バーネットのレビュー一覧

  • カラー名作 少年少女世界の文学 宝島

    お試ししたら読みやすかった

    文がやさしくて読みやすそう。全訳ではないんですね、低年齢用にやさしくしたもの。
    1章の中にカラー挿絵が何枚も入ってきてそれでこの値段なのは良いです。
    シリーズほかの本も順に見てみたい。
  • 小公女
    小公子と双璧の児童小説。話のあらすじがわかっていても、わかっているからこそ楽しめる「ドンデン返し」を味わうためにとても辛い物語を読む。どんなに落ちぶれていても、また食べるものに困っても気高い精神を持ち続けることの勇気と大切さ。そんな気高い気持ちが幸運を呼び、善人を引き寄せる。しかし、探し求めていた人...続きを読む
  • 秘密の花園
    最初の数ページでは、主人公のメアリが全く良いところのない子どもとして描かれており、メアリのことが全く好きになれなかった。そのため、この子が主人公の物語を最後まで読み切ることができるのか、すごく不安だった。
    しかし、メアリの置かれた可哀想な境遇が明らかにされ、メアリの子どもらしく可愛らしい一面が垣間見...続きを読む
  • 小公子
    貧しくも清く生きる母子に莫大な資産と貴族の称号が与えられる、王道のシンデレラ的ロマンだが、主人公セドリックの魅力的な内面と外観により、意固地な祖父の気持ちを変えていく過程が、たとえ展開がわかっていても読んでいて清々しく、痛快です。
    主人公セドリックの性格を決定づける母の生き方について、育児の指南書と...続きを読む
  • 秘密の花園 (下)
     今も昔も子育ての大変さは変わらないが、今のようにすぐに子育て情報にアクセスできないことで、コリンは色々とこじらせた少年になったんだろう。ディコンと豊かな自然のおかげでメアリはもちろん、コリンも健全な子どもに戻っていく。園芸はまったくやらないが、だんだんと自分も秘密の花園を作ってみたくなる。自然の中...続きを読む
  • 秘密の花園 (上)
     小学生の頃1度読んだかどうかで、内容はほぼ覚えていない。屋外で焼き芋の要領でじゃがいもを焼くシーンがあった気がするのだが、給食前に読んでいたせいで強烈に記憶に残っている。じゃがいもシーンは下巻かな?
     誰からも愛されず育ったメアリが、ミスルスウェイト屋敷の豊かな自然や世話役のマーサとその弟・ディコ...続きを読む
  • 小公子
    ある男の子の人生が突然好転するお話。
    印象だったことは、最初から最後まで主人公の男の子はお母さんのことを一番に考え愛していたこと。
    誰からも好かれる容姿と性格を持つ男の子を中心に周りの人達を変えていく物語。
  • 小公子
    アメリカ生まれのセドリックがイギリスの伯爵のお爺さんのところに、跡継ぎとして行くことになるお話。

    予想以上にジーンとする場面があって、顔を洗いに3回洗面所へいくことに。
    心の純粋さ。自分のことより他人を思いやることで得られる心のあたたかみにじんとした。
    人生について大人が考えさせられる内容だと思う...続きを読む
  • 秘密の花園
    子どもの成長に必要な物を教わった。

    このお話のメインは、
    やはり秘密の花園。

    最初に花園に足を踏み入れたメアリが、
    動物や自然の成長とともに、
    自らの心も豊かになっていく。
    また、ディコンやコリンなどのお友達だちと遊んだり、
    一緒に自然の育て、
    一緒の秘密を持つことで、
    いわゆる、
    『子どもらし...続きを読む
  • 秘密の花園
    両親を亡くし、英国の叔父の屋敷に引き取られたメアリ。
    「秘密の花園」の存在と再生、彼女と関わる人々の成長を描く。
    全27章。解説、バーネット年譜、訳者あとがき有り。
    ヨークシャーの豊かな自然の中で育まれる、庭の再生と
    子どもたちの成長の物語です。
    両親を亡くし、インドからヨークシャーの叔父の家へ。
    ...続きを読む
  • 秘密の花園 (下)
    コリンがどんどん元気になっていって、メアリと子どもらしく笑えるようになっていくのが、本当によかったと思う。ディコンのお母さん、理想の女性だな。自分の子どもでなくても、愛情たっぷりに接することができる。温かく見守る。

    悪いことを考え始めたら、良いことを考える。そうすれば、悪い気持ちを追い出すことがで...続きを読む
  • 小学館ジュニア文庫 世界名作シリーズ 小公女セーラ
    小学生ぶりに読みました。登場人物の描写であるセリフや仕草が細かく設定されており、引き込まれる大好きな作品です。

    財産がなくなったとたんに態度を変えるミンチン先生はどんなことを考えているのか考えながら読みました。
    大学生になってから小学生時代に読んだ本を読み返すととても面白いです。
  • 秘密の花園
    とても前向きになれるキラキラしたお話だった。
    自分も秘密の花園に入ったら考え方が素直になれるだろうか。
    子供向けではあるかもしれないけど、大人も読んではっと気づくこともありそうです。
  • 秘密の花園
    児童向けのダイジェスト版では何度か読んでいたが、今回、光文社古典新訳文庫で読んでみた。21章や27章などはとても子供向けとは思えない内容で、作者バーネットのメッセージを強く感じた。晩年の作品であり、色々な思いを込めたかったのだろう。
    解説では、”コリンが、庭師ウェザースタッフや労働者階級の男の子ディ...続きを読む
  • 秘密の花園
    心が凝り固まった二人の少年少女が、秘密の花園を通して心を開き成長していくようすはすばらしい。
    しかしなぜにメアリは最後の方にあまり登場しなくなるのか。まるでコリンの物語みたいになってしまったではないか。
  • 秘密の花園
    子供を室内に閉じ込め、わがままを許し、お前は長生きできないと囁き、哀れに見つめる。子供はどう育っていくか。



     そんな子供だったメアリとコリンを救い出したのは、マーサとディコンだった。

     のびのび生きる術を忘れたすべての人へ。
  • 秘密の花園 (下)
    最後のクレイヴン氏のこころの動きが、見事にまとめられていた。上巻と異なる訳者だったが、ヨークシャーの方言を広島弁になぞらえたのは、そぐわなかった。2015.9.17
  • 小公子セドリック
    パパはいないし貧しいけれど、大好きなディアリスト・ママと大好きな友人と日々を過ごす少年・セドリックは誰からも好かれる愛らしくて優しい思いやりのあるアメリカの好少年。だけど実は、イギリスの貴族の跡取りだった!? でも祖父にあたるドリンコート伯爵は大、大金持ちだけれど、かんしゃく持ちのひねくれ者で領民か...続きを読む
  • 秘密の花園
    英国のヨークシャー州を舞台にした作品。自然の描写が秀逸で、美しい。そして登場人物たちも個性溢れて魅力的。題名だけ知ってはいたものの、実は初めて読んだのは大人になってからなのだが、訳者のあとがきにも記されていた通り「大人が読むからこそ得られる感動」があると思った。
  • 秘密の花園
    子供の素直さにきゅんとくる本。

    いくら主人公だって、酷い環境で育ってきたら「清く明るく正しく」なんていられない。そんなひねくれてしまっていた子たちが、ゆっくり自然に触れて、自分と向き合って、窓を開けていく姿が眩しいです。