梅田望夫のレビュー一覧
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「WEB進化論」の梅田さんと75年生まれの作家・平野さんの対談集。ネット世界にどっぷりつかり、自在に泳ぎまくる梅田さんと、そういう世界になんだかんだで懐疑的で否定的な意見を出してくる平野さんが、超平行線上でガチンコ勝負。初めのうちはどちらかと言えば平野さんよりだったけど、後半は梅田さんの意見の方が納得できたかなあ・・・。まあ、どっちも少々極端なんですが(^^;ま、この本の趣旨は『どっちに賛同』というよりは、『じゃあ自分はどう思う?』ってのを考えさせることみたいですが。読んでる間中、「自分の頭を使って考えろ」と繰り返し言われていた気がします。印象的だったのは、平野さんは紙の本がなくなることに危惧
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『ウェブ進化論』(ちくま新書)の著者である梅田夫望と、『日蝕』『葬送』(ともに新潮文庫)などで知られる小説家の平野啓一郎が、ウェブ世界の可能性とそれにともなう人間観の変化について語った本です。
両者とも、インターネットのもつインパクトの大きさを認めながらも、人間の理解については異なった意見をもっており、そのことは「おわりに」で梅田が次のような的確な表現で述べています。「私はむしろ「社会変化とは否応もなく巨大であるゆえ、変化は不可避との前提で、個はいかにサバイバルすべきか」を最優先に考える。……「社会の変容」への対応という視点から「個の変容」をとらえようとする傾向が強い。しかし平野さんは「人間 -
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ネタバレ作家とITの中枢にいる、まったく出自の違う二人による、インターネット時代の社会論、人間論。二人の考え方の違いがわりとそのまま対談で描かれていて、その緊張感が面白い。ザックリ言うと、楽観主義と悲観主義。梅田さんの言葉を借りれば、同時代や近未来に興味があるか、過去や歴史に興味があるか、ということか。僕はどっちかと言うと平野さん派なんだけど、印象に残ったのがブログ語りなどが全盛の時代に、「自分を語ることは自分を知ることではあるが、同時に自分を誤解することでもある」という一節。
自分の言葉が通じるかどうか、が知らないうちに「多くの人に認められるような語り」に変化したりすることはありそうなことだな、と -
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観戦記、対談共に面白かった。将棋界に強い人は羽生さんの他にもたくさんいるのだけれど、それでも、羽生さんがどうして強いのか。それに実際の将棋のタイトル戦の解説から触れられる。
・たとえば、新聞というのは発行部数が多いぶん、一文字あたりの価値(コスト)が高い。よって字数制限が厳しい。そういう制約を「当たり前」の前提にして、新聞の将棋観戦記というものが書かれてきた。しかし字数が少なくて将棋の中身がわかるのは、よっぽど将棋が強い人だけである。インターネットにはそういう制限字数のコスト的制約などないから、字数の制約という思考の枠が取り払われて、将棋を巡る思いきり長い文章や解説が用意されればいい、と私は -
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ネタバレあまり得意じゃなくても、将棋に興味を持てるようになる一冊。
また駒に触れてみようかな~と思う。
将棋から現代社会の特性を導きだそうとしているところが興味深い。
現代は、高速道路。
誰でもカンタンに前に進めるけれど、その先には大渋滞が待っている。
その大渋滞を抜けられなければブレイクスルーは起こらない。
高速道路とは、大量の知識や情報が整理された状態のこと。
誰でも手を伸ばせばカンタンに手に入る。
大渋滞とは、そんな高速道路に突っ込んだたくさんの人々がなした群れ。
そこからまた一つ突き出るには、自分で考えることのできる力をしっかり養わなければならない。
じゃあ、一般道でゆっくり行ったらい -
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久しぶりのノンフィクション。ライトな将棋ファン(NHK杯とか見る程度)の私にとって、面白そうなテーマなのでついつい手にとってしまいました。
