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主にインターネットがどう世界を変え,ゆえにこれからどのようにインターネットを使って生きていくべきかが書かれているが,”インターネット”を”AI”に置き換えても概ね成立する内容.
・どんな分野でも学習の高速道路を進めばある程度のレベルまでは誰でもスッと進める.ただしそこで大渋滞が発生していることがあるので,そこで粘るか高速道路を降りてその知識を別で活用するかを選択すればよい.まずは好きな分野でどんどん進もう
・グーグルが成功した理由は,広告産業をどう変えるかという「経済のゲーム」ではなく世界の情報をどう整理すべきかという「知と情報のゲーム」を戦ったから.
・流しそうめん型情報処理.そうめん(情報)は無限なので,食べたいときに食べ,それ以外は流しておく.「無限の情報」と「自らの有限の志向性」を直感的にマッピングする感覚=膨大な情報を遮断せず大切な情報を探し続ける能力=パーソナルカミオカンデ
→信号をキャッチしたら行動に移す.①時間の使い方の優先順位を変えて勝負する②そのためにやめることを先に決める(時間は有限)③長期になりたい自分と短期になれる自分を意識する
・「in the right place at the right time(正しいときに正しい場所にいる)」が人生のすべて.突き詰めて言えば,誰かの心に印象を残し,大切なときにその誰かから誘われる力.そのためには,常識的に,少し積極的に日常を丁寧に生きることにほかならない.
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※感想は、「ウェブ進化論」とセットで記載してます。
直近で読んだ本の中では、最も私を震撼させた本と呼べるかも!?
93 大組織で成功できる人の要素
96 ネット・アスリートに贈る3つの言葉
103 けものみちを1人で生きるコツ
114 正しい時に正しい場所にいる
118 ロールモデル思考法とは何か
143 行動という観点からRM思考法を見る
147 ウェブ時代の知的生産
164 文系のオープンソースの道具
173 英語圏の強さとパブリック意識
187 自分にあった組織選択の基準
209 ウェブ・リテラシー
210 右端
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今。世の中の変わり目であり、そこに思い切って飛び込むことを薦める作品。"ネットに知恵を預けると利子を返す銀行"とは面白い表現だと思う。"Only the Paranoid Survive"(病的なまでに心配性な人だけが生き残る)や"Vantagepoint"(見晴らしの良い場所)等といった興味深い言葉がちりばめられている。最後にnet社会と新大陸(U.S.)に共通項を見出して論じている点は新鮮な考え方だと感じた。
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本書から学んだ点は、以下の三点。1.好きを貫く精神 好きなことを貫き通すことこそ、人生の目的。何かを探求し極めることこそ男(女)の本懐である。ネット社会はそれを実現する手段になりえる。Rubyの開発者まつもとゆきひろ氏はこれの実現者である。 この言葉は、論語の名言「それを知るものはそれを好むものに如かず、それを好むものはこれを楽しむものに如かず」に通じる人類不変の真理である。2.オープンソースの成功の陰に「人生をうずめている人」あり。 emacsの著者ストールマンからも高い評価を受ける日本を代表するハッカー石黒邦宏氏の言葉である。オープンソースプロジェクトを成功と失敗とに二分するファクターが、この「人生をうずめている人」がいるかどうかということ。ビジネスにおいても正にそうだろう。私が尊敬するビジネスパーソンもそういう人だった。3.Only the paranoid survive intelの元CEOアンディ・グローブの言葉。paranoidとは病的なまでの心配性。ゴルゴ13の「俺はラビットだから生き延びた。タイガーだったらここにはいない」を髣髴させる。グローブほどの頭脳の持ち主でさえ、こういうことをプラクティスにあげる。強い精神こそ、すべてに優先される最重要事項である。 本書は間違いなく一級品。ソフトウエア開発者のみならず、ネット社会に適応して、知的好奇心を満足させながら生きて行きたい人にお勧めしたい本である。
