田内志文のレビュー一覧
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1作目より,よくできている~おとぎの国のフェアリーマザーの血を引くアレックスとコナーの母親に求婚しようとしているのは母が勤めている病院の医師でボブという名だ。犬で丸め込まれてボブの応援をする気になった二人が,母親の帰りを待つが,いくら待っても帰ってこない。お祖母ちゃんからの知らせは,死んだはずの悪の魔女が生き返って,復讐のために,魔法後継者だと勘違いして,二人の母を掠っていったらしい。アレックスは祖母の小屋に辿り着き,沼の絵の前で祈りを捧げ,心配で跡を追ってきたコナー共々,ドワーフの森の池に墜ちたことを悟った。フロッギーと再会し眠れる森は悪の手に落ちたこと,他国も同様の危機の縁にあることを知る。赤ずきんとフロッギー,ジャックとゴルディロックス,ジャックが盗んだハープと共に最悪の敵の宝を集めて,無敵の杖をつくることにして,気球で冒険の旅に出る。雪の女王の杖,シンデレラの継母の結婚指輪,海の魔女の宝石などを合わせて,アレックスはアナザーワールド生まれの悪の魔女に立ち向かうが,彼女からプライドを奪ったが,考え直して思いやりをむけることが一番だと気づく。シンデレラの継母と義理の姉を連れ,母と義父のボブとコナーは帰ろうとするが,アレックスは後継者として残る。物語は終わりそうもない~けど,思春期直前の子を持つ母親の再婚って,アメリカ的だね。うまく行くと良いけど
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ネタバレ学校の課外授業と言うか、遊びに行くでもなく費用を自分のお小遣いからって世知辛く感じだけどそう言うものなのかな。
魔法の押し売りをしてくるアレックスにかなりイラついてしまった。こんなキャラでしたっけ。環境の変化とプレッシャーですかね。大切な寓話的描写として見れば必要なのでしょうが、はやくスッキリ反省してもらいたい!
ゴージャス過ぎるフェアリーゴッドマザーの部屋って言うのが、脳内でどうにも悪趣味に膨らんでしまった。真紅の薔薇色の雲のせいか、鳩のせいか宝石か。簡素でお茶目なお婆ちゃんの方が魅力的に感じるなぁ。
やはり私はレッド推しですね。素直でかわいいし、時々含蓄のある良いこと言う。多少わがままでもそこがまた素直で好きです。
レッド→リア・ミシェル
ゴルディ→ナヤ・リヴェラ
モデルと勝手に思ってます。
しかし、レッドもゴルディロックスもブロンドですよね。アレックスはどうだったかな。
そう言えば段々とピーターズ先生も好きになってきました。脳内では『ブラックリスト』のミスターキャプランを演じていたスーザン・ブロマアートで再生されてます。筆者のイメージはマグゴナガル先生かも知れませんが。
ルーク、第一印象は見下した態度の若者、だったのですが、お散歩デートの様子を見る限り、良さそうな少年ですね。対するブリーはどうでしょうか。まだわかりません。ミステリアスでクールな女の子。現段階では移入するに足る情報不足です。
コーネリアスは可愛いですね。『ラプンツェル』のマキシマスを彷彿とさせます。それよりもふとっちょで愛らしい。そしてレッドの拾ったクロウディアスもすくすく育ったようで。他の狼は人の言葉を話してましたが、クロウディアスは違うみたいで、そこが個人的にポイント高いです。
ヴィランは今回もまた恋でおかしくなってしまった女性のようですね。そう言えばこれまでのところ、ヴィランは女性ばかり? 狼たちがヴィランに含まれるならアレは雄かな。
「ならばよかったよ。」ってコナーが言うかな……。つまらないことですが、細かいところが引っ掛かります。この辺りからちょっと疲れが出たのか誤字発見。キャラクターの台詞は人物像をリアルに思い描く上で重要なので、実は地の文よりもうまく拘って翻訳してもらいたい部分です。
英米が飯マズネタでお互いを揶揄しているのを見かける度に、奇妙な気分になります。別にいいんですけど!
