田中一弘の作品一覧
「田中一弘」の「組織の<重さ>―日本的企業組織の再点検」「「良心」から企業統治を考える―日本的経営の倫理」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「田中一弘」の「組織の<重さ>―日本的企業組織の再点検」「「良心」から企業統治を考える―日本的経営の倫理」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
伊丹氏の教え子ということで本書を知って手に取ってみた。
本書の主張は
・現在のコーポレートガバナンス(CG)は性悪説をベースにした飴と鞭の施策を体系化したものであり、そこに違和感を感じる
・日本はCGが弱い、と言われるが、世界と比較してもそんなとんでもない暴走などは起きていない
・日本は今のCGとは異なる企業統治が従前より行われていて、それが「良心」を基にした企業統治であった
・今後も日本はこの良心を基にした企業統治を推進すべき。そのために
ー良心を育てる
ー良心を拡げる(会社だけでなく取引先、ステークホルダー、社会、国、世界を基準に物事が考えられるように日々精進)
といったことを経営者はしっ
Posted by ブクログ
組織の重さと諸要因の関係を科学的に把握するための貴重な研究。
ミドル層へのアンケート調査をもとに定量分析を行っている。
参加企業はプロジェクトに賛同した計18社。BU数は107。
組織の重さを
①過剰な「和」志向
②経済合理性から離れた内向きの合意形成
③フリーライダー問題(口は出すが責任は取らない人、決断力の不足)
④経営リテラシー不足
の4つの変数から推定。
因子分析にかけて①②を「内向き調整志向」変数、
③④を「組織弛緩性」変数として組織の重さを計測する。
本研究の一番のインプリケーションとしては
機械的組織と有機的組織、
縦横における公式と非公式の繋がり
これらがバランス良く設計さ