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すごく面白い。
高校1年の娘が、高校から進路…大学選択、職業選択の参考にと紹介されていた本の一冊。
「好き」を見つけて育てるための思考法…
「ロールモデル思考法」
「好きなこと」「向いたこと」は何か漠然と自分に向けて問い続けても、すぐに煮詰まってしまう。その答えを外界に求める。
直感を信じて、外界の膨大な情報に身をさらし、「ロールモデル(お手本)」を選び続ける。「ある人の生き方のある部分」「ある仕事に流れるこんな時間」「誰かの時間の使い方」「誰かの生活の場面」など、人生のありとあらゆる局面に関するたくさんの情報から、自分と波長の合うロールモデルを丁寧に収集するのである。
自分の内から湧き出てくる何かが具体的に見えずとも、「ある対象に惹かれた」という直感にこだわり、なぜ自分がその対象に惹かれたのかを考え続ける。たくさんのロールモデルを発見することで、自分の志向性について外側の世界からはっきりとした形で顕われてくる。
↓
「生きるために水を飲むような読書」
「読書」は、「自分の志向性の発見」のための道具
「ブログ」を書く
「ネット上で面白かったサイトにリンクを張りつつ感想を書く」
人や本やニュースなどの情報との出会いの中で感じる「面白かった」という直感
「自分と波長の合う信号を探す」
ブログで記録し続けることは、ロールモデルの引き出しを増やしていく。
「人を褒める能力」=「ある対象の良いところを探す能力」
批判ばかりをすると、思考回路がネガティブになり、自己評価も低くなる。けなす対象は自分にとっての雑音。それにかかわり粗探ししている時間はもったいない。
上記に部分に、すごく共感した。
最近、読書本を読むと、一度の読書で内容を頭に入れるために、ラインを引いたり、メモしたりという方法の本を何冊か読んだが、ピンとこなかった。同じ本を読んでも、人それぞれ、引っかかるところが違う。自分発見のために読書している。本で読んで、「そうそう、そうだよね~」と思うと嬉しくなる。まさに、「生きるために水を飲むような読書」を私はしているのだと思った。
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800字の中でレビューを書くのが難しい本である。
なので、思いつく事を箇条書きにすると・・・
�本書は、良書である。20代後半から30代で出会うといい。きっと何らかの人生や仕事に対する示唆を与えてくれる。(現代におけるスペシャリストとゼネラリストの岐路までとその後の生き方に自信を与えてくれるハズ)
�梅田流「知的生産のすすめ」は、「群集の叡智」への参加と関わりは、主体性と開放性を基本としているので他人事とするか自分事とするかにより自分の成長が規定されるという点が極めて明快である。
�これからの社会を情報共有を前提とした社会と規定することでナリッジマネジメントの手法論と決別した。ネット社会の向こう側に情報蓄積することを強く勧めることにより「群集の叡智」の円滑な推進を意図した。
�ヒトの善性にたって、ネット社会を論じている。(ポジティブなのがいい)
きっと、まだまだ読み込めばあるハズであるが思いつくままでも以上の如しである。
実は、「古い職業」に属する40代も読むといいと思った。
きっと力が出る。
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「Web進化論」より,良書な気がする.
Web進化論の出版からそのフィードバックを得て書いたものなためもちろん前作よりは良いと思うのですが,ウェブが形成した社会での生き方や,必要な能力にフォーカスしているので,とても自分自身にあっていて良書と判断しました.
ネットは個をエンパワーする.すごく印象的な言葉でした.
以下学びメモ!