それにしたって、引率の責任がありますし、ピーターズ先生が二人をそのままにして帰るはずないと思いますが。少なくとも警察に届けますよね。何もせずそのまま帰って来ました、なんて親御さんに顔向けできませんし。先生が不憫。
ライオンかわいかった。実際画像見たら本当に情けない顔してましたね。かわいい。
だんだんブリーのキャラクターも浮かび上がってきましたね。脳内ではゼンデイヤに置き換わってます。
そして、国内から出たことのない身からすると、海外の移動情報がうまく想像できず。ロンドン⇔パリって電車で行き来できるんですね……。距離感とかも感覚がないので不思議な感じ。二時間の距離なのか……。
1枚200ポンド……一人29,000円くらい。交通費凄いですね。恐ろしい……。義父もびっくり。
他人の金でファーストクラスを要求してくるブリー……やだな……。しかもコナーの義父のお金なのに……。
パールおばあちゃんと金庫、わくわくしますね。
お茶目な老人キャラと宝の山は児童書に必須なのです。
ブリーは詐欺師紛いのキャラクターでは無いですか?
この手口、オーシャンズ8かな、と思ってしまいます。
オーシャンズ8はスカッとする映画ですけど、14歳の子が、と思うとなぁ。ゴルディと言い、若い内から罪悪感を喪ってしまったキャラクター、苦手かも知れません。
またしても魅力的なキャラクター、エメリッヒ。最初は不遜で生意気な子かと思いましたが、物凄くかわいい子でしたね。
レッドに女王でいて欲しいと言っていたものの、ボーピープの本性は伝えない。私が14歳くらいの頃は、仲良しに肩入れしたものですが、流石は妖精評議会の一員になっただけのことはありますね。
ピノキオ監獄にて、マルキ将軍の言葉“フランス語”=聞いたことのない言葉とありましたが、おとぎの国の人々はアレックスやコナーと同じ、英語を話すんですよね。となると、マルキ将軍は英語で演説を打ったのかな。何故200年前のままそこを突き止めて、英語なら通じると思ったんだろう。ドイツ語と思っているならわかるんですけど。グリム兄弟が案内したわけですし。それとも逆に、おとぎの国の住民はフランス語だけわからないのか? こう言う細かいところがモヤモヤするんですよね。
物語も終盤に差し掛かり、レッドの中に革命の炎が興りましたね。暫定一番の感動シーン。やっぱりレッド好きだなぁ。生き生きしている。
エルフと言うと、指輪物語版や国内ゲームのようなスラっとした姿を思い浮かべますが、本作のエルフは英国の伝承や、サンタクロースの手伝いをしている方に近いイメージなんですかね。小人、みたいな妖精? 女帝だけは前者のようですが。何となく木製の人形劇用人形を思い浮かべてしまいます。
ハジェッタは何となく、gleeでエマを演じていたジェイマ・メイズで脳内再生。ここへ来て赤毛キャラが! しかし暗い赤、なので赤毛と言うよりは染髪している系の色かも。
さて、本作では善人が善人、悪人が悪人、とシンプルです。それが児童文学ならではのある種安心感を生んでいました。そんなことを思っていた矢先に。
実は海外サイトで最終巻までの簡単なあらすじと登場人物紹介をチェックしていたので、ある程度ネタバレ済みだったのですが、何故だろう? と思う部分がありまして。その答えが出ました。第26章で。まあ、自分が同じ立場だったら、と考えると一方的には責められないか。
招集の魔法は何故いとも簡単に成功したのか。そのプロセスが曖昧に感じましたね。双子が力を合わせたら妖精の国の誰よりも強いと言うことなんでしょうか。絆があるから? 血の力? みんなで力を合わせて、とかならまだ納得いったかも。あの時点でコナーの信じる力は弱かったと思うんですけどね。
そして、コナー配した布陣は大陸軍を逃すまいとした布陣ですよね。でも結局後退を許している。いいのかしら。
おとぎの国から地上への扉さえ開いていれば、200年の経年をまざまざと見せつけられた将軍はさっさと戦意を喪失してたのでは? と思うと設定に殺されたと言っても良いでしょう。そうでなければあっさり話は終わってしまったでしょうしね。現代の技術・兵力を持ってすれば、あっという間に終わっていた気がする。おとぎの国の方が時間の進みが緩やかな分、順応できたところも大きいでしょう。
しかし将軍が咬ませ犬と言うのには変わりありません。真打ちは仮面の男ですもんね。
