バーネットのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
つらいシーンに耐えられるだろうかと思ったけど、そこまで具体的描写はなくて助かった。「とてもつらい日だった」などという描写でまとめてくれている。
私は今まで35年という気の遠くなるような時間、一度も飢えを知らずに生きてこれたけど、これがいかに奇跡的か忘れて生きている。
セーラは裕福な時もつらい時も、どちらでも性格が良いのでこちらも素直に読んでいられた。
ベッキーの立場を考えると、どうしてセーラだけと卑屈になっても良さそうなものけど、最終的には彼女にとってもハッピー・エンドで、ここでちょっとうるっとした。
すべての元凶はあの人で、起きたことは許せないけど、また良い人で汚名返上しようとしているので読者もそこまでの怒りを抱かずに済んでいるのかな。怒りはミンチン先生に向くよね。
また、最後の章のタイトルが秀逸。セーラらしさが現れたところで幕引きとは。まとめが素晴らしい。ほっこりと温かい気持ちとはこのことか。この瞬間星5が決まった。なぜ西洋の古典文学は面白いのだろう。 -
Posted by ブクログ
3人の子どもたちが幸せな秘密を共有しながら、生きる喜びを見つけていく様子が丁寧に描かれていく。
p.110
この世で生きていくことの不思議のひとつは、いつまでもいつまでも生きるという確側がもてるのはときたましかない、ということです。
そのことに気づくのは、たとえば、おだやかでおごそかな夜明けに起きて、外へ出てひとりで立ち、頭をぐっとそらして上を見上げるときです。
ディコンの母、スーザンサワビーが実に理想的な母親像として、子どもたちを温かく見守る姿が印象的。彼らの主体性を尊重し、決して否定せず、健康を守り、そっと周りの大人に働きかける。初対面のコリンが抱きつきたくなる気持ちがとても分かる。
p.216
『大きなよいこと』をいつも肩じて、世界にはそれがいっぱいある、いうことを信じにゃいけんよ。
そして全体を通して、庭の草花の描写がとても鮮やかで生き生きとしていることが、この物語の大きな魅力である。植物に明るくないながら何度も花の名前を調べ、自分の頭の中で「秘密の花園」を描くことができた。いつかイギリスのグレイト・メイサム・ホールをこの目で見てみたい。
児童書でありながら大人も楽しめる名作である。
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Posted by ブクログ
ほら見ろー!
な、言った通りやん、な(誰に何を言うたん?)
はい、フランシス・ホジソン・バーネットの名作『小公女』ですよ!
みんな大好きセーラお嬢様ですよ!
原題は『A Little Princess』で、ここで言うPrincessとは王女様(王族の血を引く娘)ってことではなく、「いつも自分の幸せより他人の幸せを思いやる気高い心を持った人」という意味です
分かりやすく言うと、わいみたいな人ってことやんな(おい)
まぁね、結局最後はこういう真っ当な心を持った子が幸せになるのよ
そうでなければいかんのよ!
なんのための小説かってことですよ
小説の存在意義ってそういうことでしょうが!
嫌な奴は最後懲らしめられな!
わいは結局こういうおとぎ話が好きなんやな〜
純真すぎて申し訳ない -
Posted by ブクログ
メアリとディコンは、10年間閉ざされた花園の秘密をコリンにも打ち明け、庭を生き返らせていく。それにつれてメアリやコリンも、生きる喜びを取り戻していく。
人は変わることができるという力強いメッセージが感じられた。外でお日様を浴びたり、体を動かしたり、よく食べたり、笑ったりするなかで、メアリとコリンは変わり、生気を取り戻していく。
「もっとおどろくべきことがだれにでも起こりうるのですーー自信を失わせるようないやな考えが心に入り込んでくるとき、早く気がついて、勇気が出るような楽しい考えをとりいれることによって、それを押し出すことができる人なら、だれにでも。ふたつのことはひとつの場所にはおさまらないのです。」P223
マーサやディコンとの微笑ましい会話や、花園がその生命力を取り戻していく様子を鮮やかに見せてくれる描写など、細やかな表現が魅力的だった。メアリやコリンの変化や日々の驚くべきことや楽しかったことなどを話している周りの人々の会話の描写もウキウキしちゃう。
この世で生きていくことの不思議のひとつは、いつまでもいつまでも生きるという確信がもてるのはときたましかない、ということです。〜コリンが高い塀にかこまれた隠された庭のなかで、はじめて春を見て聞いて感じたとき、まさしくこのようなことが起こったのです。その日の午後は、世界じゅうが完璧で光りかがやくほど美しく、ひとりの少年への思いやりに満ちているようでした。P110-111
『大きなよいこと』をいつも信じて、世界にはそれがいっぱいある、ということを信じにゃいけんよ。P216 -
Posted by ブクログ
10年間閉ざされた「秘密の花園」が、メアリーを変えていくお話。
大人から放っておかれ、誰に対してもつむじ曲がりだったメアリが、徐々に人に心を開いていくところが好き。荒野からの風にふれ、外で走り回り、よく食べ、体が丈夫になっていくメアリも微笑ましく読んだ。
養母のマーサ、庭師のジム、自然を知るディコン、それぞれの人がメアリに温かい眼差しを向けてくれて、読んでいて嬉しくなった。屋敷に「隠された子」であるコリンは、少しメアリと似た境遇といえるかもしれない。コリンが「生きる希望」をどのように抱いていくことになるのか、ということも気になる。メアリとディコンと秘密の花園に行くのだろうか。下巻が楽しみ。
「秘密の花園」は、メアリだけでなく読者をも魅了する。10年間閉ざされた庭には何があるのか、鍵や扉はどこなのか。秘密の花園に入るまでもワクワクするし、扉が開かれた後も、メアリと花園との今後の関わりから目を離せない。
秘密の花園で、ディコンと庭仕事をして、花園を再生しようとしているところがいちばん印象的な場面だった。スリリングだし、ワクワクするし、ディコンの知恵にも驚く。花がたくさん咲くのかなー、楽しみ。 -
購入済み
懐かしい
本当に素敵。子供の頃に読んだ、そのままの訳と挿絵、その頃の感動が、蘇って来て、幸せになった所は、何度も読みたくなります。紙ベースの本は、後、何話か、お話が、入っていたと思うけれど、これは、これで良いと思います。
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購入済み
子供の頃
この本(この訳でこの挿絵)を、持っていて、とても、大好きだった。大人になってから、揃えたくなったけれど、もう、紙ベースの本では、手に入れることが出来なくなっていて、電子書籍で、見つけた時には、とても嬉しかった。子供の頃の感動が、蘇って来た。
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Posted by ブクログ
ネタバレ娘の本棚から拝借して読んだ。
小公子・小公女は読んだ記憶があったけどこちらは未読だったので。
見た目も性格も悪い主人公が、自然の美しさや周りの人との交流で、自らを見つめ直し、どんどん魅力的な女の子になっていくのが素晴らしい。
子供ってほんとにスポンジのように色んなこと吸収して立ち上がっていく力=魔法を持っているんだなと思った。
それを信じて環境を整えてあげることは大事なんだけど、子供もまた同じく親や周囲を変えるだけの力を持っている。生きる力とは何かを実感できる一冊であった。
思春期を迎えたらどんな子に成長していくのか、とても気になるが続編は自分で想像して楽しむことにしよう。