ロールモデル思考法
自分の志向性をより細かく定義するプロセス
↓
「あり対象に惹かれた」という直感にこだわり、その対象をロールモデルとして外部に設定する
なぜ惹かれたのかを考え続ける。
世に溢れる「人の生き方」や「時間の流れ方」に興味を持ち、それを自分の問題として考える
あることを習慣にするためには、
「気付かないうちに吸い寄せられてしまうほど好きな部分」があること
「やるたびに嫌だと意識してしまうくらい嫌な部分」がないこと
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15年前に書かれた、ウェブによる社会変化の論考。
今となっては当たり前になっていることもあるが、ウェブの本質をついていて錆びない内容も多かった。
羽生さんが発案した「知の高速道路とその先の大渋滞」という概念。つまり、「あなたが望むのであれば、何かについて習熟するためにネットの高速道路をひた走れば良い、ただし、一定レベルになるとその先には大渋滞が待ち受けている」というのは的を射ている。
とくに、この本が書かれた15年後である今は、YouTubeなどの各種プラットフォームで容易に情報収集できる時代になった。ある程度のレベルまでは無料で先人の知恵を参考にしまくることが可能だ。問題はそのあとで、高速道路をひた走った先で頭一つ抜けるには「大渋滞」が待ち受けていて、かなり大変ですよということと、大渋滞を避ける場合は自分オリジナルな「けものみち」を進むことになるよ、ということ。筆者は早々に「けものみち」を行くことを選んだ。自分なりの「けものみち」の選び方も参考になった。
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2007年出版
没頭-群衆の叡智-オープンソース
人生の幸福とは「好きを貫いて生涯を送ること」
In the right place at right time.
多様なロールモデルを見つける。どこに惹かれるのか吟味する。時間の使い方の優先順位を変える。やめることを先に決める。短期的に「なれる自分」を積み重ねる。
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「道を聞かれた時に、知っているのにわざと違う道を教える人はほとんどいない」
「学びたいと思い一生懸命質問してくる子供を前に、わざと間違った方向に導く人はほとんどいない」(P80より)
「文学志願者への忠告を求められて菊池寛氏がこう書いていた。これから小説でも書こうとする人々は、少なくとも一外国語を習得せよ、と。当時、私はこれを読んで、実に簡明的確な忠告だと感心したのを今でも忘れずにいる。こういう言葉をほんとうの助言というのだ。心がけ次第で明日からでも実行が出来、実行した以上必ず実益がある、そういう言葉を、ほんとうの助言というのである」(P208 小林秀雄「作家志願者への助言」より)
この「簡明」には欠けるが「自らを助くる」には有用な内容
怠け者には有用でないからたぶん
「為せば成る 為さねば生らぬ 何事も」為さぬは人の人が故なり
多くのひとは正しいかを判断することを放棄し煽り挫く
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"ウェブ時代となった今をどう捉えて、生活をしていくべきなのか?
ウェブリテラシー身につけることもその一つ。ウェブリテラシーとは・・・
1.ネットの世界がどんな仕組みで動いているのかの原理を相当詳しく理解する。
2.ウェブで何かを表現したいと思ったらすぐにそれが実行できるくらいまでのサイト構築能力を身につけている。
3.「ウェブ上の分身に金を稼がしてみよう」となれば、手をさっと動かし、あたらしい技術を取り入れ実験ができる。くらいバーチャル経済圏の仕組みを理解している。
4.ウェブ上にあふれるあたらしい技術についての解説を読んで独学できるレベルまでITやウェブに対する理解とプログラム能力を持つ。
このレベルにいくには相当勉強しないと到達できそうもない。"
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この世にこの人がいて良かったとおもう
高速道路とけものみちの概念とか
知らなかったら、けものみちサイドのぼくはきっとわけがわからずカモになりつづけることになる
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9年も前に出された本 だが、自分にとっては十分満足いく内容だった。
「高速道路」と「けものみち」のたとえも興味深く読めた。”群衆の叡智”の考え方は十年前に言われていた“ウェブ2.0”の考え方だ。
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本書では、実際に自分のやりたいことを突き詰めて、新しいみちを歩み、それが結果としてあたらしい職業を作り出した例が紹介されている。その幹となるものは本人の考え方なのだが(本書では、ロールモデル思考法を紹介)、ウェブ時代はそのような生き方を可能にした。
その一言を引用すると、「ネットは個をエンパワーする。」
これは、決して就職を迎えようとする若者だけに向けた言葉ではない。いまを生きる全てのひとに向けて筆者は問いかけているのではないか。
「いまは、もうこんなことができる世の中だ。さて、あなたは、けものみちを歩く意思があるか?」と。
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「ウェブ進化論」の続編ということでもないのかも知れないが.
