あらすじ
裕福なクルー大尉の娘セーラは、預けられた寄宿学校でも特別待遇を受け、「プリンセス」と呼ばれていた。だが、ある日父の急逝と破産が知らされるや、すべてが取り上げられ、寒い屋根裏部屋で下働きとして暮らすことに。持ち前の聡明さと空想力、プリンセスの気位で仕打ちに耐えるが……。小3以上の漢字は総ルビ。大人も子供も楽しめる新訳。1905年初版時のカラー口絵8点も収録。(解説・安達まみ)
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あらすじも何も知らない状態で読んだので、展開に結構びっくりした。でも、セーラに出会えて良かったのは間違いない。
・イギリスの当時の階級社会の厳しさ
・父の死によってセーラが無くしたもの、なくさなかったもの
・パン屋の女性
このあたり、印象に残った。
Posted by ブクログ
ほら見ろー!
な、言った通りやん、な(誰に何を言うたん?)
はい、フランシス・ホジソン・バーネットの名作『小公女』ですよ!
みんな大好きセーラお嬢様ですよ!
原題は『A Little Princess』で、ここで言うPrincessとは王女様(王族の血を引く娘)ってことではなく、「いつも自分の幸せより他人の幸せを思いやる気高い心を持った人」という意味です
分かりやすく言うと、わいみたいな人ってことやんな(おい)
まぁね、結局最後はこういう真っ当な心を持った子が幸せになるのよ
そうでなければいかんのよ!
なんのための小説かってことですよ
小説の存在意義ってそういうことでしょうが!
嫌な奴は最後懲らしめられな!
わいは結局こういうおとぎ話が好きなんやな〜
純真すぎて申し訳ない
Posted by ブクログ
凄く面白かった。翻訳されて今も残っている作品だけはある。私にとってはファンタジーみたいな話だけど作者がこの作品を書いている時代はこれが当たり前のようにあったんだろうなと想像すると私が生きている環境にここまで整備されるまでに沢山の苦労があったことを痛感した。どんなに苦しい状況でも自分はプリンセスだと妄想し、耐え抜き、奇跡を掴んだセーラの凄まじい精神力を感じる作品です。
Posted by ブクログ
小公子と双璧の児童小説。話のあらすじがわかっていても、わかっているからこそ楽しめる「ドンデン返し」を味わうためにとても辛い物語を読む。どんなに落ちぶれていても、また食べるものに困っても気高い精神を持ち続けることの勇気と大切さ。そんな気高い気持ちが幸運を呼び、善人を引き寄せる。しかし、探し求めていた人が実は隣に住んでいたとはご都合よすぎですね。
この世に完全な善悪はないといえども、善人の定義は人のために行動する人、悪人は自分のために行動する人、とも考えられますね。
ことも向けといえども大人も充分満喫できる表現力であり万人におすすめです。