六七質のレビュー一覧
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購入済み
貸本屋さんっていうけれど、第1話では、貸本屋さんっていう特長が生かされている感じはしないです。これから貸本屋とう立場で妖とどう関わっていくのか、楽しみです。
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Posted by ブクログ
妖たちの住む世界幽世。香織はそこで貸本屋を営む養父の東雲と暮らす人間。幼少期に幽世に迷い込み東雲に保護され育てられた香織は幽世の住人として日々を過ごしていた。ある日、妖しかいない世界に傷つき倒れた人間の少年が現れる。
文章は読みやすくスイスイ読めるが、ストーリーとしては微妙だった。主人公は幽世の住人で身体は人間、中身は妖と自称しているが現実は中身も人間ということに悩んでいる。悩んではすぐ吹っ切れて、悩んでは吹っ切れての繰り返しで悩みの重さが感じられない。そして、甘やかされて育ったせいか二十歳なのに言動が子どもっぽく浅はかなのだが、稀人として特別扱いされていて許されているので共感出来ない。それならば、水明の方が共感出来る部分が多いと思った。そして、たくさんの妖が出てくるが妖らしさが見た目でしか表現されていない。それぞれの特徴を活かしての戦う描写もない。みんな優しく、みんな親切なので、中身はみんな人間と変わらない。それが香織が根本が違うという悩みの深さを浅くさせていたと思う。全体的に薄っぺらい印象を受けた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレその昔、天が王の証として四つの玉を与え、地上に四つの王国が生まれた。
【天下四国】を舞台にした中華風ファンタジー。
そのうちのひとつ、南の徐国の王は、反乱軍に攻め滅ぼされる間際に譲位の儀式を行った。
優れた資質を持つ幼い王太子・寿白は、天の使いである天令の立ち合いのもと、王の証・王玉をその胸の内におさめ、徐王となって王都を脱出。
苦難の末、生き延びるため飛牙と名を変え、口八丁手八丁の優男となった寿白は、徐に戻ってきた。
“王の務めを果たさないのなら王玉を天に返せ”と主張する天令・那兪を伴い、荒れ果てた王都へ向かう。
『裏閻魔』が良かったので、おぉ、こんなの書いてたんだ!と喜んで手に取った。
中華風ファンタジーといえば『十二国記』や『彩雲国物語』などの傑作が既にあるので、新鮮味は正直それほどでもないが…
飛牙をはじめ、堕天令の那兪、黒翼仙となった裏雲たちの、それぞれの思いに囚われ、思い悩みまくるキャラクターには魅力がある。
これから他の三つの国を巡る旅の物語になるのだろうけれど、国ごとの特色や飛牙の持つ獣心掌握術が物語の中でもっと活きてきたら、面白くなってくるかも。