大陸軍の兵士達は無条件で囚人なんですね。従事していたこと自体が罪、なのでしょうか。一人一人はただの人間だと思いますが、どうやって裁くんですかね。この世界の罪人は牢に幽閉されるだけなのかしら。
レッドとフロッギーはとっくに婚約しているものと思って読んでました。逆にあの動揺に驚き。最早レッド目線。
ラストは盛大なクリフハンガーでしたね。3ヶ月に1冊刊行しているので、次は4月かな?? レッドの幸せとエメリッヒの活躍に期待。 -
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「めでたしめでたし」のその後は。
物語の大好きなアレックス、授業はつい居眠りしてしまうコナーは双子のきょうだい。お父さんを亡くし、お母さんは忙しく、寂しい思いをしていたが、12歳の誕生日におばあちゃんからもらった『ザ・ランド・オブ・ストーリーズ』の本の中に吸い込まれて――。自分たちの世界に帰るため、おとぎ話の登場人物たちと、時に戦い、時に助けられ、二人は冒険の旅に出る。向こうの世界に隠された秘密。皆が知っている童話の主人公たちのそれから。二人が最後に得たものは。
映画化がすでに決定しているらしいけど、確かにファンタジー映画になっていそうな話。ディズニーの実写版のイメージかな。わくわくする物語で、ややご都合主義な気もするけれど、楽しく読めた。映像が次々と思い浮かぶ一方、ノベライズみたいに思えてしまうことも。
童話の「悪役」に物語を与えるのは、マレフィセントなどでもおこなわれている。こういう解釈は現代の流れか。最初の教室のシーンで、子ども用に改変された童話しかしらないことに対する批判の物語かと思ったが、あまりそこはくどく感じなかった。むしろキャラクターを下敷きに、二次創作をおこなっている感じかも。著者はきっと童話が好きで、それを皆にも伝えたい、という思いから書いたのかな、と思わせるような話だった。一応完結しているが、続きもあるそうで、読んでみようかな。 -
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ネタバレLoS
読み慣れたのか、1冊めのような翻訳に対する読み辛さのようなものはかなり薄まりました。
序章。
“眠れる美女”と言うのが名前で良いんでしょうか。この名前が繰り返し呼ばれているのには違和感しかないのですが。名前に関しては日本語に訳さなくても良いのでは……。
ハリポタ形式に1巻ごとに1年、のようですね。
13歳になった主人公。日本と違って学校は同じままなんですよね。この辺りの学年のことが未だによくわかっていない私です。
昔から海外作品に触れると、未亡人、寡男が私の感覚からするとすぐに新しい恋を勧められるなぁと思うのですが、人生は短いから幸せになるべき、愛は永遠、そう言う美学と言うか感覚なのですかね。ママの幸せのためと受け入れて、喜べる双子は私よりずっと大人に思えます。
いやほんとに、本人達が決めること。それはそう。でもできれば私は親しくなっていく過程を最終巻までに描いてもらって、そして最終的に再婚する、と言う展開が良かった。個人的な話です。心の準備がね、双子以上に必要でして。
だってまだボブと言うキャラクターについて何も知りませんから、移入できてませんもの。好きになる時間が欲しい。段階を踏んでキャラクターを知りたい。
校長室でのシーンやコナーの才能に関する描写は、著者本人のことを書いているのかな、と言う印象がとても濃いです。全編通して双子のモデルは著者自身なんでしょうが。その中でも特に。そう思うと胸が熱くなります。ちびまる子ちゃんが漫画家を夢見るのと同じように。
マザーグース登場から段々と気分がのってきました。脳内で映像と声が再生されるようになってくると、途端に読みやすくなります。
ワンスアポンでのご贔屓キャラ二人目、ルンペルも登場。
いやはや、この作品の中の彼は善性が強そうですね。新しい見方ができそうです。
あれ?フロッギー、ちょっとだけ口調変わりました??王子だとバレたからかしら。
多分、赤ずきんは嫌われ者のキャラクターなんでしょうけど、私はどうも憎めないんですよね。おバカ可愛いと言いますか。多分、コンプレックスの塊だと思うんですよね。そこが愛しいです。押しに弱いところも可愛くないですか?
