バーネットのレビュー一覧

  • 秘密の花園

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    最初から最後まで、読むたびに幸せな気持ちになる本は初めて。
    年齢がバレますが、子供の頃に見ていたカルピス劇場のアニメを見終わった感。あの頃の気持ちに戻れた自分に驚いてもいる。
    遅くはなったが、生涯に出会うべき本の一冊になった。

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    2025年10月11日
  • 小公女

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    あらすじも何も知らない状態で読んだので、展開に結構びっくりした。でも、セーラに出会えて良かったのは間違いない。
    ・イギリスの当時の階級社会の厳しさ
    ・父の死によってセーラが無くしたもの、なくさなかったもの
    ・パン屋の女性
    このあたり、印象に残った。

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    2025年10月01日
  • 小公女

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    ネタバレ

    いつ読んでもセーラが耐え切れず気持ちが崩れる所が可哀想で辛い。普段はどうにか想像の力で自分を奮い立たせているのに。今日はセーラとミンチン先生の相性の悪さが気になりました。セーラも頑固だし、頑なな態度に大人たちが痛い目を見せてやろうと躍起になっているようで。でもベッキーにしていたように、泣いて見せても扱いは変わらなかったでしょうね。隣にいるのに、名前を聞け、とイライラしますが終わりには素晴らしい開放感があります。

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    2025年06月03日
  • 秘密の花園 (下)

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    大人に対して秘密の場所、活動、仲間を持つことって、子どもが成長する上で大事だなと改めて思った。
    うちの子たちは、遊ぶ時間も場所も交友関係も全部親の目の届く範囲内に限られていて、安全なのかもしれないけど、それはそれで不健全なのかもしれないし、そんな社会になってしまって申し訳ないなと思った。今の子どもは自分の世界を築くとしたらサイバー空間上くらいしかその余地がないのかな。

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    2025年04月18日
  • 小公女

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    ほら見ろー!
    な、言った通りやん、な(誰に何を言うたん?)

    はい、フランシス・ホジソン・バーネットの名作『小公女』ですよ!
    みんな大好きセーラお嬢様ですよ!

    原題は『A Little Princess』で、ここで言うPrincessとは王女様(王族の血を引く娘)ってことではなく、「いつも自分の幸せより他人の幸せを思いやる気高い心を持った人」という意味です

    分かりやすく言うと、わいみたいな人ってことやんな(おい)

    まぁね、結局最後はこういう真っ当な心を持った子が幸せになるのよ
    そうでなければいかんのよ!
    なんのための小説かってことですよ
    小説の存在意義ってそういうことでしょうが!

    嫌な

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    2025年04月06日
  • 秘密の花園 (下)

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    メアリとディコンは、10年間閉ざされた花園の秘密をコリンにも打ち明け、庭を生き返らせていく。それにつれてメアリやコリンも、生きる喜びを取り戻していく。

    人は変わることができるという力強いメッセージが感じられた。外でお日様を浴びたり、体を動かしたり、よく食べたり、笑ったりするなかで、メアリとコリンは変わり、生気を取り戻していく。

    「もっとおどろくべきことがだれにでも起こりうるのですーー自信を失わせるようないやな考えが心に入り込んでくるとき、早く気がついて、勇気が出るような楽しい考えをとりいれることによって、それを押し出すことができる人なら、だれにでも。ふたつのことはひとつの場所にはおさまらな

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    2024年11月03日
  • 秘密の花園 (上)

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    10年間閉ざされた「秘密の花園」が、メアリーを変えていくお話。

    大人から放っておかれ、誰に対してもつむじ曲がりだったメアリが、徐々に人に心を開いていくところが好き。荒野からの風にふれ、外で走り回り、よく食べ、体が丈夫になっていくメアリも微笑ましく読んだ。

    養母のマーサ、庭師のジム、自然を知るディコン、それぞれの人がメアリに温かい眼差しを向けてくれて、読んでいて嬉しくなった。屋敷に「隠された子」であるコリンは、少しメアリと似た境遇といえるかもしれない。コリンが「生きる希望」をどのように抱いていくことになるのか、ということも気になる。メアリとディコンと秘密の花園に行くのだろうか。下巻が楽しみ。

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    2024年10月31日
  • カラー名作 少年少女世界の文学 小公女

    購入済み

    懐かしい

    本当に素敵。子供の頃に読んだ、そのままの訳と挿絵、その頃の感動が、蘇って来て、幸せになった所は、何度も読みたくなります。紙ベースの本は、後、何話か、お話が、入っていたと思うけれど、これは、これで良いと思います。

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    2024年10月01日
  • カラー名作 少年少女世界の文学 小公子

    購入済み

    子供の頃

    この本(この訳でこの挿絵)を、持っていて、とても、大好きだった。大人になってから、揃えたくなったけれど、もう、紙ベースの本では、手に入れることが出来なくなっていて、電子書籍で、見つけた時には、とても嬉しかった。子供の頃の感動が、蘇って来た。

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    2024年10月01日
  • 小公女

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    小さい頃繰り返し読んだ少女小説、小公女セアラ。
    大人になったいま読み返すとエッグいエグい。
    こんなに酷い扱いを受けていたんだっけ?とびっくりしました。

    P146「お話なのよ。何もかもお話なの。あなたもお話だし、わたしもお話。ミンチン先生もお話よ」という文章を読んで、
    桜庭一櫢の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」を思い出しました。
    「こんな人生は全部、嘘だって。
    嘘だから、平気だって」

