沼上幹のレビュー一覧

  • 組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために

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    一橋大教授で経営戦略・経営組織・経営学方法論等を専門とする沼上幹の新書。現実的・本質的な実践を念頭に会社組織構成について基本的な考え方と、日本社会において起こりがちな組織腐敗の事例とその対処の基本的理論を紹介している。これを読むことで、一般的な組織構造の意義と、陥りがちなミスや腐敗への対処法を学ぶことができる。また経営者側の立場に寄り添って組織戦略の考え方を書いているため、いち従業員の立場で読むと観点の違いをよく知ることができると思う。

    一旦読んだが、咀嚼しきれていない。
    「官僚制」は批判されるが、組織で価値を生み出すための基本構造であり、官僚制の腐敗は憎むべきだが、官僚制の基本的な構造自体

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    2022年03月22日
  • 組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために

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    事象が言語化されている、という意味において気付きもあったけれど、課題に対する改善方法に膝を打つようなものが見つけられず、少しモヤモヤが残った。
    自分にとっては、学問的な考察を学ぶよりも、現役の経営者の考え(判断基準や直観の用い方)を知る方が役立つと思った。

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    2022年03月03日
  • 組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために

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    フリーライダーのとこはおもしろかった。特に、フリーライドを上回るメリットを感じられれば、この問題は克服できるだろうなと思い、一次的にはWG、二次的には別の策を考えていかないとないと思った次第。

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    2021年10月15日
  • わかりやすいマーケティング戦略(新版)

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    初版は2000年とのことなので、かなり時間が経ってますが、マーケティングの基本を学ぶには良い書籍でした。
    ミシュランがパリ郊外のレストランを紹介するガイドブックを作ることで、郊外へ出かけるようになり、車のタイヤの減りが早くなるとは、なかなか面白い視点でした。
    また、なぜ人は働くのか、人間は意味のないことはやりたがらない、自分たちの行っている活動が単に目の前の競争相手に勝つことだったり、納期に間に合わせることだけだったら、数年のうちに人間は疲弊し切ってしまう。会社にカネを儲けさせるためだけだったら、社員のやる気はなくなってしまう。
    【マーケティングの基本4P】
    1.Product(製品)
    2.P

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    2021年07月27日
  • 組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために

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    久しぶりにビジネス書を読んだ。本書では、典型的な組織を検討対象とし、それらの特質を了解した上で、よりベターな体制に整備できるよう、構成員自らが主体的に考えるためのケース群が紹介されている。大学の組織は、設置者を問わず基本的に官僚制組織なので、第1章の内容は参照しやすく、読者が持つ課題に引き寄せやすいだろう。第3章の組織改編のための視点はこうだ。①メンバー固定・組織構造変革、②組織構造固定・メンバー変革、③メンバー変革・組織構造変革の3点を、現実に照らし合わせを考えることが求められている。第5章の組織におけるフリーライダー説は、多くの大学に何人かはいるというイメージがなんとなくある。自分は特に何

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    2019年08月18日
  • 組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために

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    奇妙な権力(キツネの権力)と組織の腐敗について詳しく書いてある。組織タイプや分業、調整については、同著者の別書「組織デザイン」の方が詳しい。

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    2018年07月19日
  • 戦略分析ケースブック Vol.3

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    6章の日立の全社戦略分析はよかった。
    4章のホンハイの分析は全体としてありふれた分析だったが、
    最後の利益率低下の一因を労働生産性の低下に求め、その労働生産性低下の要因として、売上成長に応じて急速に増えた従業員数とそれによって追加的に必要な管理職者数とのギャップが生じたこと(span of controlが一定だと仮定すると、短期間に1万人以上の管理者を養成・調達しなければならない)だとする仮説は面白かった。

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    2013年11月28日
  • 戦略分析ケースブック

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    1章と5章のみ読んだ。
    1章はプレモルとハイボール(サントリー)のマーケティング戦略の分析で他の人もレビューしている通り学部生のレポートレベル。
    5章の京セラの全社戦略の分析については非常に洞察に富んだ分析だと思う。
    京セラのSBUをPPMで分析し、そこからセオリーとは違う動きに着目し、それが戦略の失策なのか、それとも戦略的意図があるのか、あるとすればどのような戦略なのか、というところまで分析・仮説の提示がなされており、大変勉強になった。

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    2013年11月30日
  • わかりやすいマーケティング戦略(新版)

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    戦略論の研究者が書いただけあって、マーケティングそのものよりも戦略論寄りの内容となっています。この本に組織論とポジショニング論、RBVあたりを加えたら、戦略論の入門書として成立してしまいそうなくらいです。

    一方で、消費者とのインタラクションとか、いかにもマーケティング的な話はあまりありません。企業と消費者とがどのような関係を築いていくのか、といった問いは、マーケティングでは欠かせない論点ですから、このあたりは他のテキストで補う必要がありそうです。

    …と考えると、マーケティングのテキストとしても、戦略論のテキストとしても、位置づけの中途半端さがどうしても残ってしまいます。あえて言うなら、戦略

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    2011年11月04日
  • わかりやすいマーケティング戦略(新版)

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    東大経済学部の「経営戦略」の内容をほぼカバー
    ということをテスト後に気がついた

    体系的に書かれており、具体例も多く理解しやすい一冊

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    2010年08月05日
  • わかりやすいマーケティング戦略(新版)

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    マーケティングについての入門書。
    STP、4P、製品ライフサイクルなど、
    基本的なマーケティング理論を、
    タイトルどおり戦略という視点から説明している。

    マーケティングの教科書として、
    とてもわかりやすい作りだと思う。
    最初に読む1冊としてオススメ。

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    2010年03月25日
  • 組織の<重さ>―日本的企業組織の再点検

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    最近の仕事ではお客様の組織に関する課題解決をお手伝いすることが凄く増えているのですが、合理性にかける課題が多いと感じていて、本書を買ってみた。

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    2009年10月07日