宮氏は具体的な体験についてお話になる傾向があった。

    特に雨宮氏が提起し、萱野氏が補足する個々の事件(もしくは“それ未満”の体験談)の生々しさは壮絶である。

    ただし、対談の記録である以上仕方ないのかもしれないが、もう少し注記を充実させて欲しかった。
    せめて、新聞記事などになった事件などについては、詳細が知りたい。

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    2013年06月09日
  • 「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~

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    萱野稔人と雨宮処凛の対談本。
    何回かの対談をまとめているので,重複するやり取りが多く見られる。
    編集して,重複する部分を省いてもよかったと思う。

    右傾化とか左傾化とか,リストカットとかODとか,いじめとか,
    空気を読むとか,まぁ,色んな事象があるけど,
    コアなところにあるのは, 自己承認欲求なのでしょう。

    皆が繋がれば空気を読むのにシンドくなるし,
    孤独になれば誰にも承認されずにシンドくなる。
    どちらに振れても,生きにくいことに変わりはない。

    ならば,もう,いっそのこと,
    承認を求めるのをやめてしまえばいいのでは?
    と暴論的なことを思ったりもする。

    まぁ,そんなことができるほど人はタフ

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    2013年04月30日
  • 「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~

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    「生きづらさ」に対する共感によって社会的弱者の状況を読みあさり、下には下がいることに安堵して自尊心を満たす。
     山の高さではなく谷の深さに目を向けて、今いる場所に納得する。それは極めて利己的な納得であり、心地よい居場所を求めてしまう本能的なものでもある。
     その場所まで登ってきたのではなく、ただ降り立ったのがその場所であっただけで、私と彼らは何が違ったのかと自問して、それは自己決定とか自己責任の範疇には収まらない至って先天的なものなんだと思い至り、それが先天的なものゆえに、何かの弾みで転げ落ちることを恐れ登ることを躊躇する。
     つまるところ、登るという行為を知っているかどうかの違いにすぎない。

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    2013年04月05日
  • バンギャル ア ゴーゴー(1)

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    ふと立ち寄った本屋で見つけたので読み始めました.

    少し前のリアルなバンギャ事情ですね.
    自分はそこまでしたことなかったけど,地方ギャの思うこととか,将来の不安と葛藤とか,どんなジャンルの子でも悩みは同じなのかと思う作品でした.

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    2013年01月21日
  • 「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~

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    データ的な部分がないからエスノグラフィーということになるのかな。「生きづらさ」の正体、過度に「空気を読む」コミュニケーション能力が求められる、絶えず競争に晒される、労働やコミュニティの流動化、などによる生きづらさ。それによるナショナリズムへの傾倒。「自分を責めたら死ぬ」
    レビュー登録日 : 2011年01月08日

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    2012年11月21日
  • 生きのびろ! 生きづらい世界を変える8人のやり方

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    この本に書いてあった藤野英明さんは、「金無し、コネなし」でも横須賀市議会選に立候補して当選した。こういう政治家がもっと増えて欲しい。

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    2012年03月09日
  • プレカリアートの憂鬱

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    数週間前の土日、派遣で働いたばかりだったため妙にリアルに感じてぞっとした。現実をもっと知っていかなくちゃとおもうと同時に、社会主義について考えるようになった。

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    2011年06月30日
  • 戦場へ行こう!!雨宮処凛流・地球の歩き方

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    世界の当事者でありたい、という考え方は嫌いじゃない。
    北朝鮮やイラクについての細かなレポートも興味深かった。
    ただ、ニュースで伝えられているのが実際で、著者のような考え方の方がマイナーだということは忘れないようにしたい。

    もっとクレイジーな人かと思ってたけど、言ってることは真っ当で、共感してしまった自分こそ病んでいるのではないか、と後味が非常に悪い本でした(´▽`*)

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    2011年03月30日
  • 生きのびろ! 生きづらい世界を変える8人のやり方

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    世の中を変えるには、行動することが一歩となります。その手段は多岐にわたり、読み終えた後には、何かしらのヒントが得られる一冊です。

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    2011年02月19日
  • 暴力恋愛

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    「なんでお前がそんな本読んでるん?」って言われそうな一冊(笑)雨宮処凛っていう作家さんにちょっと興味があったんで、アンチ恋愛小説やけど、読んでみました。

    これを読み終わった時、正直、主人公は何かに依存していかなければ生きていけない、弱い人間なんやと思った。それは、男(達也君)やったり、リスカやったり、宗教やったり・・・
    でも逆に、主人公ほど自分と向き合ってる人もなかなかおらんのちゃうかなーとも思った。自分を肯定したり否定したりを繰り返していく、そんな人間の姿を描いた作品やったのかなー、と思います。

    終わり方が、主人公には明るい未来が見えるけど、達也君には見えないってことを暗示、ってか

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    2019年01月16日
  • バンギャル ア ゴーゴー(1)

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    著者の実体験をはんぶん交えて書かれてるんだろうな、だって、メインのバンギャルちゃんたちが辿る思いや進路や友情や親との衝突やら、恐ろしいくらいに元バンギャの私と同じだったもの。

    居場所がなくて、何かつまらなくて、夢中になりたくて、そんな想いを火花が散るほどにライブで弾けさせる。音楽性だの、世界観だの、最初は語りながらいやに影響されてそれを理解する自分はつまんない他人とはちがうと
    優越感を感じる。

    そのくせ起点が見えた途端、女が生まれて服装も考え方も対面的に考える。だけど、そんな恥ずかしいまでの願望むき出しの自分を間近でみて、同じ立場にいた人だからこそ、そこで出来た友達ってより強固なものになっ

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    2010年08月21日
  • プレカリアートの憂鬱

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    プレカリアートとは「不安定さを強いられる人々」の総称だそうです。
    フリーター、派遣、契約社員、ニート、引きこもりの人々とかだけではなく、零細自営業、農業、漁業など生活や雇用の不安定な中に生きている人々のことだそうです。だれもが最低限生きていけるような(憲法にうたわれてますけど)ボトムアップを目指す運動をしているのだという。
    いかに貧困を強いられ、不安を強いられているのかということがルポされていて、それはそれで興味深い(身にもつまされる)のだけれど、泣きたいために悲恋話を読むように、傷をなめたいために読んでいるような気がする。
    最終章、森達也さんとの対談が載っているのですが、森さん世代の私として

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    2010年06月30日