あれからたった1年半しか経過していないのにGoogleの新たな動き等激しい変化を補足している.
「ウェブ進化論」ほど衝撃的な発見は多くはないが,新たな知識の整理にはなった.
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インターネットさえあれば
地理的、時間的、経済的など色んな障壁に囲まれていた人が
同じ土俵に立つことが出来る。
冷静に考えると凄いことだな。
冷静に考えるとしばらくは英語主導だよな。
ということは、日本語のWebだけ見てても
大きなウネリは見えていないのかもしれない。
そんな気持ちになりました。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
現代は、江戸から明治に匹敵する「時代の大きな変わり目」だ。
ウェブという「学習の高速道路」によって、どんな職業の可能性がひらかれたのか。
食べていけるだけのお金を稼ぎつつ、「好き」を貫いて知的に生きることは可能なのか。
この混沌として面白い時代に、少しでも「見晴らしのいい場所」に立ち、より多くの自由を手にするために-。
オプティミズムに貫かれ、リアリズムに裏打ちされた、待望の仕事論・人生論。
[ 目次 ]
序章 混沌として面白い時代
第1章 グーグルと「もうひとつの地球」
第2章 新しいリーダーシップ
第3章 「高速道路」と「けものみち」
第4章 ロールモデル思考法
第5章 手ぶらの知的生産
第6章 大組織vs.小組織
第7章 新しい職業
終章 ウェブは自ら助くる者を助く
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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ウエブ進化とは「経済のゲーム」ではなく「知と情報のゲーム」のパワーで私たち一人ひとりの心の在りように変化を促していく。「もうひとつの地球」の本質はそこにある。オープンソース的な人との関わりあい方に代表される強欲資本主義とはかけ離れた新境地は地球人類の救いなのか。今後の展開を止めることは出来ないと強く感じる。
「ビルゲイツが私財を投じて世界の不平等の是正に取り組む新しい仕事をするのだと本気で語り、富豪番付世界第二位のウォーレン・バフェットが自らの財産の大半をゲイツ財団に寄付した。世界全体を動かしている政治や社会のシステムは、ゲイツは不合理で非効率的で壊れたものに見える。」この文章につづき世界の難題の解決にネットが本格的に利用される時代と小見出しがつづく・・ネット関連本で久々に胸のすくような明るい未来をみた。
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これからの未来にとても大きな希望を持たせてくれる、前向きな本だった。
筆者の前著の「ウェブ進化論」が現状分析に重点を置いていたのに対して、この「ウェブ時代をゆく」は、この環境下でどのような働き方をするべきなのか、という極めて実践的な内容になっている。
福沢諭吉が「西洋事情」と対にして「学問のすすめ」を書いたとすれば、梅田氏は「ウェブ進化論」と対にして本書を書いたのだといえる。
将棋棋士の羽生さんが言う、「学習の高速道路理論」は、「インターネットによって誰もがものすごいスピードで、ある地点までは到達することが容易になったけれども、その先には大渋滞が待ち構えている」というものだった。
そのような時代に、梅田氏が提唱するのは、修練を重ねてその大渋滞を真っ向から突破する「高く険しい道」を突き進むか、高速道路を下りて前人未到の「けもの道」を歩くか、という2つの選択だ。
それぞれの選択について、今の時代には、「個人の力」や「小さなコミュニティの力」でどこまでのことが可能かということが、具体例を豊富に交えて語られている。
また、本書では、ベンチャー企業や中小企業で働くメリットだけでなく、大企業のメリットも語られていて、どういう人材が大企業に向いているか、ということも詳しく考察されていて、その点も、多くの人に客観的に自分の生き方を考える材料となるだろうと思う。
良い本というのは、ただ現状の観察に終始する本ではなく、読者が今何をすればいいかを示唆し、実際に行動を起こすモチベーションを与えてくれる本だ。その意味で、この本は、まれに見る良書だった。
検索エンジンの構築過程で「広告費の価格設定」における「根拠のなさ」というビジネス上の大鉱脈に、グーグルはぶち当たった。依頼「存在理由」をスケール大きく追求していくための原資を得るべく、広告産業の覇権を希求するようになった。そう考えるべきなのである。(p.42)
