バーネットのレビュー一覧

  • 秘密の花園 (下)
    娘の本棚から拝借して読んだ。
    小公子・小公女は読んだ記憶があったけどこちらは未読だったので。
    見た目も性格も悪い主人公が、自然の美しさや周りの人との交流で、自らを見つめ直し、どんどん魅力的な女の子になっていくのが素晴らしい。
    子供ってほんとにスポンジのように色んなこと吸収して立ち上がっていく力=魔法...続きを読む
  • 秘密の花園
    よい魔法とはみんなが使える魔法なのだ
    誰も彼も、大人も子どもも、老人も、キツネもカラスもこまどりも、子羊だってリスだってポニーだって使えるのだ
    そうだ自分も今日からよい魔法を唱えよう

    土屋京子さんの『秘密の花園』である
    え?原作はバーネット?フランシス・イライザ・ホジソン・バーネット?

    わーっと...続きを読む
  • 秘密の花園
    文章が上手い。とても読みやすい。
    小学生でも読めるんじゃないかな

    人間、特に子供たちの生きようとする力や植物や動物を大事に思う気持ちに泣いてしまう。
    私の幼少期には秘密の花園的な経験はないはずなのに、読み進めていくうちに、心の中に秘密の花園が浮かんできて一緒に蘇らせている自分がいた。
  • 秘密の花園
    児童文学とは「児童のための文学」というだけではなく、「児童だった人のための文学」なのだと思います。

    メアリ、ディコン、コリンの3人の子どもたちがとにかくキラキラと輝き続け心の底から愛おしい。子どもたちの成長を見守る物語ではなく、子どもたちから大切なことを教えてもらう(思い出させてもらう)ような物語...続きを読む
  • 小学館ジュニア文庫 世界名作シリーズ フランダースの犬
    なぜ今になってこの本を読みたいと思ったかというと、

    ①フランダースはベルギー(大陸ヨーロッパ)のお話なのに、作者ウィーダはイギリス人だったという衝撃

    ②主人公ネロはルーベンスの絵を見て死んだという事実を聞き、美術好きの自分としてはその経緯を見ておきたいと思ったから。

    結末はなんとなく知っている...続きを読む
  • 秘密の花園
    児童向けと分類されており、小公女、小公子と並ぶバーネットの作品と言われている本書。とても単純な筋でありながらも結構なページ数を備えた本書はその丁寧な登場人物達の心の洞察や出来事の表現力や自然への洞察力によるもの。サスペンスなどとは違い、読み手にはその後の展開が明らかに見通せているが、読み手の愉しみは...続きを読む
  • 小公子

    三人目の訳者

    違う人達の訳で、三冊ほど、読み比べてみた。
    この人の訳が、昔読んだ小学館の「少年少女世界の名作文学14」の中の小公子に、一番近くて、しっくりきた。
    いつ読んでも、感動する。
  • 秘密の花園
    三省堂の著名人フェアにて、ノラネコ軍団の作者の工藤ノリコさんが、心のバイブルとまで評して紹介しているポップをみて、気になり買ってみました。

    素晴らしい作品でした!過去読んだ本の中でも指折りの傑作だと思いました。偏屈だったメアリやコリンが、秘密の花園を通して交流を深め成長していく様は、なんだか心が温...続きを読む
  • 秘密の花園 (上)
    日々の暮らしの中の小さな幸せに気づかせてくれる。そして、夢中になれることを見つけた時強い力がエネルギーの泉のように湧き出てくる。
    若き子供たちに力を貰えた。
  • 秘密の花園
    『小公女』、『小公子』は主人公が心優しく素直で利発ないわゆる優等生キャラだったのに対して本作の主人公がつむじ曲がりだったのは新鮮でした。それでも周りの愛情を受けて成長していくメアリの物語は子供の成長に愛情は欠かせないということを教えてくれました。
  • 小公子
    いわずと知れた児童文学の名著。最期まで老伯爵が好人物であることを疑わない主人公の純粋無垢な気持ちも好きですが孫息子の無垢な気持ちによって徐々に心を開いていく老伯爵の心理描写もこの作品の魅力です。
  • 小公女
    どんなに不遇な目に遭っても他者に対する気遣いと気高さを保ち続けたセーラは本物のプリンセスだと思います。
  • 小公女
    凄く面白かった。翻訳されて今も残っている作品だけはある。私にとってはファンタジーみたいな話だけど作者がこの作品を書いている時代はこれが当たり前のようにあったんだろうなと想像すると私が生きている環境にここまで整備されるまでに沢山の苦労があったことを痛感した。どんなに苦しい状況でも自分はプリンセスだと妄...続きを読む
  • 秘密の花園
    生きてるってのはこういう事だと思わされる話。原作を翻訳した分厚い方も読みましたが、こちらの方が読みやすく、何より大好きなディコン君と主人公のメアリーちゃんが、全然付き合ったりしてないけど(まだ子供でもあるし)、良い雰囲気なのが最高です。将来結婚して欲しい(願望)
    色んな側面で自然と優しさ温かさを感じ...続きを読む
  • 秘密の花園
    急に読みたくなった。面白い。私は小学生か?すべてのキャラクターが、好い!特にメアリの、コリンへの、キレッぷりが良い
  • 秘密の花園 (上)
    性格が悪くて、容姿が優れてない女の子が主人公なだけで☆5!

    庭をきれいにしていく過程も面白いので是非。鍵と秘密は、最高のアイテム。
  • 秘密の花園
    少なからずこころの動くいい作品だった。こじれている人にはいいかもしれない。小説がやさしく語りかけてきてくれる。
  • 秘密の花園
    心がきれいにあらわれて行く、
    本を読むという趣味があってよかったな、
    と思える作品です。

    コレラによって
    不幸にして両親を亡くしてしまったメアリー。
    愛情を知らぬ彼女はまさに暴君。
    つれられていった屋敷でもはじめは乱暴そのものでした。

    しかしながら、彼女を世話してくれる女中さんは
    そんな彼女を温...続きを読む
  • 小公女セーラ
    (おすすめのポイント)
    ・セーラは父と母が亡くなってしまい、貧乏で、悲しい生活の中でも優しい心を忘れず、他の貧乏な下働きの人に食べものを分けてあげるところです。
    ・最初はお金持ちだったセーラ。でもお父さんが亡くなってしまい、セーラは夜おそくまで働かされます。でもクリスフォードさんに助けられていたり、...続きを読む
  • 秘密の花園
    小学生の頃、一時エンドレスで読んでいた。そしてその時ぶりに読んだ。まさか光文社新訳で読めるなんて。
    はまったきっかけは名前が自分に似てるから。日本の小説には私に似た名前があまり出てこなくてなんとなく寂しさを感じていたし、メアリの元々の自分さえ良ければいいとか他人を斟酌しない様子なんか自分に近い感じが...続きを読む