バーネットのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ほら見ろー!
な、言った通りやん、な(誰に何を言うたん?)
はい、フランシス・ホジソン・バーネットの名作『小公女』ですよ!
みんな大好きセーラお嬢様ですよ!
原題は『A Little Princess』で、ここで言うPrincessとは王女様(王族の血を引く娘)ってことではなく、「いつも自分の幸せより他人の幸せを思いやる気高い心を持った人」という意味です
分かりやすく言うと、わいみたいな人ってことやんな(おい)
まぁね、結局最後はこういう真っ当な心を持った子が幸せになるのよ
そうでなければいかんのよ!
なんのための小説かってことですよ
小説の存在意義ってそういうことでしょうが!
嫌な -
Posted by ブクログ
メアリとディコンは、10年間閉ざされた花園の秘密をコリンにも打ち明け、庭を生き返らせていく。それにつれてメアリやコリンも、生きる喜びを取り戻していく。
人は変わることができるという力強いメッセージが感じられた。外でお日様を浴びたり、体を動かしたり、よく食べたり、笑ったりするなかで、メアリとコリンは変わり、生気を取り戻していく。
「もっとおどろくべきことがだれにでも起こりうるのですーー自信を失わせるようないやな考えが心に入り込んでくるとき、早く気がついて、勇気が出るような楽しい考えをとりいれることによって、それを押し出すことができる人なら、だれにでも。ふたつのことはひとつの場所にはおさまらな -
Posted by ブクログ
10年間閉ざされた「秘密の花園」が、メアリーを変えていくお話。
大人から放っておかれ、誰に対してもつむじ曲がりだったメアリが、徐々に人に心を開いていくところが好き。荒野からの風にふれ、外で走り回り、よく食べ、体が丈夫になっていくメアリも微笑ましく読んだ。
養母のマーサ、庭師のジム、自然を知るディコン、それぞれの人がメアリに温かい眼差しを向けてくれて、読んでいて嬉しくなった。屋敷に「隠された子」であるコリンは、少しメアリと似た境遇といえるかもしれない。コリンが「生きる希望」をどのように抱いていくことになるのか、ということも気になる。メアリとディコンと秘密の花園に行くのだろうか。下巻が楽しみ。 -
購入済み
懐かしい
本当に素敵。子供の頃に読んだ、そのままの訳と挿絵、その頃の感動が、蘇って来て、幸せになった所は、何度も読みたくなります。紙ベースの本は、後、何話か、お話が、入っていたと思うけれど、これは、これで良いと思います。
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購入済み
子供の頃
この本(この訳でこの挿絵)を、持っていて、とても、大好きだった。大人になってから、揃えたくなったけれど、もう、紙ベースの本では、手に入れることが出来なくなっていて、電子書籍で、見つけた時には、とても嬉しかった。子供の頃の感動が、蘇って来た。
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Posted by ブクログ
ネタバレ娘の本棚から拝借して読んだ。
小公子・小公女は読んだ記憶があったけどこちらは未読だったので。
見た目も性格も悪い主人公が、自然の美しさや周りの人との交流で、自らを見つめ直し、どんどん魅力的な女の子になっていくのが素晴らしい。
子供ってほんとにスポンジのように色んなこと吸収して立ち上がっていく力=魔法を持っているんだなと思った。
それを信じて環境を整えてあげることは大事なんだけど、子供もまた同じく親や周囲を変えるだけの力を持っている。生きる力とは何かを実感できる一冊であった。
思春期を迎えたらどんな子に成長していくのか、とても気になるが続編は自分で想像して楽しむことにしよう。
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Posted by ブクログ
よい魔法とはみんなが使える魔法なのだ
誰も彼も、大人も子どもも、老人も、キツネもカラスもこまどりも、子羊だってリスだってポニーだって使えるのだ
そうだ自分も今日からよい魔法を唱えよう
土屋京子さんの『秘密の花園』である
え?原作はバーネット?フランシス・イライザ・ホジソン・バーネット?
わーっとるわ!
分かってて言うとるんだわ!
それほど土屋京子さんの新訳がすんばらしかったんだわ!『秘密の花園』史上最高の日本語訳だわ!
他の訳一切読んだことないけど言い切れます
とっても分かりやすいのはもちろんだけど、ご自身があとがきで仰ってるんですが、まず土屋京子さん、この『秘密の花園』を児童文学では -
Posted by ブクログ
児童向けと分類されており、小公女、小公子と並ぶバーネットの作品と言われている本書。とても単純な筋でありながらも結構なページ数を備えた本書はその丁寧な登場人物達の心の洞察や出来事の表現力や自然への洞察力によるもの。サスペンスなどとは違い、読み手にはその後の展開が明らかに見通せているが、読み手の愉しみは如何にその展開が素敵に提示されるかであって、その点においては読み手の期待以上のものとなっているのでは思う。特に最終章では
目線が主人公の一人、コリンの父親目線に切り替え、その父親もその後迎える結末について予感めいたことを考えている様子て、この章に至るまで散々説明されている「魔法」の作用について、この -
購入済み
三人目の訳者
違う人達の訳で、三冊ほど、読み比べてみた。
この人の訳が、昔読んだ小学館の「少年少女世界の名作文学14」の中の小公子に、一番近くて、しっくりきた。
いつ読んでも、感動する。