私は「オープンソース・プロジェクトも、成功するものと失敗するものがあるよね。その差は何だと思う」と尋ねた。「成功するかどうかは、人生をうずめているやつが一人いるかどうかですね」と彼は端的に答えた。(p.66)
私も、外部からの投資を受けず、公開や企業売却も全く考えず、会社は自分が「好きなこと」を「やりたいように続けていく」ための枠組みであって、それ以上でもそれ以下でもない。「こうすれば成長できるかもしれない機会」という可能性は、スモールビジネス・オーナーにとってそれほど重要な要素ではないのである。(p.75)
荒唐無稽ながら私はホームズにおける何がいったい自分へ強い信号を発しているのかを徹底的に自問してみることにした。その結果見えてきた自分の志向性とは、「ある専門性が人から頼りにされていて、人からの依頼で何かが始まり急に忙しくなるが、依頼がないときは徹底的に暇であること」だった。(p.122)
極端に言えば、学生に向かって「おい、誰かきちんとこの講義を録音・撮影して、ネットで公開しておいてくれ」と言うだけで、収録は学生が手持ちの機器に、公開は「iTunes U」のようなプラットフォームに「ただ乗り」できる。世界中の学校が講義を収録して公開しようという意思さえ持てば、MITのように大きなコストをかけずとも、瞬時に公開内容をネット配信できるインフラが整ったということなのである。(p.150)
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2020年に読んで、2007年にこれだけの示唆を込めて書けていたのはすごいと思う。
10年以上前の書籍なのでもちろん一部内容は今更感はあるのは仕方ないが、4章の「ロールモデル思考法」や6章の「大組織vs小組織」あたりは、自分の好きなこと、向いたこと、やりたいことの見つけ方や考え方が学べるため、時代に左右されず普遍的に参考になるような内容。
その他は、もしWEB2.0の頃の話を読みたければおすすめ。(私は読み流したが)
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インターネットの登場によりこれまでと違った働き方、生き方の可能性が拡がった。この時代のウェブと社会との関係、会社などの組織との関わり方などについて著者の経験も交えて紹介している。
向こう側の世界で今何が起こっていて、それがこちら側の世界にどう影響を与えているのか、数多くの実例を挙げながら説明しているためわかり易い。
『ウェブ進化論』の完結篇という位置付けになっているが、本書から読んでも問題ない。
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働くということから、人生をどう捉えるかという視点まで現代に生きる社会人ならば考えていく必要のあることをウェブの持つ力(増幅器)というものを一つのキーワードとして考えていく。
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好きを見つけて育てるための思考法(142ページ)
1.時間の使い方の優先順位を変える
2.やめることを決める
3.長期のなりたい自分と短期のなれる自分を意識すること。
けものみちとは、自己ブランディングと言えそう。みんなが進む成功の道から外れて、自分の個性やスキルなどを組み合わせて自分だけの価値を出すこと。個人のコモディティ化だけは避けないといけない。
これは、ウェブがあるからこそだと。
自己発信できるし、世界の知にアクセスできる
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同著者の「ウェブ進化論」の続編だが、内容はどのように働き、生きるかというテーマ。
これから就職を向かえる学生などに読んでもらいたい内容である。
好きなことがあればそこに特化して生きていけるのがウェブ時代とある。
だが、何が好きか分からない人はどうすれば良いのだろうか?
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なんだかんだこの方の文章は好きです、はい。
しっかり読めば、ネット上に溢れかえる梅田批判の一部は的外れだって分かる。
(けものみちの部分は逆にツッコミたいが…!)
けものみち/ウェブ・リテラシーを持つ/勤勉性