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    2024年08月05日
  • 秘密の花園 (下)

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    ネタバレ

    こんなおもろい本やったとは
    しかも全然ファンタジーじゃない
    庭っていいすなあ
    方言が翻訳すると結構広島弁になってるのもうける

    看護師やクレイブン先生はなんやかんや子らの成長を優しく見守ってくれてると思うな

    コリンで終わった
    メアリは主人公じゃなかったのか
    マーサはかなり私には魅力的に感じたのに、庭の仲間に入ってなくて残念

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    2024年08月06日
  • 秘密の花園 (下)

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    ネタバレ

    娘の本棚から拝借して読んだ。
    小公子・小公女は読んだ記憶があったけどこちらは未読だったので。
    見た目も性格も悪い主人公が、自然の美しさや周りの人との交流で、自らを見つめ直し、どんどん魅力的な女の子になっていくのが素晴らしい。
    子供ってほんとにスポンジのように色んなこと吸収して立ち上がっていく力=魔法を持っているんだなと思った。
    それを信じて環境を整えてあげることは大事なんだけど、子供もまた同じく親や周囲を変えるだけの力を持っている。生きる力とは何かを実感できる一冊であった。

    思春期を迎えたらどんな子に成長していくのか、とても気になるが続編は自分で想像して楽しむことにしよう。

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    2024年03月24日
  • 秘密の花園

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    よい魔法とはみんなが使える魔法なのだ
    誰も彼も、大人も子どもも、老人も、キツネもカラスもこまどりも、子羊だってリスだってポニーだって使えるのだ
    そうだ自分も今日からよい魔法を唱えよう

    土屋京子さんの『秘密の花園』である
    え?原作はバーネット?フランシス・イライザ・ホジソン・バーネット?

    わーっとるわ!
    分かってて言うとるんだわ!

    それほど土屋京子さんの新訳がすんばらしかったんだわ!『秘密の花園』史上最高の日本語訳だわ!
    他の訳一切読んだことないけど言い切れます

    とっても分かりやすいのはもちろんだけど、ご自身があとがきで仰ってるんですが、まず土屋京子さん、この『秘密の花園』を児童文学では

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    2024年03月22日
  • 秘密の花園

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    文章が上手い。とても読みやすい。
    小学生でも読めるんじゃないかな

    人間、特に子供たちの生きようとする力や植物や動物を大事に思う気持ちに泣いてしまう。
    私の幼少期には秘密の花園的な経験はないはずなのに、読み進めていくうちに、心の中に秘密の花園が浮かんできて一緒に蘇らせている自分がいた。

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    2024年03月15日
  • 秘密の花園

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    児童文学とは「児童のための文学」というだけではなく、「児童だった人のための文学」なのだと思います。

    メアリ、ディコン、コリンの3人の子どもたちがとにかくキラキラと輝き続け心の底から愛おしい。子どもたちの成長を見守る物語ではなく、子どもたちから大切なことを教えてもらう(思い出させてもらう)ような物語でした。

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    2023年09月22日
  • 秘密の花園

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    児童向けと分類されており、小公女、小公子と並ぶバーネットの作品と言われている本書。とても単純な筋でありながらも結構なページ数を備えた本書はその丁寧な登場人物達の心の洞察や出来事の表現力や自然への洞察力によるもの。サスペンスなどとは違い、読み手にはその後の展開が明らかに見通せているが、読み手の愉しみは如何にその展開が素敵に提示されるかであって、その点においては読み手の期待以上のものとなっているのでは思う。特に最終章では
    目線が主人公の一人、コリンの父親目線に切り替え、その父親もその後迎える結末について予感めいたことを考えている様子て、この章に至るまで散々説明されている「魔法」の作用について、この

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    2022年08月21日
  • 小公子

    購入済み

    三人目の訳者

    違う人達の訳で、三冊ほど、読み比べてみた。
    この人の訳が、昔読んだ小学館の「少年少女世界の名作文学14」の中の小公子に、一番近くて、しっくりきた。
    いつ読んでも、感動する。

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    2022年07月23日
  • 秘密の花園

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    ネタバレ

    三省堂の著名人フェアにて、ノラネコ軍団の作者の工藤ノリコさんが、心のバイブルとまで評して紹介しているポップをみて、気になり買ってみました。

    素晴らしい作品でした!過去読んだ本の中でも指折りの傑作だと思いました。偏屈だったメアリやコリンが、秘密の花園を通して交流を深め成長していく様は、なんだか心が温まり、これが教育ということなんだろうなぁと思わされました。ヨーロッパコマドリが頻繁に出てくるのも、イギリスを感じさせます。
    メアリやコリンが過ごしたヨークシャーのお屋敷やムーアを見てみたくなりました。とにかく素晴らしい

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    2022年06月22日
  • 秘密の花園 (上)

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    日々の暮らしの中の小さな幸せに気づかせてくれる。そして、夢中になれることを見つけた時強い力がエネルギーの泉のように湧き出てくる。
    若き子供たちに力を貰えた。

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    2022年05月26日
  • 秘密の花園

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    『小公女』、『小公子』は主人公が心優しく素直で利発ないわゆる優等生キャラだったのに対して本作の主人公がつむじ曲がりだったのは新鮮でした。それでも周りの愛情を受けて成長していくメアリの物語は子供の成長に愛情は欠かせないということを教えてくれました。

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    2022年05月16日