とりのなん子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作者の身の回りの事をマンガにしたコミックエッセイ。「身の丈ワイルドライフ」を標榜している。
とりのなん子ワールドは健在だが、合わない人には何が面白いかわからないだろう。
今回、印象に残ったのはカルガモ親子のエピソード。
個人的に鳥に興味を持つようになったきっかけがカルガモ親子の姿を見た事だったので、その話にはどうしても反応してしまう。
当初、ひたすら親の後をついて回っていたチビカモ達が2,3週間もすると、親そっちのけで、あちこち駆け回るようになり、親がグワグワ鳴きながらチビカモ達の後を追いかける、という光景を何度か目にした。
おそらく親はカルガモ語で「待ちなさい」と言っていたのだろう。
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Posted by ブクログ
大好きなとりぱんである。
この漫画を読み始めてから数年…ついに身近な鳥を観察するようになってしまった。野鳥にはまるで興味なかったのに。
影響力は絶大。
漫画エッセイの舞台は北東北なので冬の風物は「ある、ある」の共感が多いが、地域の違いをじるものもあり、いつも興味深く読んでいる。
この巻だと、冬の匂いや雪の幻の光はよぅく分かる!ので嬉しかった。
また野鳥の保護についての意見もこの巻では随所で語られ考えさせられた。
そして3月11日、震災の記も収録している。広い地域が被災し様々な形で影響があったことが実感をともなって静かに描かれる。
津波が来るのを見た
という作者兄のひとコマで涙がこ -