海外では赤ちゃんは早いうちから別室で寝かせるもの、と言う知識はあったのですが、ちょっと調べてみたところ、世界の9割は添寝派らしいですね。文化の違いとは言え、昔々からそうなのでしょうか。少しきになるところ。
あと、王子たちの名前とその妃がなかなか覚えられない。
ラプンツェルだけは別の家の人なんですね。
エズミアとの出逢いを語るfgmの語り口調がちょっと不安定かな。やはり細かいところが気になるものです。
本作は説明台詞が結構長いんですよね。なのでより一層。
いや、みんな自分語りしますね。児童文学だし、まあ良いかな。それでも語るなぁ。物語の世界だからと思えば不思議もないのか。そしてエズミアの恨みはまた、筆者の経験から出た言葉でしょうか。前作もそうでしたが、著者自身の言いたいこと、ストレートに書いてますね。
前作でも本作でも、動機は恋愛絡み、愛、嫉妬からの酷い仕打ち。エズミアの怒りはどうにも幼稚と言いますか、子どもっぽく感じます。魂はfgmに拾われた時の少女のままと言うことかな。赤ずきんを見習って欲しい。
すっかり赤ずきん贔屓になってるので、ジャックとゴルディには逆に厳しめになってしまう自分がいます。よくよく考えたら悪いの赤ずきんなんですけど。
そして、ジャックの豆の木って、前作でジャックも日課のように切り倒してませんでしたっけ??赤ずきんの場合は根っこから引っこ抜いたと言うことなのかな。
あれ?
そう言えば行商人て、トロルとゴブリンから双子を守る為に自分を犠牲にしたんじゃなかったですっけ。コナーが妖精院に苦言したことでまた奴隷解放の流れになったんだったかしら。
アレックスの言う学校の女の子たち、ついリアとナヤの顔が浮かんでしまいました。不仲説が有名ですからね。
そして、盗みを正当化することはできませんよね。たとえパンひとつでも。アラジンでもそうなんですけど、パン屋さんからすれば損失ですし、一人に許してしまえば規律は崩壊します。それでも主人公でないだけで、向こうが悪者のように描かれてしまうのは気の毒。食べる手段は盗む他にも何かあると思うのですが……。逃亡犯と言えども。
うーむ、認めないわけにはいきませんね。赤ずきんがお気に入りのキャラだと。こう言う子好きなんです。かわいい。良いやつじゃないですか、おバカだけど。高田 由美さんの声で脳内再生されます。何となくではありますが、赤ずきんがリア、ゴルディがナヤをモデルにしているのでは、と思ってしまいます。
ところでフロッギーことチャーリーって王子ですよね。
友達とは言え、ジャックは飛空挺の仕事を軽々申し付けたりできるものなんでしょうか。ちょっと気になりました。チャーリーの方がその様に接してくれと望んだのかしら。
愛する人だからとは言え、赤ずきんなら差出そうと言うのに、ゴルディが身代わりになるとなった途端猛反対するジャックって結構酷くないか。やはりどうしても私は赤ずきん派です。
22章で急にまた日本語訳が読み辛くなってきたような気がします。エズミア。その怒り。やはりどうにも陳腐に思えてしまう。悪の素質とはそう言うものなのかも知れませんが。それに巻き込まれる人々はたまったもんじゃありませんね。
ルンペル。泣けます。家族の望む自分。gleeでもよく取り上げられていたテーマですよね。LGBTの話題なども多かったですし。人類不滅のテーマと言うか。道を誤ってしまったのは確かですが。悲しいです。
私は幸せな人生を送ってきたらしく、本作の結末に共感ができませんでした。私はドロシー、アリス、ウェンディ、ルーシー側の人間なのです。お家が一番。家族が一番。母親がそれを選ばせるとは。どうやって世間に説明するのでしょうか。おばあちゃんが魔法でどうにかしてくれるのかしら。
学校の勉強もないと思うと、勿体ない気がします。せめて高校まで履修していたら、御伽の国でも何か役に立つのでは、と。おとぎの住民にはないひらめきがアザーワールドの日常にあるのでは、と。
ともかくまだ物語は続くようですので、追いかけたいと思います。