現代の将棋界の動向について、羽生善治という将棋の第一人者を軸に据えて語っています。対局の観戦記やインタビューなど、多様な視点で章立てしているのがよいですね。特に、第八章以降が面白かったです。山崎さんという棋士の「ムカつく」という主旨の発言には、思わず笑ってしまいました。
一つ残念だったのは、もっと棋士の発言を掘り下げられたのではないかということ。棋士の思想や哲学が明かになるように、筆者の主張をなるべく控えめに書き進めた方が、もっと奥行きのある形に仕上が -
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梅田望夫と平野啓一郎の対談
梅田氏の『ウェブ進化論』により、
ウェブの現状がどうなっているのかを明らかにした業績は大きい。
はてなの近藤社長と同世代の小説家平野啓一郎氏が、対談集。
●ウェブの世界で生活すると言うこと・・・
それが、自分の分身ともなっていること。
バーチャルな世界
●匿名・・・という特殊な世界。
(中国のチャットをみてみると同じように匿名が多い。
匿名にするのは、東洋人の気質かもしれない。
ブログの5つのパターン
●iPOD、グーグル、ユーチューブ・・・などの新しい動き。
情報に対する能動性
私は、ポッドキャストにはまってしまった。
音で、情報を仕入れていく・・・ -
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ここ10〜20年の間に一般人の生活を画期的に変えた発明というのは、インターネットと携帯電話ぐらいじゃないだろうか。テクノロジーの革命が以前と比べ鈍化したか、もしくはその逆かは正直全然わからないんだけど、少なくとも我々の生活様式を大幅に変えるような技術革新は少なくなってきたと言っていいのだろうと思う。しかし、21歳の自分がそれでも下の世代と感じるギャップ。流行とかじゃなくて思考様式や常識のギャップ。それはほとんどこれらの新しいコミュニケーションツールの存在が関与しているように思う。
この本の著者(対談本なので著者と言っていいのかわからないけれど)は二人とも知らない人だったんだけれども、梅田 -
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「ウェブ人間論」とは、紹介した新進気鋭の芥川賞作家・平野啓一郎氏と、「ウェブ進化論」の著者・梅田望夫氏との対談をまとめたもの。両者に共通した関心事である「ウェブ」をテーマにしつつ、とりわけ「ウェブ人間」に焦点を当てて議論が展開する。平野氏が前書きを書き、彼自らがこの対談を提案して実現したことを認めている。
全体的な流れとしては、小説家、表現者としての平野氏が様々な疑問をぶつけ、ウェブ専門家の梅田氏がそれに答えていくというものだ。
デジタルブック等の出現における著作権の問題についても、両者ともに重大な関心を持っている。ことに平野氏においては身に降りかかる切実な問題として捉えていることがわかる -
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平野啓一郎が疑問を投げかけ、梅田望夫が適当にいなすというスタイルで進む対談。
3年以上前に書かれた本であるが、平野の懐疑心と梅田の示す方向性とも、なかなか的確に現在を予測していることにまず感心する。
印象的なのは、趣味の島宇宙にこもることを「現実は結局何も変わらないまま放置されている」と辛辣な眼差しを向ける平野に対し、梅田が「自分としては結構いいなと思ってるんですよ」と呑気に肯定する箇所でありました。
その両者ともに違和感を感じてしまうのは、「リアル」のとらえ方によるものでしょう。島宇宙を現実からの逃避と見るか、現実の延長と見るか、視点は違えど「リアル」の基軸は同じようです。けど例えば -
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購入者:梅村 (2007.6.7)
ビジネスの具体的なヒントと言うよりは、ウェブという第2の社会が存在するようになって、人間はどのように変化し、またこれから変化していくのかという内容の対談を纏めた本です。これからの人の行動心理などに無視できない内容が含まれていそうなのですが、なにぶん平野さんの語り口調が難解すぎて、しっかりと伝わってこなかったのが難点です。
貸出:下司(2007.10.17)返却(2007.10.22)ウェッブ進化論がきっかけとなり著者の梅田さんと作家の平野さんの対談をまとめた本。ウェッブ進化論を読んでから面白かった人はこっちも読んで下さい。
貸出:丸橋(2007.11.19)